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藤島大の楕円球にみる夢

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ゲストは、7人制と15人制の元日本代表、冨田真紀子さんだ。
今年1月に現役を引退した。
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ケガで途中離脱したリオ五輪。アイルランドで開かれたワールドカップでのレッドカード――。
たどり着いた最高の夢舞台では、思い通りの活躍ができなかった。その苦い記憶とラグビーへの
情熱を原動力に、自ら道を切りひらいてきた選手生活を振り返って語ってもらう。

1991年8月、岡山県生まれ、千葉県育ち。

中学3年時に世田谷レディースに入り、ラグビーを始めた。
東京・跡見学園高校1年の時、豪州に留学し、現地のクラブチームに加入した。
早稲田大学国際教養学部に進学し、大学2年時にはスコットランドに留学してプレー。
大学卒業と同時にフジテレビジョンへ入社した。

高校時代から15人制と7人制の女子日本代表に招集された。
サクラセブンズのメンバーとして、2016年リオデジャネイロ五輪10位。
7人制では2009年と2013年のワールドカップに出場した。
15人制では2017年のワールドカップに出場(アイルランド)。
15人制で5キャップ、7人制では25キャップの代表経験を持つ。
2019年山口のながとブルーエンジェルスで太陽生命女子セブンズ総合優勝に貢献。
2021年から静岡のアザレア・セブンに所属。
2021年、仏1部リーグ「ロンス・ラグビー・フェミナン」に移籍して活躍した。

引き締まった体型で、時に攻撃的になる犬の「ドーベルマン」の愛称で知られた
冨田のタックルはフランスでも通用した。冨田は、フランス南西部のポー近郊にある
15人制の女子クラブでプレーした。試合前に、野獣と化したチームメイトらと
組んだ円陣の話は興味深い。なぜ、ポーの選手たちは、試合前に感情を爆発させるのか。
そして試合中に最高のパフォーマンスを発揮できるのかが語られる。
冨田自身、仏各地で激しい試合をする心構えを作ってきた。
試行錯誤してチームの一員になり、リーダー陣として力を発揮した。
仏語を学びながら、田舎町のワイナリーでフルタイム勤務の仕事を持つ
アスリートとしてラグビーに向き合った。
仏代表選手を多数擁する人気チームに勝利した試合は、良い思い出になっている。

今年1月に現役引退を発表し、現在はフジテレビの人事部で仕事に励む。
また、4月に早稲田大学に誕生した女子のラグビー部についても母校への思いを聴く。

▽ラジオ番組について:
ラジオNIKKEI第1で5月6日夜6時から全国へ放送。radiko(ラジコ)のサービスを利用して、PCやスマートフォンなどで全国無料にて放送を聴ける。音楽が聴けるのは、オンエアのみの企画。放送後も、ラジコのタイムフリー機能やポッドキャストで番組が聴取できる。U-NEXTでも配信予定。13日の同時刻には再放送がある。
IMG_9096-1.jpgエンディング曲のデモ版のジャケット