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中央競馬実況中継

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明日はいよいよフェブラリーステークス。日本のダート界の両巨頭、レモンポップとウシュバテソーロがサウジへ。この2頭が不在でどうなることかと思いましたが、これはこれで興味深いというか、いろんな切り口から馬券検討ができて面白いレースになったように思います。


地方からも3頭が参戦。去年はスムーズならもっと上位も...と思わせた牝馬スピーディキックが2年連続参戦。無敗の南関三冠馬ミックファイア、そして満を持してNARグランプリ年度代表馬、去年のJBCスプリントを制したイグナイターが、大井所属時の3歳春ユニコーンS以来久しぶりに中央場所に見参なのであります。
3頭それぞれに楽しみがあり、中でもイグナイターはもともと中央デビューで新馬戦はこの東京ダート1600m、7馬身差の圧勝という戦歴があります。GI馬2頭が不在のここなら! と思わせたのですが...。


引いた枠順は1枠1番。
GI昇格後のフェブラリーステークス、1枠1番は(0.1.1.25)。
おうふ。


GIフェブラリーSの1番で馬券に絡んだのは00年ファストフレンド(3着)と04年サイレントディール(2着)だけ。1番人気ゼロ、5番人気以内も3頭だけ、と有力馬が1番を引いていないだけなのかもしれませんが、近年で着順が人気を上回った1枠1番は21年のエアアルマス(10番人気5着)くらい。100パー駄目とも言い切れないけど強く推せない枠に入ってしまった感があります。


しかし、この1枠1番っってのは極端ですよね。このレースもそうだし、オークスも70年以上勝ち馬が出ていないし、チャンピオンズCも1番はよくない。一方で日本ダービーやジャパンCは1枠1番が最も勝利に近い枠であります。不思議なものです。


86年以降のGIレースで、1枠1番の勝率が最も高いのは天皇賞(春)。38頭が出走し(8.1.1.28)。勝ち切るねえ~。過去10年で4勝。15年ゴールドシップ、16年キタサンブラック、3年前のワールドプレミア、去年のジャスティンパレス。ああーキタサンブラックのハナ差逃げ切りね。そうそう。アタシ実況だった。先日世を去ったビートブラックが単勝万馬券をかっ飛ばしたのも1枠1番でした。


勝率2位は朝日杯(3歳S、FSを通じて)。中山時代は内枠有利の1600m戦でしたし、阪神に移ってからもダノンプレミアムが1枠1番で勝っています。3位は日本ダービー、4位はジャパンカップ。3位と4位のわずかな勝率の差は、日本ダービーのほうが出走頭数が1頭少ないから。97年の1枠1番シルクライトニングが発走除外になったのでした。週刊競馬ブック「おもひでの名勝負」で書かせていただいたシルクライトニングですわ。嗚呼。


一方で、86年以降1枠1番が未勝利というGI(10レース以上施行)は、前述のフェブラリーSとオークス、チャンピオンズCのほかに秋華賞もそうでした。へえ、これは意外。京都の内回り2000mだけど、差し競馬になることが多いのが関係しているのかしら。ちなみに2着は4頭いて、キョウワジャンヌ→ヴィルシーナ→スマートレイアーと3年連続で1枠1番が2着に入ったことも。かと思えば、アエロリットやダノンファンタジーは1番人気で着外に破れています。
安田記念とスプリンターズSは、1枠1番の勝利は86年以降1回ずつ。安田記念は87年フレッシュボイス、スプリンターズSはGI昇格の90年バンブーメモリーが最後と、それぞれ長いこと勝利から遠ざかっています。


メイセイオペラ以来25年ぶりの「地方馬による中央GI勝利」という夢を、イグナイターに託す人も多いはず。ゴールドアリュール→エスポワールシチーとの父子3代フェブラリーS制覇という偉業も懸かります。乗り越えるハードルは高いけど、この馬なら...! とも思わせてくれるイグナイター。いろんな意味で歴史が覆されるのか、注目します。


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では、2月 18日(日) の出演予定です。
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[ラジオNIKKEI第1]


<解説>
吉田幹太(競馬ブック)
能勢俊介
小木曽大祐(日刊競馬)


<パドック解説>
沢田美紀(日刊競馬)1R-4R
唐島有輝(競馬ブック)5R-8R
京増真臣(研究ニュース)9R-12R


<主なコーナー>
9:35頃 「パドック解説者 レース展望」
10:25頃 「メインレース展望」
11:45頃 「能勢俊介の"今日の勝負どころ"」
11:55頃 「JRAホッと耳より情報!」
13:15頃 「日曜メインレース展望」
13:45頃 「今日のコラム」出演:梅崎晴光(スポーツニッポン)
14:20頃 「パドック解説者 レース展望」
16:15頃 「来週の重賞展望」


東京実況:米田元気(1R-6R)山本直(7R-12R)
進行:藤原菜々花、中野雷太、小林雅巳
パドック進行:石原李夏


[ラジオNIKKEI第2]


<解説>
寺下厚司(スポーツニッポン)
信根隆二(競馬ブック)


<パドック解説>
竹原伸介(馬サブロー)1R-6R
竹村浩行(馬サブロー)7R-12R


<主なコーナー>
9:45頃 「パドック解説者 きょうの狙い」
10:20頃 「一般レースの狙い」
10:50頃 「メインレース展望」
11:35頃 「藤村和彦の射(シャッ)!!」出演:藤村和彦(競馬文筆家)
11:45頃 「JRAホッと耳より情報!」
13:10頃 「解説者 今日の狙い目」
13:35頃 「小倉競馬 レース展望」出演:坂井直樹(競馬ブック)
14:45頃 「メインレース展望」
16:05頃 「来週のメインレースの見どころ」


京都実況:檜川彰人(1R-6R)三浦拓実(7R-12R)
進行:木和田篤、加藤弘晃
パドック進行:森恵里奈
小倉実況:小塚歩(1R-6R)山本直也(7R-12R)


※出演者、各コーナーの放送時間、放送内容などは変更となる場合があります

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