4月8日の株式市場を前に。 [鎌田伸一記者編]
2021/04/08(木) 07:18 S.K コメント (0)
「5Gスマホ市場、今年本格的拡大」

7日の米国株は小動きとなりました。米国10年債利回りは1.63%~1.67%のレンジで落ち着いた動きとなりました。7日は、3月に開催されたFOMCの議事要旨の内容が注目されました。結果的には、金融政策の変更を急がない姿勢が確認され、マーケットを大きく動かすような内容にはなりませんでした。

今後は、1-3月期の決算発表内容、4-6月期以降の業績見通しを考慮した株価動向が予想されます。決算内容を予想する観点から各種データを集めて準備をする時期だと考えています。

昨日に半導体製造装置メーカー世界最大手のアプライドマテリアルが6日に発表した投資家向け資料の内容を、少し書きました。この資料は

2021 Investor Meeting | Applied Materials

で見ることができます。

ハイエンドスマートフォン1台当たりの半導体使用額のデータが興味深いと思いました。

1台当たりの使用額は2019年の128ドルが2020年には170ドルになりました。それが、今年2021年には232ドルに上昇する見込みです。その後、22年239ドル、23年249ドル、24年258ドル、25年270ドルに上昇すると予想されています。

特に昨年2020年と今年2021年の上昇幅が大きくなっています。これは5G対応端末の生産の急増に伴い、高機能の半導体出荷が拡大するためです。

このアプライドマテリアルの資料を見ると、今年のスマホ市場が高機能スマホの拡大によって成長することが予想されます。

高機能スマホ市場の成長の恩恵を受ける企業の決算内容を受けて、株価がどんな動きを示すか、今回の決算発表の1つの焦点になるのでしょう。

アップルの株価は7日終値が127.90ドルです。7日で5日続伸ですが、1月25日の145ドルまでは、まだ距離のある株価水準です。携帯端末向け半導体に強いクアルコムの株価も7日終値は139ドルで高値167ドルまで距離があります。日本でも村田製作所などの電子部品メーカーの株価が高値まで距離を残しています。

5Gスマホ市場の拡大期待は、昨年の電子部品メーカーの株価上昇をもたらしました。現実的な出荷拡大が鮮明になる2021年の決算見通しを受けて、どんな反応を示すか、1つの焦点でしょう。


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