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ラジオNIKKEI第1 毎週月曜日 17:00~17:30
提供:フジトミ

テレビのコメンテーターでもお馴染みの真壁昭夫がラジオNIKKEIに登場! 株式、為替、商品の今を30分にまとめ、マーケットファンの期待に応えます!

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投資をする上で守ることは? ~自身の売買ルールを確立しよう~ [フジトミコラム]

2019.02/22 番組スタッフT 記事URL

皆さんこんにちは。「真壁昭夫のマーケット・ビュー」提供、株式会社フジトミの山口です。




【資産運用をおこなう上でのリスクとは】

経済学的な観点で金融商品におけるリスクというのは、一概に損をすることではありません。一般的に金融商品におけるリスクとは、「期待値に対する分散、又は、標準偏差」と言われます。全然意味わかりません。難しいですよね。

下の図は、まずは「期待値」をイメージしたものです。

ある投資対象があり、赤い線のような収益が上げられそうだとすれば、これが「期待値」です。

なお、黒い線は実際のその投資対象の収益の上げ方を示しています。



次に、上の図を元にリスクをイメージしてみます。

上の図に対し下図では、実際の収益が期待値に対してどのぐらいのブレがあるかを示したものになり、ブレを青い線で示しています。



この青い線が、乱暴な言い方をすれば「期待値に対する分散、又は、標準偏差」です。

この投資においては、青い線のようなリスクがあると想定できるということです。

期待値に対して上振れする場合は上方リスク(想定以上に儲かるリスク)、下振れする場合は下方リスク(想定を下回る結果になるリスク)ということになり、一概に損失=リスクというわけではないというのはこのためです。投資をする上での本来のリスク管理はこのブレを小さくすることになります。

こういった観点で、様々なアセットクラスに資金分散(=ポートフォリオを組む=分散投資)させて、このブレを小さくするのが重要なのです。


【トレーディングにおけるリスクはちょっと違う?】

上記の例は、ある程度の長期投資を想定したもので、いくつかのアセットクラスに資金を分散させることで、上下の分散度合いを小さくするというリスク管理の方法になります。

しかしながら、ことトレーディング(株式投資やFXなどの売買差損益を狙った投資)においては、株式や為替相場など個々の金融市場を利用して個々のトレーダーがどれぐらいのリスクをとれるのか(=1回の取引でどれだけの損失を許容できるか)が問題になります。


【自分自身の投資の履歴を振り返る】

この問題を解く鍵は、個々のトレーダーの過去の取引履歴からどのような傾向があるのかを探るということです。具体的には、以下のような項目を調べます。

・過去の売買損益の合計額
・利食いの金額の合計額
・損切りの金額の合計額
・プロフィットファクター(利食いの金額の合計額÷損切りの金額の合計額)
・利食いの回数
・損切りの回数
・勝率(利食いの回数÷全取引回数×100)
・利食いの平均金額(利食い金額の合計額÷利食いの回数)
・損切りの平均金額(損切り金額の合計額÷損切りの回数)
・平均取引時間
・利食い時の平均取引時間
・損切り時の平均取引時間


これらを調べると、自身の投資の「傾向」がわかります。

例えば、
1.利食いが早いのか、遅いのか
2.損切りが早いのか、遅いのか
3.利食いの額が大きいのか、小さいのか
4.損切りの額が大きいのか、小さいのか
5.勝率が高いのか、低いのか

その上で、「平均損失(=リスク)は許容できる範囲なのか?」「期待値をあげるためにはどうすればいいか?」「リスクを減らすためにはどうすればいいか?」「勝率を上げるようにするにはどうすればいいか?」などの問題点がわかるはずです。もしかしたら、短期売買やスウィングトレードのような投資スタイル自体が合っていないという場合もありえます。


【伝説の投資家ギャンのルール】

1900年代に商品市場や株式市場で活躍した投資家の一人「ウィリアム・D・ギャン」は、28の価値あるルールの中で、「投資資金を10等分して投資をおこなうこと」や、「1回の投資でとるリスクは10%の損失」といった自身のルールを自分自身に課して、取引をおこなったとされています。

このように、1回ごとの売買についての損切り額を決めてしまうというのも、1つの方法かもしれません。


【個々の投資家で違う 売買ルール作り】

個々の投資家でもスキャルピングのような短期売買なのか、長期投資なのか、それともその時々により短期売買も長期投資もするのか、それぞれの投資家によって異なると思います。

それでも、個々の投資家の売買履歴を確認し、問題を見つけて改善していくことで、自分自身の投資のルールを作れるものと考えます。

ちなみに、ギャンの28のルールですが、これはもともと21のルールだったり、24のルールだったりしたものが、改善、修正されて最終的には28のルールに落ち着きました。

ご自身の売買ルールを見つけ、PDCAサイクルを回しアップデートしていくことが重要だと思います。

【お知らせ】2月18日放送分のアーカイブはこちらからご覧ください

2019.02/18 番組スタッフT 記事URL

2月18日の番組アーカイブは こちら でご覧ください!
(YouTubeのサイトへ移動します)


今日の深堀りコーナーは商品相場から「海外原油の出直りは本物か!?」のテーマで フジトミ アナリスト 齋藤 和彦さん にお話を伺いました。



本日の資料は ↓ のPDFをご覧ください!

