お知らせ:
理化学研究所などが様々な臓器や組織の細胞に成長する新たな万能細胞「STAP細胞」を作製することにマウスで成功したと前日夜に発表。京都大の山中伸哉教授が開発したⅰPS細胞よりも簡単な方法で、効率よく短期間で作製できるという。
実際の医療への応用には多くの課題が指摘されているが、新日科は理化学研究所認定のバイオベンチャー、ヘリオス(旧日本網膜研究所)と提携し、目の難病である加齢黄斑変性についてⅰPS細胞を使った新しい治療法の開発に取り組んでいる。このため、昨日の発表が新たな刺激となり、材料に敏感に反応する個人投資家などの買い意欲を誘ったようだ。ほかにも再生医療ベンチャーのジャパンティッシュ・エンジニアリング(JQ・7774)や再生医療用細胞シート開発のセルシード(同・7776)、研究用試薬商社のコスモ・バイオ(同・3386)なども上昇。無菌状態で細胞を培養する技術がiPS細胞に応用されている渋谷工業(6340)も高くなっている。(H.K)