7年10ヶ月ぶり
2015/05/26(火) 19:50 菊川弘之

七年に一度の善光寺御開帳の時期に合わすかのように、ドル円は7年10ヶ月ぶりの円安ドル高水準となった。

 一目均衡表の雲のねじれの時間帯に、大きな三角保合いを上放れた格好となっており、上げ加速となっている。ここからの上値ターゲットは、

チャート上の節目が、

  2007年6月高値の124.15円。

  2002年12月高値の125.70円。

  2002年10月高値の125.64円。

  2001年4月高値の126.81円。

 一目均衡表からは、

  V=125.84円がカウントできる。

 ギリシャ情勢の不透明感からユーロが売られており、相対的にドルが買われやすい地合いだ。NY金も支持線の1200ドルを割り込んできた。ギリシャが6月5日から同月末までに分割による総額15億ユーロ(約2,010億円)のIMFへの返済が出来なくなる可能性が意識され始めており、ギリシャのデフォルトの有無が焦点だ。ユーロ圏の財務省当局者は28日に電話協議でギリシャの進展状況を協議する模様。土壇場での合意があれば、ユーロ急伸も想定され、6月にかけてのドル円は、上も下も振れが大きくなる時間帯に入る。

 週末の米GDPにも要注意。内容如何では、こちらもドル円のボラティリティ増大に寄与する可能性。

 短期的な行き過ぎ・その行き過ぎに対する調整も含めて、5月末~6月初旬はドル円を始めとしたリスク市場のボラティリティが上がる感触。

 金(GOLD)はドル高加速で、NY金は上値が抑えられているが、円建て金は円安が相殺している。この当たりは放送でもお話しした通り。ドル建て金も、「通貨の顔」で売られた安値は、中長期的には「モノの顔」としての良い買い場を提供する事になると見る。

 次の7年後は、どのような風景になっているのだろうか?東京オリンピックを終え、宴の後始末に追われていなければ良いが。。7年後を考えると、生産コスト水準にある金(GOLD)は魅力ある投資対象と考える。

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