天然ガス急騰、欧州の電力問題とロシア [ひろこの番組後記] [マーケット・トレンドPLUS]
2021/09/28(火) 22:36

中国で深刻な電力不足が起きており、米アップルや米テスラ向け部品を生産しているとされる工場が操業停止に追い込まれています。また、英国ではガス価格が年初から3倍超に急騰。欧州の天然ガス価格の指標となるオランダTTF価格がこの1年でほぼ5倍に値上がりしています。世界的な電力危機の背景にはなにがあるのでしょうか?

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はポスト石油戦略研究所 代表 大場紀章氏をお迎えし特に欧州のエネルギー危機についてお話を伺いました。



天然ガス価格の高騰の背景には、
遡ること2014年夏からのエネルギー価格急落が関係しています。
2014年夏100ドル台にあったWTI原油価格は2016年には30ドル台へ下落。
天然ガス市況は2014年年初は6ドル台でしたが
2016年には2ドルを割り込むまでに大きく下落しました。
この時、北海油田の開発投資が大幅に削減されてしまったのです。
(大場氏によると上流投資は半減したとか)


結果供給が絞られ21年のガス生産は20%減となる中、
カーボンニュートラル政策に準じて石炭からのシフトの波も重なって
21年の需要は20~30%も増加する「需給ギャップ」が生じているのです。


油田への投資を削った分は再生可能エネルギーへと回されましたが
今夏は特に欧州に風のない気候となり風力発電の出力が低下。
通常冬(11月)向けてガス在庫を増やす時期ですが、
現在ガス在庫は70%程度の10年来の低水準となっており
今冬への危機感が強まっています。
(通常年なら9月時点でガス在庫は80~90%)

上流投資を減らしてしまったツケが回って来た、というのが実情であり
足りなくなったからといってすぐにガス生産を増やせるものではないのです。

では天然ガス生産大国、ロシアから調達すればいいのでは?
ちょうどロシア-ドイツ間をパイプラインで結ぶ「ノルドストリーム2」が9月完成。
来年年明けから稼働される見込みですが、ロシアへのエネルギー依存に
異を唱える向きも多く、EUはロシアからのガス供給を増やすことに
反対のスタンスを示しています。
むしろ、ガス価格高騰はロシアが原因だとする声も。


欧州エネルギー事情、詳しくはオンデマンド配信で
大場さんの解説をお聞きくださいね。

http://podcasting.radionikkei.jp/podcasting/trendplus/trendplus-210928.mp3

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9月21日に大阪取引所で取引がスタートしたCME原油等指数先物。
マーケット・トレンドプラスでは、特別番組
『インフレリスクと原油市場~CME原油等指数先物の使い方』にて

CME原油等指数先物の特徴と使い方、さらに原油相場の基礎知識と今後見通しを

マーケットエッジ 代表取締役 小菅 努さん、
エモリファンドマネジメント 代表取締役 江守哲さんにお伺いしました。

http://podcasting.radionikkei.jp/podcasting/trendplus/trendplus-210917.mp3

CME原油先物上場記念として豪華プレゼントをご用意いたしました。

番組の感想をぜひお送りくださいね!


●Amazonギフト券2000円 5名様
●キャリングポーチ 10名様
●ネックピロウ、ネオクリップセット 30名様

詳しくはこちら (受付は放送終了後からとなります)
※締め切りは9/30(木)です。
当選者の発表は発送をもって代えさせていただきます。

CME原油先物取引スタート~原油ここからの展望 [ひろこの番組後記] [マーケット・トレンドPLUS]
2021/09/21(火) 23:24

本日9/21(火)大阪取引所にてCME原油等指数先物の取引がスタートしました。限月が6本立ちましたが、商いが最も大きかったのは22年3月限の期先限月。初値は176.30P、中国恒大集団のデフォルト警戒などから日本の株式市場が大幅安となるなか、原油市況も軟調で日中取引の終値は6.80P安169.50Pと軟調推移となりました。

皆さん御機嫌如何でしょうか、大橋ひろこです。
今日はマーケットエッジ(株)代表取締役 小菅 努氏をお迎えし
原油価格動向と今後の見通しを解説いただきました。

本日上場のCME原油先物については商品設計、活用方などを
特別番組で放送しておりますので、ぜひアーカイブをお聞きください。
9/30締め切りで豪華プレゼント企画も実施中です。
音声 http://podcasting.radionikkei.jp/podcasting/trendplus/trendplus-210917.mp3
ご応募要項 http://market.radionikkei.jp/trendplus/cme_1.html

