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「24日の米国株は小動き」

「米国長期金利は上昇」

「原油価格も上昇」

「クルーズ船運営のカーニバル、"ワクチンや治療の進歩によって来年夏に向けて改善続く"」

「中国人民銀行、暗号資産を全面禁止」

 

 

 

 

先週末24日の米国株は小動きとなりました。ニューヨークダウは小幅高で、上昇率は0.1%、ナスダック総合指数は小幅安で、下落率は0.03%でした。

 

 

米国金利は上昇しています。10年債の利回りは1.46%となり、前の日と比べて0.05%P上昇しました。7月2日以来の高水準です。原油価格も上昇して、こちらも7月前半以来の高水準です。金利上昇、原油価格上昇の特徴が浮き彫りになるマーケット状況でした。

 

 

24日には、クルーズ船運営で最大手のカーニバルが第3四半期(6-8月期)決算を発表しました。米国の富裕層の消費傾向を考える上で興味深い決算です。

 

 

カーニバルでは決算資料の中で事業環境・受注状況について「2022年下半期の予約状況は、マーケティング費用を削減しているにも関わらず、歴史的な高水準にある。旅行の環境は、昨年の夏から劇的に改善している。ワクチンや治療の進歩によって、来年の夏までにさらに改善する。また、2023年のクルーズの予約を開始し、経験したことのないような早い需要が見られる」との趣旨の状況を記載しています。

 

 

また、足元の受注については「米国の消費者心理の低下を受けて、8月月間の予約数は減少したので、6-8月期(3Q)は3-5月期(2Q)を下回ったも。しかし、12-2月期(1Q)は上回った」としています。

 

 

8月のミシガン大学消費者センチメント指数やコンファレンスボード消費者信頼感指数の急低下は、クルーズ船運営の企業の8月月間の予約状況に影響を与えました。しかし、ワクチンや治療法の進化によって、来年の夏に向けて、予約状況はさらに良くなっていくと企業側は見ています。

 

 

今週は28日火曜日に、コンファレンスボードから9月の消費者信頼感指数が発表されます。既に発表されている9月のミシガン大学消費者センチメント指数が小幅な上昇(前月比+0.8の71.0)にとどまっているので、こちらも小幅な上昇にとどまると考えられています。

 

 

ただ、先週末の原油価格や長期金利の上昇を見ると、基本的には「2022年以降の米国景気拡大持続、物価上昇」を念頭に置いたマーケット展望が必要と考えています。




中国人民銀行が仮想通貨を全面禁止すると発表しました。中国が今後、投資等の「国民がお金を増やそうとする努力」に否定的な姿勢を徹底していくような動きになれば、中国の富裕層の投資・消費の傾向にも大きな影響を与えます。







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