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マーケット・アナライズ・マンデー

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◼︎今週のストラテジー
バブルの段階は初期なのか中期なのかピークなのか
終わってみないとわからないもの。
買材料は企業業績、円安、金融緩和と、はっきり分かりますが
売材料がない状況。
こういう時は逆にバブルになりやすく、
昨年秋から兆候も出ています。
すでに日本の時価総額は名目GDPの1.1〜2倍を超えています。
(1倍を超えるのは稀。実体経済より株式が大きくなっているということ)


いまは「万人が万人ながら強気なら、たわけになりて米を売るべし」
という格言の心境で、
いまなぜこんなに強気相場なのかな?と思ってしまう、と岡崎さん。
「戦略」というよりは「直感」なので人には勧め難いのですが・・・とも。


NYダウは高値を更新しているのに
ダウ輸送株指数は下値を切り下げていることも気になります。
皆指数は買うということ。
金利が上がらない
  ↓↓↓
他に買うものがないので株を物色。
  ↓↓↓
しかし個別銘柄で見ると全部上がって高すぎて買えない。
(日本株も、買うものがない時の買い象徴・東電が買われている)
  ↓↓↓
とりあえず指数だけを買う。


この流れはNYも同じで、ダウは買うものの、
たとえばアップルやウォルマートやキャタピラーは
買わ(え)ないという注文。


先週の後半には沈静化しましたが、
世界の金利(米、独、日)が一斉に上昇。
国債の流動性がなくなってしまっていることが伺えます。
マネー市場全体が歪んでいる様子。


投資家は最早、国の政策にも金融政策にも
辟易しているかもしれません。
毎回のようにマーケットから債券を取られ、
お金が振り込まれて、買え買えと無理やり押し出されて買う形に。
そして何の株を買えばいいかと物色しても買えない現状を、
本当にこれで良いのかな?と思っているのでは。


もし調整で下がるとしたら
PER的には15-16くらいのところという可能性が。
(いまは16-17くらい)


個人投資家が売り上がっている中
外国人投資家が釣り上げる構図は長続きしないはず。
裁定が働いて、本来なら金利があることで調整がつくのですが、
金利が上がらない現状では
ドルにお金が回ることで債券も株も買われるので、
日本株に関してはドル高期待に伴う株高期待です。
しかしこのような流れは陳腐化していくことが考えらます。


先週公表されたFOMC議事録で
金利引き上げ先延ばしという見方が強まったものの
やる・やらないの推測は日々変化しています。
現状、マーケットは常に少しずつ先送りして
4-6月が7-9月に、それが10-12月、さらに来年へという感じ。
その分、現状が続くと見ると指数は引き続き買われます。
しかし先を見越している個別株は伸びなくなってきています。


ECBは量的緩和を1兆ユーロまで増やし、
2016年まで続くから大丈夫という発表をしましたが
マーケットは全部織り込んだ形になっています。
ドイツは4/20あたりでピーク、その後10%程度の調整となりました。


最も中途半端で、
かつ世界で唯一「質的緩和」で株を買っている
日本が上がっているのですが、果たしてそれでいいのか?
という気持ちはどこかにあるとのこと。


ギリシャ問題は5月末に再び期限が来ます。
いまは信用というより流動性の危機。
信用は既にないので、期日にどれだけお金を返せるかという問題に。
6月の段階だとほとんどは短期(1年未満)の借り換えで、
6月で返せないとなると9月、10月・・・と延長されます。
しかし7月には長期の債券の償還が来ます。
これは金額も影響も大きく、
長期の返済分を短期で繋ぐというのは実質デフォルトとも言えます。
10年債5年債をロールオーバーしなくてはいけないので、
流動性の危機に。従って、デフォルトという言葉が
本質的に使われるのは7月ということになりそうです。
引き続き注視が必要な問題であることに変わりはありません。


6月はメジャーSQの時期です。
裁定買い残が積み上がっており、そろそろ意識される頃。
ロールオーバーが行われる条件は
6月限と9月限のスプレッドが開くかどうか。
(9月限が高くなれば、6月限で買っている人が9月限に乗り換えます)


4月の第1週・第2週と2兆円を超える
外国人投資家の株買い&日本ファンドの買いがありました。
財務省のデータ統計で見ると6週間くらいで買い切る様子。
4月からそこから6週間というと今週あたりで終わることになります。
6月限は大きなイベントもなく毎年難しいので
今後の展開に要注意です。



◼︎先週の振り返り
FPG証券の深谷さんをゲストにお迎えして、
為替相場の現状と見通しについて伺いました。
後半は鈴木さんから3月期決算の総括をしていただきました。

番組ではあまりお話できなかったので、図解など詳細は番組FBからどうぞ
↓↓↓
https://www.facebook.com/MarketAnalyze/posts/946241792085061



番組FBではデータやレポートが盛りだくさん。チェックしないと損ですよ!!
http://www.facebook.com/MarketAnalyze


<豊商事セミナー@岡崎さん出演>

■豊商事 「若林英四&岡崎良介の為替X株式セミナー」
6月6日(土) 13:00〜 (12:30開場)
会 場:朝日生命 大手町ビル27F 大手町サンスカイルーム
お問い合わせ:豊商事 東京本店0120-770-100


■豊商事 「資産運用セミナー in 横浜」
6月20日(土) 13:00〜 (12:30開場)
会 場:TKPガーデンシティ横浜 ホールB
お問い合わせ:豊商事 横浜支店0120-997-624


<豊商事セミナー@鈴木さん出演>

■豊商事 「資産運用セミナー in 札幌」
6月20日(土) 13:00〜 (12:30開場)
会 場:TKP札幌駅カンファレンスセンター カンファレンスルームB
お問い合わせ:豊商事 札幌支店0120-191-365



<BS12chTwellVセミナー>
◼︎「リアル・マーケット・アナライズ 2015
     Brand NEW experience EXTRA」
6/7(日) 東京証券会館。
締め切りは5/25(月)です。こちらからどうぞ↓↓↓
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◼︎「リアル・マーケット・アナライズ 2015

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6/13(土) イベントホール松栄。
締め切りは6/1(月)です。こちらからどうぞ↓↓↓
https://www.twellv.jp/1505market-analyze2/


■「マーケット・アナライズ・プレミアム VOD」
第7回配信スタート。
「キャッシュフロー分析を応用した為替の読み方」

視聴方法は簡単!下記URLをクリックして下さい。
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※パソコン、iPhone iPad iPod Touch、
またアンドロイドなどのスマートフォンで視聴することができます