こだわり"の選曲をノンストップでお届けする『こだわりセットリスト・特別編』。2月20日(火)19:00~は『かぐや姫特集』を放送します!
南こうせつ、伊勢正三、山田パンダの3人で結成した「第2期」かぐや姫のデビューは1971年。73年発売の「神田川」は160万枚を売り上げるメガヒットとなり、彼らを一躍スターバンドに押し上げました。この他にも「赤ちょうちん」「妹」といった、私的かつ庶民的な生活を描いたナンバーが次々とヒットし、当時主流であった「社会派フォーク」とは対極にある「四畳半フォーク」の代表選手として、彼らを挙げる向きも多いですね。
ただ、彼らの初期のオリジナルアルバムをじっくり聴いてみると、あながちそうともいえない、明らかに社会に向けたメッセージが込められたナンバーも数多く存在することがわかります。また、当時はレコード会社の方針により、バンドの方向性が「軌道修正」された時代でもあり、いわゆる四畳半的な世界が、イコール、メンバーが表現したい世界だったかどうかも定かではないと個人的には思っております。
ただ、聴くだけで情景が浮かぶ圧倒的な作詞力と、登場人物の心象表現のリアルさは、当時のフォークバンドの中で突出していて、その「普遍性」は、半世紀以上が経った今でも、全く色褪せるものではありません。
「かぐや姫特集」を制作するにあたって、当時聴いた曲を改めて聴き直してみて、新鮮な感動を覚えたというのが、素直な感想です。今回は、初期のアルバムを中心に、時代を越えた魅力的なナンバーを厳選いたしました。どうぞご期待ください! by広島くん
2月20日(火)19:00~「かぐや姫特集」セットリスト
1.あの人の手紙
2.ひとりきり
3.マキシーのために
4.ポカポカ日曜日
5.あてもないけど
6.うちのお父さん
7.君がよければ
8.ペテン師 [Live]
9.センセーショナルバンド
(全9曲)
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