みなさんこんにちは、櫻井です。
土曜日は「リアル・マーケット・アナライズ 2013 夏の陣！」がありました。
大盛況に終わり、投資家の皆さんの関心がどの辺りにあるのかも伺えた
有意義な時間となり、感謝でいっぱいです。
6月第１週は雇用統計、第２週はSQ、第３週はFOMC、そして今週は最終週。
今週はやや強気でいいのでは？というコメントからスタート。
量的緩和の主役がアメリカから日本に交代するという認識が一通り世界に浸透。
先週を受けての今週の水準だと、買いで入るタイミングと考えられるのでは？と岡崎さん。
先週金曜日の上げは買い戻しと言われていますが、
それよりも、ポートフォリオリバランスが始まったことの表れ。
これまでリスク資産に投資をしてこなかった投資家がリスク資産にお金を回し始めたり、
GPIF（年金積立金管理運用独立行政法人）などは実際に表明していることからも
明らかにこの流れがきていると思われます。
また、今週の相場での注目点はREITが戻ってきていることでした。
FRBの出口戦略を受けて新興国の動揺が見られたことに対しては、
アジアはギリシャではない、また過去のアジア通貨危機とは違うとのこと。
かつてはドル建てでしたが、今は自分の国の通貨で債券を発行できる力をつけているなど、
そもそもの構造が違うという認識を持っておいた方が良いようです。
新興国でいえば、三菱UFJがタイの第５位の銀行を買収するというニュースも
一種のリバランスと見ることができます。
失われた20年で縮こまっていた銀行が、攻めの姿勢を取りつつあるとの兆しが。
ちなみに、これらの動きのきっかけのひとつでもあるアベノミクスに対し、
セミナーでは低い点数をつけた岡崎さん。
理由は「まだまだ始まってもいない、これからだ」という思いの表れでした。
岡崎さんがセミナーで仰っていた「邯鄲の夢（かんたんのゆめ）」
これがまさに今の相場ではないかということもご説明頂きました。
ごくわずかな時間のうたた寝の際に、50年にもわたる人生の夢を見たという
古事から来ている言葉の通り、
今後2-3年の夢をこの4・5・6月で見たのではないかという示唆。
これが正夢になるには成功することが大前提。
成功にはポートフォリオリバランスが起きていくということ。
直接的なリバランスが銀行、
間接的なリバランスが他の機関投資家・GPIF・個人投資家・・・という形です。
個人の金融資産が１％動くだけで15兆円とインパクトはかなり大きいです。
金融緩和の直接効果は個人には来ませんが、お金が回っていることを察知して
自分も動くというところが重要だということでした。
もうひとつ。為替のポイント100円タッチできるかどうか。
このあたりも含めて、今週は色々なものの戻り高値をテストする
一週間になるのではないかとの締めくくりでした。
【今週の戦略】
・今週はやや強気でもOK
・一気に戻るわけではないが、買いを増やしてていくところ。
（急に上がった場合はもちろん利食いが必要）
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