2019年2月18日放送分.pdf

先週の金融市場から(2月11日~15日) [真壁昭夫の分析]

2019.02/16 番組スタッフT 記事URL

頭の中に世界地図を思い浮かべるようにして世界経済の現状を考えると、米国経済は好調さを維持している。それは、世界経済全体の安定感を支える最も重要な要素だ。中国では、政府が景気の減速を食い止めるために経済政策に注力している。持ち直しの兆しは見えつつあるが、中国経済の先行きは依然として不透明だ。

一方、欧州経済の減速懸念は高まっている。その筆頭がドイツだ。2018年10~12月期のドイツ実質GDP成長率は前期比0%だった。リセッション(GDP成長率が2四半期連続でマイナスに陥る状況)は避けられたが、中国経済の成長率低下によりドイツ経済は明らかに減速している。

足許、米国では中国との通商協議への楽観が増え、株価が堅調だ。それにつられるようにして、欧州の株価も持ち直している。今すぐこの状況が崩れるとは考えづらいものの、徐々に、欧州経済の体力は低下している。


ドイツ実質GDP成長率の推移


(記:真壁昭夫)

その投資、どのくらいのリスクがあるの? ~リスク管理について~ [フジトミコラム]

2019.02/15 番組スタッフT 記事URL

皆さんこんにちは。「真壁昭夫のマーケット・ビュー」提供、株式会社フジトミの山口です。



日本の連休明けの市場動向については、年明けのフラッシュクラッシュ以来、「Once Bitten Twice Shy(一度かまれると二度目から用心する=あつものに懲りてなますを吹く)」という心理から連休前には、「フラッシュクラッシュの可能性も?」という情報が見受けられます。

特にレバレッジの効いた取引をしている人にとっては、休み明けなどで前営業日の終値から大きく価格が乖離して取引が始まると、大きな利益が上がる場合もあるかもしれませんが、逆に値段が思惑と反対に乖離して始まってしまうと大きな損失となってしまいます。

それではこのようなことに対し、どう事前に対処しておけばいいのでしょうか?

答えは簡単で、余剰金でリスクコントロールをおこなうということです。

FXなどを含め証拠金取引は、高いレバレッジを効かせて取引ができますが、自分でレバレッジをコントロールすることも可能です。

例えば、東京金融取引所で取引されているCFD、くりっく株365の「日経225証拠金取引」。

相場が21,150だとして、2019年2月14日時点での1枚の必要証拠金は71,450円となっています。

1枚の取引単位は100倍ですから、価格×100という計算から実際は「2,115,000円」のものを「71,450円」の証拠金で取引できるということです。

レバレッジは、約30倍(29.6011・・・=2,115,000円÷71,450円)ということになります。

証拠金取引では、
「有効証拠金(全部決済したら残る金額)が必要証拠金を下回ってはいけない」
というのが一般的ですから、必要証拠金に対して余剰金を持たせる形でリスク管理をおこなう必要があります。

例えば、1,000円の値下がりに耐えられるように、1枚(必要証拠金=71,450円)買いポジションを持つのであれば、必要証拠金の71,450円に対して※10万円(値幅1000円×取引単位100)+手数料分の余剰金が必要ということです。
※配当や金利は考慮せず

もう1つ例をあげれば、日経225の必要証拠金が1枚71,450円だとしても、価格が21,150円のときに2,115,000円預けて1枚売買すれば、2,115,000円の資金に対して必要証拠金として使っているのは71,450円だけですが、レバレッジ1倍で取引しているのと同じことになります。 蛇足ですが上記の実質的にレバレッジ1倍で買いポジションを持った場合、「21,150円」の仮に日経225の価格が、「715円」まで下がっても耐えられるということです。(ただし、金利配当相当額と手数料は加味していません。)


【実質的なレバレッジが高すぎる】
実質的なレバレッジが1倍というのは、証拠金取引において資金効率が悪すぎるかとは思いますが、売買をおこなう前にリスクシナリオを考えて、その分の余剰金以上は考慮して取引することは重要です。

ところが、実際に今回のフラッシュクラッシュ時に大きな損失を出した方の取引状況や投資金に対するポジションサイズ(取引量)などを見ていると、余剰金が極端に少なく、実質的なレバレッジも高い状況で取引されている方が多いことがわかります。

リスクシナリオとは、相場が逆に動いた場合のことですが、具体的にはフラッシュクラッシュ時や週明けの窓明け相場は最低でも想定しておくべきではないでしょうか?