さて、CME原油先物はほぼWTI原油先物価格に相関しますが
WTI原油相場は、デルタ株の世界蔓延で景気回復シナリオに黄色信号となったことから
7/6高値76.98ドルから8/23の安値61.74ドルまで下落しましたが、
OPECとIEAの9月月報は22年の需要を上方修正するものとなり、
原油価格は再び70ドル台へと回復してきました。

背景となった材料は
1)メキシコ湾にハリケーン襲来 ~過去最悪の被害か?~
2)新型コロナウイルスのリスク評価改善
 ~アジアの感染収束+OPECとIEA月報のサプライズ~

8/29-30にルイジアナ州に上陸したハリケーン「Ida」の影響で
原油生産+製油所稼働+パイプライン操業が停止したことで
米原油/石油製品在庫はともに減少となりました。
特に原油在庫は9/10の週で6週連続の減少となっています。

また、足元では天然ガス相場も大きく上昇。
2014年2月以来の高値更新となっています。
世界的な需要拡大と供給抑制のミスマッチで
米天然ガス在庫は5年平均比▼7.1%となっています。

世界の脱炭素政策で火力発電分野でLNGシフトが起きていることに加え
今夏は米国の干ばつによる水力発電、欧州の風力発電障害など
再生可能エネルギー発電が伸びなかったことで、天然ガスに頼らざるを得ない状況に。
「気候変動問題対策のエネルギー政策が気候変動問題によって
エネルギー価格を押し上げている」実態について小菅さんに解説いただいています。

また、番組ではOPEC,IEAの石油需要見通しの中身、
そして中国で初めて戦略石油備蓄を放出することが決められたことについて
解説いただいています。 9/24(金)に入札を実施するとのことで
これがうまく行けば、中国による政府備蓄放出が原油価格抑制に
つながることを意味しますが、今後こうした動きが
原油価格に及ぼす材料となるかどうかに注目ですね。

詳しくはオンデマンド配信で小菅さんの解説をお聞きくださいね。
http://podcasting.radionikkei.jp/podcasting/trendplus/trendplus-210921.mp3

「マーケット・トレンドPLUS スペシャル」インフレリスクと原油市場~CME原油等指数先物の使い方 本日放送! [マーケット・トレンドPLUS]
2021/09/17(金) 11:00


9月21日に大阪取引所で取引が始まるCME原油等指数先物。
ラジオNIKKEIでは、これに先立ち、9月17日(金)午後4時50分から
『「マーケット・トレンドPLUS スペシャル」インフレリスクと原油市場~CME原油等指数先物の使い方』を放送します。
CME原油等指数先物の特徴と使い方、さらに原油市場の現状と見通しを専門家の視点から解説します。
出演は、マーケットエッジ 代表取締役 小菅 努さん、エモリファンドマネジメント 代表取締役 江守哲さん。聞き手は大橋ひろこさんです。

9月17日(金)午後4時50分からお聴き逃しなく!

★豪華プレゼントのお知らせ★
番組の感想をお送りいただくと、抽選で豪華プレゼントが当たるチャンス!
●Amazonギフト券2000円 5名様
●キャリングポーチ北浜投資塾 10名様
●ネックピロウ北浜投資塾とネオクリップ北浜投資塾(食品クリップ)セット 30名様

詳しくはこちら (受付は放送終了後からとなります)
※締め切りは9/30(木)です。
当選者の発表は発送をもって代えさせていただきます。

正常化に踏み出すFRB、均衡点を探す金 [ひろこの番組後記] [マーケット・トレンドPLUS]
2021/09/14(火) 22:13

マーケットでは年内テーパリング着手は既定路線となっていますが、米株は史上最高値圏で推移、ゴールドは膠着し値動きは乏しいものの2013年のバーナンキショックと呼ばれるターパータントラムでは20%もの下落を演じ、年間では28%安となったことを考えれば底堅いと言えます。ゴールドが動き出すきっかけは何でしょうか。




皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は金融貴金属アナリスト亀井幸一郎氏をお迎えし
「正常化に踏み出すFRB,均衡点を探す金」をテーマにお話を伺いました。

ベンチマークとされるS&P500は今年9/2までに54回も史上最高値を更新。
昨年は通年で33回でしたが、このままのペースで行くと通年では80回もの
史上最高値更新記録となるやもしれません。
ちなみに過去の記録は75回だそうです。

このまま年末までこのペースを崩さずに米株が上がり続けるでしょうか。

マージンデット(証拠金債務)は7月末時点で8443億ドルにものぼり
1年余りで4000億ドルも増加しています。
信用取引での米国株を手掛ける向きが膨らんでいるということです。
これにはゴールドマン・サックスCEOも警鐘を鳴らしていますね。

また、バンク・オブ・アメリカの試算によれば
世界の株式で運用するファンドへの今年の資金流入は
年換算でなんと1兆480億ドル。
2001年から2020年の20年間の累計はおよそ8000億程度です。
20年分の資金流入額以上の金額が
わずか1年程度で株式市場に向かっているのです。

