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米国時間3月31日には様々な発表がありました。

民間調査機関のADPが発表した3月の雇用調査によると、非農業雇用者の増加数は51万7000人となりました。

1月の19万6000人、2月の17万6000人と比べると、雇用回復のペースは上がっています。

内訳を見ると、製造業で8万人、サービス業で43万7000人の雇用増加です。サービス業の中でも「レジャー・ホスピタリティ業」の雇用者の増加数が16万9000人と、全体を牽引しています。

米国10年債の利回りは1.70~1.75%のレンジ内の動きでした。雇用データの好調は確認されましたが、長期金利の上昇は限定的でした。

米国株は小動きでした。ニューヨークダウ採用銘柄では、薬局チェーンのウォルグリーン(WBA)が上昇率トップとなりました。

ウォルグリーンは31日に2月締めの第2四半期決算を発表しました、今8月期の利益見通しを従来の「一けた台の低い方」から「一けた台の中間から高い方」に上方修正しました。ややこしい言い方ですが、2-3%から5-9%に増益率を引き上げたと見ればよいでしょう。ウォルグリーンの株価は3.6%上昇して史上最高値を更新しています。

半導体メーカーのマイクロンが取引終了後に発表した12-2月期の3か月決算では、売上高が62億ドルとなりました。前年同期比で30%増、前期比で8%の増加です。3-5月期の売上高計画は71億ドルと発表されました。順調な売上高増加を受けて、マイクロンの時間外取引における株価は、日本時間の午前7時段階で、2.6%上昇しています。

予定通り、バイデン大統領から「米国インフラ投資計画」が発表されました。正式な名称は「米国雇用計画」です。交通網や製造業振興のために資金を導入して、雇用を増やす計画です。お金の調達のために企業向けの増税が行われます。今回の増税内容は企業向けの増税であり、富裕層やキャピタルゲイン関連の増税は含まれませんでした。


以下に発表内容のごく一部を抜き出してみます。
「Repair American roads and bridges
. One in five miles, or 173,000 total miles, of our highways and major roads are in poor condition, as well as 45,000 bridges.」

アメリカの道路の5マイルに1マイル(5分の1)に当たる17300マイルの道路と45000の橋は悪い状態にあるそうです。インフラが悪いので物流に問題を抱えている。だから、インフラにお金をかけることで物流面をスムーズにして米国の力を高める。電気自動車の充填設備も整備する。素晴らしいインフラを電気自動車が走り回るアメリカを作るためにお金を投入して雇用を増やす、そんな計画です。





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