【過去の終値とその翌営業日始値の差は】
下の表は過去10年間の日々の終値に対する翌営業日始値のギャップ(差)の大きいものトップ10です。


値幅では約400円程度、価格に対しては2%程度の余剰金は少なくとも考えておかないといけないことがわかります。

こういった値幅を考えてポジションサイズを考慮して取引することが重要です。

【お知らせ】2月11日放送分のアーカイブはこちらからご覧ください

2019.02/11 番組スタッフT 記事URL

2月11日の番組アーカイブは こちら でご覧ください!
(YouTubeのサイトへ移動します)


今日は16:00から60分のスペシャル生放送! 「休日特別対策スペシャル」と題して、坂本慎太郎さん(こころトレード研究所・所長)と上野茂さん(東京金融取引所)をお招きしてお話を伺いました。年初からここまでの流れを受けてのBコミさんの2019年の相場展望や注目セクターなどをお伺いするほか、上野さんには休日でも取引可能な「くりっく株365」の特徴やその魅力を教えていただきました。





本日の資料
2019年2月11日東京金融取引所資料.pdf

2019年2月11日坂本慎太郎さん資料.pdf

来週18日は通常放送です! どうぞお楽しみに!

先週の金融市場から(2月4日~8日) [真壁昭夫の分析]

2019.02/11 番組スタッフT 記事URL

年初以降、日経平均株価は持ち直しているが上値は重い。背景には、企業業績の下方修正の増加がある。それを理由に、わが国の株価動向に大きな影響を与える海外投資家は日本株購入に慎重なようだ。

日本証券取引所のデータを見ると、昨年、東証第一部上場株に関して、海外投資家は5.4兆円を売り超した。年初以降、海外投資家は株式先物を買戻している。一方、現物株の取引に関して、海外投資家は依然慎重だ。業績下方修正の影響は大きい。

今後の展開を考えると、中国政府の政策効果が表れるにつれ、わが国企業の業況は改善する可能性がある。その期待が高まった際、海外投資家がどう動くかは当面のわが国株価の動向を考える一つのポイントとなるだろう。


日経平均株価の推移



(記:真壁昭夫)

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パーソナリティ

真壁 昭夫
まかべ あきお

法政大学大学院 政策創造研究科教授。
1953年神奈川県生まれ。一橋大学商学部卒業後、第一勧業銀行(現みずほ銀行)入行。ロンドン大学ロンドン・ビジネススクール卒(MsC・経営学修士)、メリル・リンチ社ニューヨーク本社出向、みずほコーポレート銀行業務監査部参事役。1999年より有名大学の講師・教授を歴任し、法政大学大学院 政策創造研究科教授。執筆活動にも力を入れており、最新著書「仮想通貨で銀行が消える日(祥伝社)」2017年4月1日発売。

大橋 ひろこ
おおはし ひろこ

フリーアナウンサー。マーケット関連、特にコモディティ、デリバティブ番組でキャスターとして活躍中。一方で映画やアニメなど声優としての顔も持つ。趣味はアンチエイジング。

山口 哲也
やまぐち てつや

(CFD)
株式会社フジトミ チーフテクニカルアナリスト
国内中堅証券会社にて、オンライントレードサービスの立ち上げや、主に株価指数と為替相場の分析に携わる。国際認定テクニカルアナリストとして幅広い分析手法を網羅しており、その知見を活かしたわかりやすい解説が好評。日経CNBC、東京MXテレビなど、多くのメディアに出演。国際テクニカルアナリスト連盟 国際認定テクニカルアナリストCFTe。

米倉 教公
よねくら のりまさ

(FX)
株式会社フジトミ 投資サービス事業本部
国内外銀行ディーラー・証券会社リテール営業・外資系投信のファンドマネージャー、債券ディーラーなど豊富な金融業界経歴を持つ。一目均衡表や60分足移動平均線など、各種テクニカル指標を組み合わせた独自の市場分析は、一般の投資家からわかりやすいと好評。商品・株式・FX・債券・デリバティブなどあらゆる金融商品分析を得意とする。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリストCMTA、ファイナンシャルプランナー

齋藤 和彦
さいとう かずひこ

(商品)
株式会社フジトミ 情報サービス室チーフアナリスト
独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミ情報サービス室チーフアナリストとして「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBC「ラップトゥディ(毎週金曜)」等、多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。

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