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先週の1月31日(木)~2月3日(日)にパシフィコ横浜で「CP+2013」が開催されました。
私は週末の土曜・日曜日に行ってまいりました。
レポートします。



土曜日は午前中生憎の雨模様のお天気だったようですが、私が着いたときにはごらんの青空が広がっていました。


こちらは日曜日の9:50頃、開場前に入り口に並ぶお客さんの列です。
開場前だというのにこの行列!








今年の「CP+」は事前に主催者側からリリースが届けられており、今回の強化ポイントとして「プロ向け動画」が挙げられていました。
展示ホール内には「プロ向け動画エリア」が新設されました。


ここが「プロ向け動画エリア」です。

中ではテレビスタジオではお馴染みのこんなクレーンなどが展示されていました。


この「プロ向け動画エリア」はまさにプロ向け、業者さんが相手のエリア・・・との印象を受けました。




私が感じた今回のテーマは大きく3つです。
①フルサイズへの回帰
②本気度マンマンのミラーレス
③勝負するコンパクトデジカメ
です。

では①フルサイズ一眼から見ていきます。


ここはキヤノンが11月に出した「フルサイズ一眼6Dの撮影体験コーナー」です。
写真では35分待ちになっていますが、いつも混み混みでした。
「フルサイズ一眼を手にとって試してみたい」というお客さんは予想以上に多いようです。
これからは“一眼はフルサイズの時代”と感じました。







そして、この方!!
鉄道写真家の中井精也カメラマンです。


あちこちのブースで引っ張りダコ!ファンの間からは「中井先生は何人いるの?」とまで言われた中井カメラマン。
ニコンのブースでは「D600で楽しむFXフォーマットの世界」というテーマで講演をされていました。
このD600は夏にニコンが出した比較的安価の35ミリフルサイズの撮像素子搭載モデルです。
この講演では中井先生撮影の作例とともにD600が紹介されていました。
D4、D800、D800E、そしてD600と、立て続けにフルサイズ一眼を出してきたニコン。
中井先生は「“35ミリ換算”ではなく20ミリは20ミリで、200ミリは200ミリで撮りたい」との欲求が強まってきているのではないか」と分析されていました。
それにしても中井先生の作品は素敵です。(こんな当たり前の事を私が言うのもおこがましいのですが・・・)

次に②ミラーレスの本気度です。
ミラーレスに搭載されている機能が本格的です。



写真はオリンパスのブースです。
オリンパスのミラーレスに搭載されている「タッチシャッター」をゲームを楽しみながら体験できるというものです。

奥にあるモニターに「Fast AF」という文字が一瞬表示されるので、表示されたら間髪いれずにタッチシャッターを用いてシャッターを切り、制限時間内に何回「Fast AF」を捉えることが出来るかを競うゲームです。

「タッチシャッター」とはカメラ背面の液晶の一部分にタッチしたら、そこにピントが合うと同時にシャッターが切れると言う機能です。

オリンパスのタッチシャッターはものすごい速さです。全くタイムラグを感じません。大手C社もミラーレスの新機種にこの「タッチシャッター」を搭載しているのですが、オリンパス製とC社製と比べるとその差は歴然。オリンパスが明らかにC社を意識したキャッチコピーでCMを打っているのも頷けます。
(C社のカメラが悪いと言っているわけではありません。C社のミラーレスもあの小型軽量な体で、しかもコンパクトなレンズアダプターを介するだけで豊富なレンズ郡を使えるのは魅力です。実際、私は最近C社のミラーレスを買ってしまいました。)

因みにこのゲーム、女性客の参加が目立ちました。オリンパスのミラーレスは「カメラ女子」に人気です。




続いて、またこの方の登場!


鉄道写真家の中井精也カメラマンです。中井先生はパナソニックのブースではLUMIXの新製品「GH3」を紹介されていました。
この「GH3」、ミラーレスにしてはゴッツイのですが、中身も本格派です。
シンクロターミナルが付いているところなんかも“いかにもプロ向け”を意識しているようです。
講演では中井先生がパリで撮影された作品を紹介していましたが、やはり凄いです。中井カメラマンが撮影したからこそ・・、という一面はあるのでしょうが、それにしても素敵な作品ばかりで「ミラーレスでもここまで撮れる」との説得力がありました。



次に③のコンパクトデジカメです。


ここはソニーのブースです。
コンパクトデジカメと言えば直ぐ「スマートフォンに押されて・・・」との評価が聞こえてきそうですが、なかなかどうして。結構やります。
写真はスマホやタブレットをライブビューファインダーつきのリモートコントローラーにして使用できるというデモンストレーションを行っているところです。

ソニーでは「スマホとの共存」を訴えていました。
それはそうですよね。ソニーはスマホも手掛けていますからね。






このスマホを使ったリモートコントロール・・、使い道ありそうです。特に撮り鉄には!
例えばこれ!


真ん中で一脚を伸ばして、その上に装着したカメラで撮影している人がいるの分かりますか?
これはキヤノンのブースにモデルの豊田エリーさんが出演しているところを人混みの後ろからファンの方が撮影しているところです。
実は鉄道写真では、こういう状況が起こりうるのです。
よくあるのが3メートルぐらいある高~い三脚を使い、撮影者は脚立に乗って撮影するというもの。
こういう場合、スマホをライブビューファインダー付きリモートコントローラーとして使えば、脚立は必要なくなるわけです。(これはどちらかと言えばコンデジよりもwifi機能付き一眼などでいえる話かもしれませんが)ただでさえ撮影機材は重い中で、脚立を携行しなくて済むとなると撮影者は楽です。







そして、異彩を放っていたブースから1つ!


カシオです。
ゴルフに特化したカメラを紹介。


背面の液晶に写真のようなラインを入れることが出来るのです。これでフォームをチェック!
さらには2画面に違う動画を同時に表示でき、上手い人と自分のフォームを比較したり、
また、1秒に240コマの連続撮影が出来たりします。
コンパクトデジカメ、まだまだやります!




最後に!


ニコンブースでは1日の最後にコンパニオンのお姉さんたちが勢ぞろい!
皆を見送ってくれます。
ところが、彼女たちの前にカメラの放列ができてしまって、お客さんは帰ろうとしません。会場には蛍の光が流れ、完全に“追い出しムード”なのに逆に引き止める格好となってしまってました。




すみません、今回はUPが遅れてしまい、しかも一度は未完成のままUPし、その後書き足すという不手際がありまして・・・。
開場の熱気とカメラの魅力が伝われば幸いです。


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