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バレンタインデーの2月14日、東京の両国国技館で「ネットでNISAフォーラム in Tokyoが開催されました。
このイベントは、2011年からSBI証券、カブドットコム証券、マネックス証券、楽天証券のインターネット証券4社による投資信託の販売プロジェクト、「資産倍増プロジェクト」の活動として毎年春先に開催され、今回で4回目を迎えます。
今年は、少額投資非課税制度「NISA」がスタートして1年となることから、NISAやネットでの、投資信託による資産形成を啓発する個人投資家向けイベントとして、タイトルも「ネットでNISAフォーラム」と改められました。

午前10時からの開会挨拶では、主催のインターネット証券4社社長(マネックス証券・松本大氏、楽天証券・楠雄治氏、カブドットコム証券・齋藤正勝氏、SBI証券・髙村正人氏)が登壇。これまでのプロジェクトへの取り組み等が紹介され、最後は恒例となる4社社長と来場者全員による「エイエイオー!」の掛け声で締め、明るく元気よくスタート!

ここに至るまでに、各社長も含め全員でストレッチなど準備運動を・・・。


開会挨拶後には、4社社長による共同記者会見が行われました。

(左から)楽天証券・楠氏、カブどっとコム証券・齋藤氏、マネックス証券・松本氏、SBI証券・髙村氏

「NISAが2年目に突入し課税口座も含め新しい取引を始める人が増え、NISAをきっかけに投資家の裾野は広がっていると実感している」とする一方で、ネット証券でいかに投資信託の取引を増やしていくのか、各社長の見解が示されました。
銀行窓口での対面販売に比べ、圧倒的な商品ラインアップを自ら選択できるだけでなく、ノーロード(販売手数料無料)の商品を扱い、結果としてオンラインで投資信託を買った方がコストダウンに繋がるといった、オンラインのメリットが示された上で、今後の課題・取り組みとしては、
「もともとターゲットとしていた若年層の裾野をどう広げていくか」
「動画の活用やソーシャル化など、販売手法の拡充」
「投資家に、かかるコストをより透明性をもって開示すべき」などの意見が出されました。
また来年導入予定の、未成年が対象となるジュニアNISAにも言及し、投資期限がありリバランスができない現行のNISAでは長期投資が難しく、金融庁などへ改善の働きかけをより一層強めたいと、具体的な若年層へのアプローチの対策も示されました。

お昼時には、「岡崎・鈴木のマーケット・アナライズ・マンデー」でおなじみ岡崎良介氏のマーケット講演も。


午後のステージでは、パネルディスカッション「2015年-投資のトレンドはこれだ!」が行われました。
大口克人氏(日経マネー編集長)をモデレーターに、杉村太蔵氏(元衆議院議員)、大竹のり子氏(ファイナンシャルプランナー)、金子久氏(野村総合研究所)の各パネリストが、昨年の個々人の投資成績、失敗談、2015年の相場予測などを中心に激論が交わされました。

普段は個別株に投資しNISAは初心者と語る杉村氏が、金子氏や大竹氏に質問をする場面も多くあり、NISAに限らず新しく投資を始めてみようというビギナーにも非常に分かりやすいセッションとなりました。
話題は投資信託に限らず個別株など投資全般に及び、中でも会場を笑いで包むエピソードがいくつも飛び出した杉村氏。
企業で販売されている商品を実際に使ってみて銘柄を選ぶのが、投資の醍醐味だと話す杉村氏は、某介護用おむつメーカーを選ぶ際も、実際におむつを履いて寝て実践されたそうです...。
最後にパネリストから来場者へ、投資家の裾野を広げる為に、自分自身の投資への取り組みを周りに広めてもらいたいとメッセージが伝えられ、ディスカッションは終了しました。

(左から)大口克人氏、金子久氏、大竹のり子氏、杉村太蔵氏


メインステージのほかには、ミニセッションの会場が2箇所設けられ、協賛企業各社の講演にも多くの来場者があり、またロビーには各運用会社がブースを出展。
ノベルティの配布、担当者への質問や来場者への商品の説明などで、どのブースも活気に溢れていました。

普段は「相撲案内所」なこの場所に、ブースがずらり!


メインステージでは最後に、タレントの石田純一氏と大竹のり子氏によるトークショーという初心者でも聴きやすいプログラムが組まれ、こちらも大盛況のうちにイベントは幕を閉じました。

例年3月に開催されるイベントですが、今年は2月開催でアリーナも肌寒く、コートを着ながら受講する姿が目立ちました。
それでも受付担当者によると客足は昨年とは比べ物にならないくらい多いとのことでした(来場者は昨年を上回る3,088名/主催者発表)。出展企業も昨年より増え注目度の高さが伺えました。
会見にもあったように、今後様々な手法で特に若年層にアプローチしていきたいと語る主催4社の「資産倍増プロジェクト」。今後の動きに目が離せません。
またこのブログをご覧頂いている「投資リテラシー」が高い投資家の皆さんも、ぜひご自身の投資活動を周りに広めて、投資のしやすさ、楽しさをぜひアピールしてみてください!

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