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この時期、正月競馬でいつもあれっ!? となるのが「3歳未勝利」「4歳以上1勝クラス」。馬の世界では当たり前のことですが、どの馬も等しく1月1日にひとつ歳を重ねます。2歳だった馬は3歳に、3歳だった馬は4歳に。なので年が明けると2歳未勝利が3歳未勝利に、3歳以上◯勝クラスが4歳以上~に変わります。


いや、わかってるんですよ。何年競馬見てると思ってるんですか。わからないわけないんですよ。それでも、口が慣れるまで時間がかかる。思わず3歳以上~って言っちゃいそうになる。まあしかし、個体それぞれの誕生日で世代限定戦なんかできないし(2歳の誕生日を迎えないと出走できないというルールはある)、1月1日にみんな一斉に年を取るというのは合理的ではあると思います。


馬たちはどんな気分なのかな。2歳から3歳、3歳から4歳はそれこそハタチとか三十路とかを迎えるイメージ、なんとなくポジティブな感じがしますが、5歳から6歳、6歳から7歳は「やべー年取ったな」ってなるものなのか。まあでも、そこは活躍次第か。レースで好走すればまだまだ若い、になるしね。頑張って若作りしてるアタシとは違うな(←中1の姪に「40歳くらいに見える」と言われてちょっと嬉しかった)


正月の開催、ベテラン勢の頑張りが印象的でした。8歳牝馬メロディーレーンが万葉ステークスで3着に。オープンでは初の馬券圏内突入となりました。牝馬は繁殖入りという道がありますが、現役を続けて頑張るのもまた道。まだまだやれるところを見せたメロディーレーンの進む道を応援したいと思うのです。


8歳牝馬の馬券圏内突入は多くないよなあ。調べたところ、平地競走で8歳牝馬の3着以内は22年4月10日の阪神7Rハローユニコーン以来。オープンだと、同じ万葉Sで21年にレイホーロマンスが8歳で2着としています。
1986年以降、8歳以上で勝利した牝馬は9頭います。コウエイトライは9歳で障害重賞2勝していてすごい。8歳以上で複数回勝利した牝馬は同期間でコウエイトライだけ。重賞ウイナーは他にブロードアピールとジョリーダンスがいます。8歳以上で最も多く"馬券に絡んだ"のはアラブのヒロタイムで5回。最も直近の勝利は13年2月23日で、小倉2Rをテングジョウが勝ちました。6日にメロディーレーンや、中山8Rに出走したジェイエルフラッグ(コンマ4秒差の7着)が勝っていれば11年ぶりの「8歳牝馬の勝利」となっていたところでした。


JRAで現役の8歳以上牝馬は、上記2頭を含めて8頭。クリノフラッシュは9歳で、パワフルヒロコは10歳で現役です。さきほどのデータによると牝馬の最年長勝利は9歳ということに。パワフルヒロコの記録更新にも期待したいですね。去年はマイネルプロンプトが11歳で勝利し平地競走最年長勝利記録を更新しました。マイネルプロンプトも明け12歳の初戦を6日に迎えていて、門松Sで8着。12歳馬はほかにマイネルレオーネの登録が残っていますが、故障のため引退するとのこと。単独現役最年長となるマイネルプロンプトも頑張ってほしいなあ。1986年以降、12歳以上で平地競走に出走したのはマイネルプロンプトのほかに9頭います。最年長出走はもはや伝説のミスタートウジンで14歳(2走)。ほか高崎のサンエムキングが05年の根岸Sに出走したときと、13年秋に中山大障害への叩き台で平地に出てきたスプリングゲントが13歳で出走しています。


マイネルプロンプト、一昔前なら「中年の星」みたいなキャッチフレーズで呼ばれちゃうんだろうなあ。そしてそんな馬たちに共感を覚えるようになったんだなあ。しょうがないよ、自分だって中年なんだもの。まだまだ若いモンには負けないぞ! マイネルプロンプトさん、パワフルヒロコさん、お互いがんばりましょうね!


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では、1月 8日(月・成人の日) の出演予定です。
【PCやスマホで楽しめます。 radiko.jp へ!】


[ラジオNIKKEI第1]


<解説>
吉岡哲哉(競馬ブック)
能勢俊介
郡和之(日刊競馬)


<パドック解説>
小林正明(デイリースポーツ)1R-4R
赤塚俊彦(競馬ブック)5R-8R
唐島有輝(競馬ブック)9R-12R


<主なコーナー>
9:35頃 「パドック解説者 レース展望」
9:55頃 「土曜・日曜重賞レース振り返り」
10:25頃 「レース展望」
11:45頃 「能勢俊介の"今日の勝負どころ"」
11:55頃 「JRAホッと耳より情報!」
12:45頃 「野元賢一の『競馬のツボ』」
13:15頃 「メインレース展望」
13:50頃 「今週の注目数字」
14:30頃、15:05頃 「トレセンレポート」出演:野元賢一(日本経済新聞)
16:30頃 「次週の重賞展望」


中山実況:小塚歩(1R-6R)米田元気(7R-12R)
進行:石原李夏、山本直也、藤原菜々花
パドック進行:米田元気、石原李夏


[ラジオNIKKEI第2]


<解説>
寺下厚司(スポーツニッポン)
関根慶太郎(日本経済新聞)


<パドック解説>
松浪大樹(大阪スポーツ)1R-6R
小野颯真(研究ニュース)7R-12R


<主なコーナー>
9:45頃 「パドック解説者 きょうの狙い」
10:10頃 「一般レースの狙い」
10:40頃 「メインレース展望」
12:00頃 「JRAホッと耳より情報!」
12:30頃 「大穴一発!一攫千金を狙え!」出演:棟広良隆(競馬アナリスト)
13:05頃 「解説者 今日の狙い目」
14:15頃 「パドック解説者 メインレースの狙い」
16:00頃 「次週のメインレースの見どころ」


京都実況:檜川彰人(1R-6R)小林雅巳(7R-12R)
進行:三浦拓実、加藤弘晃
パドック進行:余田幸子


※出演者、各コーナーの放送時間、放送内容などは変更となる場合があります

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