先週の金融市場から(2月11日~15日) [真壁昭夫の分析] [真壁昭夫のマーケット・ビュー]
2019/02/16(土) 15:00

頭の中に世界地図を思い浮かべるようにして世界経済の現状を考えると、米国経済は好調さを維持している。それは、世界経済全体の安定感を支える最も重要な要素だ。中国では、政府が景気の減速を食い止めるために経済政策に注力している。持ち直しの兆しは見えつつあるが、中国経済の先行きは依然として不透明だ。

一方、欧州経済の減速懸念は高まっている。その筆頭がドイツだ。2018年10~12月期のドイツ実質GDP成長率は前期比0%だった。リセッション(GDP成長率が2四半期連続でマイナスに陥る状況)は避けられたが、中国経済の成長率低下によりドイツ経済は明らかに減速している。

足許、米国では中国との通商協議への楽観が増え、株価が堅調だ。それにつられるようにして、欧州の株価も持ち直している。今すぐこの状況が崩れるとは考えづらいものの、徐々に、欧州経済の体力は低下している。


ドイツ実質GDP成長率の推移


(記:真壁昭夫)