市場の価格形成メカニズムが壊れているのでは?という指摘もある中、
テーパリング着手はすでに織り込んだと市場は楽観的であるのが現状です。

今年8/15はニクソンショックから50年という節目であることが話題ですが
実は1971年8月13日にはロンドン金市場でゴールド価格が43ドルまで上昇していました。

1オンス=35ドルでの金の兌換を停止するとの決定がニクソンショックですが
それまで固定されていたのは通貨ドルのほうであり、
金価格はマーケットで取引がなされていました。
71年年初は37.33ドルで取引が始まりましたが、ニクソンショックの2日前には
43ドルまで上昇していた、、、というのは興味深いですね。

金の方はドルの価値の低下を映し
ニクソンショック前から上昇していた、ということです。

さて、今回金価格を大きく動かすトリガーはなんでしょうか。
FRBバランスシート極大化の中で均衡点を探る金。

来週の9月のFOMCは、FRBメンバーのドットチャートが出てきます。
利上げ開始時期はいつになるのか?
市場の関心はテーパリングから金利引き上げ時期に移っています。
来週、株も金も大きく動き出すかもしれません。

詳しくはオンデマンド配信で亀井さんの解説をお聞きくださいね。
http://podcasting.radionikkei.jp/podcasting/trendplus/trendplus-210914.mp3


☆さて、9月21日に大阪取引所では「CME原油等指数先物」の取引がスタートします☆


9月17日金曜16:50~特別番組
『「マーケット・トレンドPLUS スペシャル」
インフレリスクと原油市場~CME原油等指数先物の使い方』を放送!


CME原油等指数先物の特徴と使い方、
さらに原油市場の現状と見通しを専門家の視点から解説します。


出演は、マーケットエッジ 代表取締役 小菅 努氏
エモリファンドマネジメント 代表取締役 江守哲氏。


豪華プレゼントが当たる企画もご用意しています。
ぜひ、特別番組も聞いてくださいね。

9月17日(金)午後4時50分からです。お聴き逃しなく!

豪華プレゼントが当たりますよ~!!

日経平均急騰、メジャーSQに向け [ひろこの番組後記] [マーケット・トレンドPLUS]
2021/09/07(火) 23:33

今週はメジャーSQ。SQ前に日経平均は一時3万円大台をつけるまでに猛烈に上昇してきました。9月限3万円のコールOP、8/31時点で1~3円程度でしたが本日7日には190円と100倍に。まだまだ13000枚程度の建玉を残しており売り手が苦しい展開ですが、SQに向けてさらなるドラマもありそうです。


皆さん御機嫌如何でしょうか、大橋ひろこです。
今日は元先物OPディーラー本河裕二氏をお迎えし
日経平均先物をめぐる攻防と今後の見通しをお話いただきました。

日経平均は8月下旬に27000円を割り込むところまで半年にも渡って
売り込まれ続けました。これがたった10日程度で3000円もの上昇を
見せるのですが、日経平均上昇に伴って日経VIが20まで上昇しています。
通常、ボラティリティの上昇は相場の下落時に確認できる事象ですが、、、。


売り方の買い戻し、踏み上げ相場がここまでの相場を形成したと
見られますが、リアルマネーはこの先入ってくるでしょうか。

政局が売り方の買い戻しを誘いましたが
この先はやはり新総裁の経済対策、財政政策も重要となってきます。

そして日経平均の銘柄入れ替えに伴って
日経平均にはどのような影響があるでしょうか。

本河氏は入れ替えられる3銘柄以外の222銘柄には
2%程度の売り圧力(600円程度)がかかる可能性がある、と
解説くださいました。10/1から組み換えとなりますのでまだ時間があります。

ここからの見通し含め、
日経平均銘柄入れ替えでの注意点については
ぜひ本河氏の解説をお聞きくださいね。
http://podcasting.radionikkei.jp/podcasting/trendplus/trendplus-210907.mp3


9月21日に大阪取引所では「CME原油等指数先物」の取引がスタートします。

9月17日金曜16:50~特別番組
『「マーケット・トレンドPLUS スペシャル」
インフレリスクと原油市場~CME原油等指数先物の使い方』を放送!

CME原油等指数先物の特徴と使い方、
さらに原油市場の現状と見通しを専門家の視点から解説します。

出演は、マーケットエッジ 代表取締役 小菅 努氏
エモリファンドマネジメント 代表取締役 江守哲氏。

豪華プレゼントが当たる企画もご用意しています。
ぜひ、特別番組も聞いてくださいね。

9月17日(金)午後4時50分からです。お聴き逃しなく!