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マーケット・アナライズ・マンデー

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みなさんこんにちは、櫻井です。
先週末の大雪、大丈夫でしたか?
吹雪のなか横浜で開催された豊商事セミナーは
満員だったということで、岡崎さんも大感激。
足元の厳しいところご参加頂いた皆さん、
どうもありがとうございました!!!!



■今週のストラテジー
ようやく株価が戻ってきました。
現物指数は朝型から大きく上昇。
今年に入って月曜日は株が上がって始まったことがないのですが、
そのイヤなジンクスを破ることができました。

木曜日からV字にじわじわ回復していますが、
水曜日はソフトバンクが切り返しているあたりから始まっています。

そして金曜日の雇用統計は11万人しか増加しなかったことで
為替・株ともに一度大きく売りが出たのですが、
ここで冷静に状況判断。
ブラジル株、新興国、VIX指数・・・どれも安定ということで、
今回は「裏シナリオ」で来ました。
 (詳細は現在配信中の「マーケット・アナライズ・プレミアム VOD」
  "雇用統計と投資戦略"をご覧下さい。
  http://www.twellv.co.jp/event/market_analyze/ondemand/

表シナリオとは、20万人増加で景気が良く、企業業績の上昇で株が上がるというもの。
そして裏シナリオとは、
景気が悪いのだから急速なテーパリングはしない判断
→新興国からの資金流出ストップ
→新興国通貨安定
→新興国株UP
=ソフトバンクの株回復。これは格付けの問題と考えられます。
リスクの高いものから順番に崩れて来たので、その崩れが止まるという流れでした。

先週火曜日日経平均が610円安を付けた日に、ソフトバンクは逆行高。
日本ではソフトバンクの無担保社債は個人投資家に売れますが、
アメリカでの資金調達は難しく、
財務、資金調達の面ではソフトバンクは日本でしか調達出来ない企業といえます。


トルコやインドネシア、南アフリカと根っこは同じ。
それぞれが各国・各通貨においてトップであったとしても、
グローバルでいくと格付け的には下がってしまうというもの。


それが、日本の場合はソフトバンクの株価に顕著に出ました。
ジャンク、ハイイールド、新興国など格付けの低いものが
テーパリングスタートから崩れて来たのですが、
この一ヶ月間の調整が戻りつつあるという流れでした。


とにかく全体を見てみると、
雇用統計の数字が悪かったことが、結果良かったということになるようです。


さてこのような状況で、戦略としては今週は戻りの週を意識です。
15,000円まで回復する可能性がありそう。
株式売買で見ると27日の週に外国人投資家が7,400〜7,500億円売っており、
ストップロスの売りが戻ってくる場合、買い戻す可能性がありそうです。
ちなみに外国人投資家の売りとは
年末に先を見越して買い込んだもののシナリオが
崩れたことによる調整売りと考えられます。


先週のV字回復の豫熱が残っているなか
価格、ボラティリティのリバーサルが入っているので15,000円は期待できるのでは
というシナリオですが、ただし、それ以上爪を伸ばすのは危険でしょう。


先週で結局14%のマイナスまで行きましたが、
この調整は終了するのか?それとも二番底があるのか?気になるところです。
14,000円の支えとなったのは為替の調整が軽かったということで、
為替で100円割れしなかったことが構造変化の証だと岡崎さん。
日本の経済、貿易、お金の流れの構造などの変化、
そして日本からのポートフォリオリバランス効果が引き続き
継続していく=円安が続くということ。


今回の14,000円割れというのは
明らかに期待が剥げてしまったこと、さらに
今までのマネーの流れが逆流してしまうことへの恐れに対する動きですが、

一方で、この構造変化でみると
企業業績、実体経済も変化し、100円以上の円安水準が安定的に見えて来たこと、
14,000円というのも、企業業績に裏打ちされて割安に見えたことなどが挙げられます。
また、個々の銘柄では非常に強い基調のものが目立つことや、
先週売られたマザーズが戻って来たことからも伺えます。



■先週の振り返り
大和証券投資戦略部の塩村さんをお招きして
JPX日経インデックス400の選定銘柄について解説頂きました。
時価総額が高く、ROEが高く、国際会計基準に基づいているか等、
非常に厳しい選定基準があります。
従って、この400銘柄に入れるか入れないかというのが
今後は非常に注目されることになりそうです。

これを受けて、日本の株主が「物言わぬ株主」だったのに代わり、
この新しい指数が「物言う指数」となり得るのではないかと
岡崎さんも期待を寄せていました。

また、年金の制度改革についても興味深く比較分析して頂きました。
日本は海外の公的年金と比べても国債比率が多く、超保守運用。
さらに、年金運用人数も比べ物にならないくらい少ないということが
分かりました。制度だけでなく構造改革にも期待したいところです。



【今週の戦略】
・15,000円への戻りシナリオ。爪は伸ばしすぎないように!
・イエレンFRB議長に対する公聴会に注目。
・アメリカ1月小売売上高発表。
・今週が決算の山場です。ひととおり出揃うので要チェック。


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番組FBではデータやレポートが盛りだくさん。
チェックしないと損ですよ!!
http://www.facebook.com/MarketAnalyze



<豊商事セミナー@岡崎さん出演>
■豊商事 特別経済セミナー in 大阪 「異次元の金融政策と株式市場」
3月15日(土) 13:30〜(13:00開場)
会場:地下鉄御堂筋線 本町駅徒歩2分「シキボウホール 7F 大ホール」
お問い合わせ:豊商事 大阪支店 0120-441-377


<豊商事セミナー@鈴木さん出演>

■豊商事 札幌支店セミナー
3月1日(土) 13:00〜(12:30開場)
会場:豊商事 札幌支店
お問い合わせ:豊商事 札幌支店 0120-191-365

<BS12chTwellVセミナー>
■リアル・マーケット・アナライズ 2014 春の陣!
3月8日(土)
会場:東京証券会館 8F ホール
締切:2月24日(月)@抽選
お問い合わせ: 0120-953-255
https://www.twellv.jp/1402market-analyze/


■「マーケット・アナライズ・プレミアム VOD」第1回配信中。
「米国雇用統計と投資戦略」についてたっぷりお伝えしています。
初回は無料です。視聴方法は簡単!下記URLをクリックして下さい。
※視聴には パソコン、iPhone iPad iPod Touch、
またアンドロイドなどのスマートフォンで視聴することができます。
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<シグマインベストスクールセミナー>
「インプライド・ボラティリティから導かれる新たな株式投資
                〜株365を使った習慣戦略の立て方〜」
2)2014年 3月 1日
3)2014年 3月21日
各回13:00〜16:00(3時間)
※一度IVセミナーを受講された方向けリピーターセミナーは
別日で設けています。HPをご確認ください。
↓↓↓
http://www.sigmabase.co.jp/school/seminar/investor/okazakiiv1312new.htm