先週の金融市場から(1月7日~1月11日) [真壁昭夫のマーケット・ビュー]
2019/01/15(火) 11:00

米国の金融市場において、利上げ予想が後退している。金融政策に関する市場参加者の期待などを反映しやすい2年金利は年初、2.3%台まで低下したのち、株価の持ち直しなどを受けて2.5%台まで水準を戻した。これは、政策金利(FFレート)の上限(2.5%)と同等である。従来に比べ、市場参加者の利上げ予想は大きく後退した。そのため、ドルの上値も抑えられている。

また、欧州経済の減速懸念、ブレグジット交渉の先行きなど、不透明感を高める要因も増えている。主要通貨のドルに対する為替レートを考えた場合、追加利上げを理由にドル高を期待することは難しくなっていると考えられる。同時に、ユーロとドル、英ポンドとドルの為替レートを考えると、政治リスクに為替レートが振り回される展開も否定はできない。一筋縄ではいかない為替相場動向が続きそうだ。

米2年金利の推移


(記:真壁昭夫)

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