先週日曜の朝は、テレビの前で絶叫した方も多かったでしょう。ケンタッキーダービーです。
日本から出走したフォーエバーヤングが、スタートで後手を踏んで後方からの競馬を余儀なくされながら勝負どころでぐんぐんと進出。直線は先週の当ブログでご紹介したシエラレオーネと「イトコ同士」のサイドバイサイド。結果は勝ったミスティックダンからハナ+ハナの3着。もう1頭の日本馬テーオーパスワードも5着。大健闘を称えると同時に、悔しさも押し寄せましたよね。
実況していた小塚の心境。
ニュートラルに全馬を眺めながら、やはり注目度の高い日本馬の位置取りは常に気にしていました。スタートで後手、1角でも向正面でも後方。さすがに厳しいか...からの4角押して勝負圏内に進出、おおここまでやれるのか。それでも直線では...、おっ？ 差を詰めてきたぞ！？ いけるか？ いやしかし先頭とは差がある。無理か...、いや差を詰めてるぞ！ いけるかも！ がんばれ！ ああっ......
とまあ、冷静を装いながらも心の中はぐちゃぐちゃだったのでありました。実況中の感情としてはなかなかない、もしかしたら初めてかもしれません。
もちろん関係者の皆さんの悔しさは我々の比ではない。矢作芳人調教師、坂井瑠星騎手の表情が物語っていました。テーオーパスワードも、出走メンバー中最少のキャリア3戦目で初めて砂を被る競馬、それでいて5着まで追い上げたのですからポテンシャルは計り知れません。前日のG2で2着だったテーオーサンドニも含めて、これだけ悔しい思いができたということはダートの本場アメリカでも勝負になったということ。来年以降、後を追う馬たちがきっといるはずです。
さて、レースの結果とは全く関係ないところで、これいいわーってなったやつ。
ケンタッキーダービーの騎乗騎手の、いわば自己紹介。名前と出身国、騎乗馬をそれぞれの口から紹介していく映像です。Meet the jockeys in the 150th running of the Kentucky Derby. 🏇🌹 pic.twitter.com/GPuJ3wk74Z
— NBC Sports (@NBCSports) May 4, 2024
木村和士騎手、坂井瑠星騎手という日本が生んだ若手騎手2人がこのラインナップに連なっていることがまず胸熱。そして日本と地元アメリカのほか中米、ヨーロッパと出身国はバリエーションに富んでいます。そしてそして、後方に控えしフランキー・デットーリ騎手の存在感よ...笑 最後に全部持って行くくらいの存在感。
国際映像では来なかった映像で、これは現地の中継局であるNBCが中継放送で流しているものです。去年もやってました。
去年と今年の映像を見比べると、去年は名前と騎乗馬だけで今年は出身国が加わりました（テロップでは去年も出身地が紹介されていた）。アイラッド・オルティスJr騎手は、去年は「アイラッド」と英語読みの発音をしていて、今年は「イラッド」とスペイン語的な発音（プエルトリコの公用語はスペイン語と英語だそう）。ほかにも気付くこと沢山。ヘスス・カスタノン騎手は「カスタニョン」なのね。アントニオ・フレス騎手も「フレズ」って言ってるなあ。ふむふむ。These Jockeys have their game faces on for the Kentucky Derby.#KyDerby pic.twitter.com/SK2Y9nlnKh
— NBC Sports (@NBCSports) May 6, 2023
このジョッキー紹介、"Jockey Intro"と去年のポストにはあります。
これ、同じNBCで放映しているNFLの中継番組「サンデーナイトフットボール」で出場選手を紹介する映像と一緒だよなあ。こんなやつ→ https://youtube.com/shorts/OaLX4Znky1Y?si=gBR7W8NrOs31lARt
うーん、公式のYouTubeチャンネルではショート動画しか探せなかった。このページの記事内にあるポストの動画が分かりやすいかも→ https://www.prideofdetroit.com/2023/1/9/23546625/watch-every-single-detroit-lions-crazy-snf-player-intro-packers-video デトロイト・ライオンズの選手たちのIntro動画です。
このカッコいいJockey Intro、日本でもできないかなあ。英語圏でやるからカッコいいのか、いやそんなことはないはず。日本だとどのタイミングですかね。本馬場入場より前、パドックの最終周回とかかな。もしやるならもちろん日本ダービーですよね。アメリカでもケンタッキーダービーでしか見たことないし。やはりそれだけケンタッキーダービーは大事だということですね。次に見られるのは来年？ あと約360日、日本馬の遠征と活躍とはまた別のところで、楽しみに待ちましょうか。
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では、5月 11日（土） の出演予定です。
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[ラジオNIKKEI第1]
＜解説＞
赤塚俊彦（競馬ブック）
能勢俊介
久保木正則（日刊競馬）
＜パドック解説＞
加藤剛史（馬サブロー）1R-4R
吉田幹太（競馬ブック）5R-8R
田村明宏（競馬ブック）9R-12R
＜主なコーナー＞
9:35頃 「パドック解説者 レース展望」
9:55頃 「週間ニューストピックス」
10:55頃 「メインレース展望」
11:45頃 「能勢俊介の"今日の勝負どころ"」
11:55頃 「JRAホッと耳より情報！」
12:45頃 「野元賢一の『競馬のツボ』」
13:15頃 「メインレース展望」
13:50頃 「今週の注目数字」
14:25頃、16:15頃 「トレセンレポート」出演：野元賢一（日本経済新聞）
16:30頃 「あすの重賞展望」
東京実況：山本直也（1R-6R）米田元気（7R-12R）
進行：稲葉弥生、小塚歩、藤原菜々花
パドック進行：小塚歩、稲葉弥生
新潟実況：小林雅巳（1R-6R）大関隼（7R-12R）
[ラジオNIKKEI第2]
＜解説＞
坂井直樹（競馬ブック）
関根慶太郎（日本経済新聞）
＜パドック解説＞
芝井淳司（大阪スポーツ）1R-6R
荒木敏宏（競馬評論家）7R-12R
＜主なコーナー＞
9:50頃 「パドック解説者 きょうの狙い」
10:15頃 「一般レースの狙い」
10:45頃 「メインレース展望」
11:15頃 「週の中間の話題から」
11:35頃 「京都ハイジャンプ展望」「東京メインレース展望」
11:50頃 「日曜重賞レース展望」
12:05頃 「JRAホッと耳より情報！」
12:40頃 「大穴一発！一攫千金を狙え！」出演：棟広良隆（競馬アナリスト）
13:05頃 「解説者 今日の狙い目」
14:15頃 「パドック解説者 メインレースの狙い」
16:00頃 「明日のメインレースの見どころ」
京都実況：三浦拓実（1R-6R）山本直（7R-12R）
進行：檜川彰人、髙田洋子
パドック進行：加藤弘晃
※出演者、各コーナーの放送時間、放送内容などは変更となる場合があります
