為替相場の見通しの立て方について [真壁昭夫のマーケット・ビュー]
2019/01/28(月) 11:30
皆さんこんにちは。「真壁昭夫のマーケット・ビュー」提供、株式会社フジトミの山口です。



1月19日に大阪で日本テクニカルアナリスト協会のセミナーがあり、僭越ながら講師として登壇させていただきました。

セミナーのタイトルは、『2019年の為替動向とシステムトレードの結果から探る使えるテクニカル分析』で、1時間半の内、6割が為替動向について、残りがシステムトレードについてというものです。

今回は、「為替相場の見通しの立て方」について、お伝えしたいと思います。


【為替相場のファンダメンタル】
まず、為替相場がどのような材料をドライバーにして変動するのかということからお伝えします。

その上で、私が良く利用しているのが次の表です。



左の縦軸は変動要因になります。物価の行を例にとれば物価が上昇する国の通貨は売られやすく、物価が下落する国の通貨は買われやすいという見方をします。

次の金利であれば、利上げ基調にある国の通貨は買われやすく、利下げ基調の国の通貨は売られやすいということです。

そうすると、具体的に米ドル/円というのは、物価という観点で言えば、日本円は米ドルに対して買われやすく、金利という観点で言えば、日本円は米ドルに対して売られやすい。景気動向という意味では米ドルの方が買われやすく、貿易収支という観点では日本円の方が買われやすい......。

さらに、それぞれの通貨の特徴というものもあります。例えば、日本円であれば「リスクオフ時に買われやすい」というようなことです。

そして最後に、6つの変動要因に対して、市場がどれに注目しているのか、そのウェイトも考えていかなければなりません。

これら以外には政治要因。トランプ大統領の発言や米国の政策で為替が変動する可能性もあります。

このような観点で、今後のイベントスケジュールなどの影響を踏まえてファンダメンタルについては考えます。

【為替相場のテクニカル分析】
テクニカルについては、為替相場に限ったことではなく、株式や債券、コモディティでも同様ですが、サイクル分析というものと、相場のトレンドから分析しています。

サイクル分析とは、相場にも周期があるという考え方です。大小さまざまなサイクルの組み合わせで相場が変動しているという前提で今後の天井や底値のポイントを分析します。

相場のトレンドについては、トレンドラインや移動平均線などを利用して方向性を調べます。そこで注意すべき点は、相場動向を占う上での期間です。長期の分析をするのであれば、それにあった期間のトレンドラインや移動平均線を利用しなければいけません。

こういった観点で上記セミナーでは、日本円が買われやすく、米ドルは日本円よりは売られやすいという話をしました。


【セミナーのご案内】
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