◾︎今週のストラテジー

先週下がると思ったところ、下がりませんでした。
日本は日銀とGPIFでアメリカと逆行した形に。
海外は悪く、アメリカは全部下がりました。
理由はFRBも言及した「国際情勢」が不安定であること。
また、民間サイドからは景気の先行指標である「キャタピラー」決算時に
CEOが「2015年は軟調な年になる」と明言したこと。
世界景気も-9%とし、「人も雇えない」状況のため、
ドル高懸念、原油価格下落等が落ち着くまでは「利上げを延期すべき」
とFRBに物申す形となりました。

日経VIは前場22.92と上昇。警戒感が出てきたようです。
17,500円がプロテクションのラインとなるかどうか。

買いの主役は「売らない投資家」GPIFと日銀で、企業収益も好調。
月間で日銀3,400億円、GPIF1,500億と合計5000億の買いが入っています。

雇用統計も控えた今週は円高のテストが大きいのではとのこと。
アメリカの利上げ延期懸念（前倒しはない）を受けて
116-117円のボーダーラインが下がる可能性も。
110-115円が真空地帯で商いが薄いので、ここ攻められると
ドル円は弱くなりそうです。

日銀・GPIFでどうなるかはわからないが
売りの目で見たい、と岡崎さん。

ウクライナ情勢は引き続き不安定です。
ロシア中央銀行が利下げを行い、ルーブルが4％下落の過去最安値を更新。
金曜日のNYもこの辺りを嫌気して下げました。
もちろんロシアには考えあっての動きであるはずで、
為替はドルやユーロに支えられなくても道があると示したいのでは。
中国とのスワップ経由や香港などこちらに賭けるのか？
いずれにせよ余談を許さない状況です。

セミナーの質問でも多かったのが
アメリカと日本のデカップリングは続くのか？ということ。
大国と小国の経済モデルで、
日本は大国ではない。大国との連携が強いNo.2の国。
過去デカップリングしたのは88-89年のバブル、その崩壊後などで、
基本的にはアメリカを無視して動くというのは合理的ではなさそう。
日本はアメリカの景気ではなく、世界の景気に追随しています。
その先行指標がアメリカなのでまず見るのですが、
あくまでも「世界の景気」ということを意識しておいたほうが良さそうです。

◾︎先週の振り返り
丸ビルで公開収録を行いました！
ゲストは三菱UFJ投信のファンドマネージャー野崎さん。
50銘柄集中投資でTOPIXの2倍くらいを上回る
パフォーマンスを出されています。すごい！
メインの他150銘柄が控えており、合計200銘柄を常時見ているそうです。
予想は強気の下値17,000円、上値21,000円。
今年の前半に高値を取りに来る。
PER13倍〜16倍の間を振幅でスイングする形になりそう。

これまで2回あった日銀の量的緩和の際、
それぞれにどういうアクションを取ったのかという質問では
一回目は「大幅に変えた」
二回目は「変えなかった」とのこと。大変興味深いです。

年半ばでだれると見ているのは、やはりアメリカの利上げ。

ただ、問題は利上げするかしないかではなく
「利上げができない」という「現在の状況」と岡崎さん。
利上げがあるというのは健康な状況ですので
セミナーのお題「いまここにある危機」とはこのこと。

数ある国際情勢不安のなかでも、金融的には
ウクライナがボーダーラインでもあるため、
支える必要がありそうです。

----
番組FBではデータやレポートが盛りだくさん。チェックしないと損ですよ！！
https://www.facebook.com/MarketAnalyze

＜豊商事セミナー＠岡崎さん出演＞
■豊商事 「資産運用セミナー in 新宿」
2月8日(日) 12:30〜 (12：00開場)

ゲスト：東京金融取引所
　　　：レオス・キャピタルワークス
会　場：西新宿 エステック情報ビル 12F会議室
お問い合わせ：豊商事 さいたま支店 0120-997-524
　　　　　　：豊商事 池袋支店 0120-964-124

＜豊商事セミナー＠鈴木さん出演＞

■豊商事 「資産運用セミナー in 北海道」
2月14日(土) 13:00〜 (12：30開場)

会　場：豊商事 札幌支店
お問い合わせ：豊商事 札幌支店 0120-191-365



＜BS12chTwellVセミナー＞

■「リアル・マーケット・アナライズ 2015 in JAPAN！」
2015年2月28日(土) 有楽町よみうりホールで開催決定！
締切は2/2(月)です。こちらからどうぞ↓↓↓
https://www.twellv.jp/1411market-analyze2/