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またぐなよ、と長州さんが言ったかどうかは定かではありませんが。
初めてこのブログで回跨ぎが発生しました。ラジオNIKKEI賞を外した悔しさがそうさせるのかもしれません。


ハンデについてもう少しちゃんと見ていきます。


今年のラジオNIKKEI賞に出走した16頭のうち、トップハンデはバルサムノートの57キロでした。今年から負担重量のベースが1キロ引き上げられているので、このレースのハンデも去年までより1キロプラスされていると考えます。すなわちバルサムノートは去年までなら56キロ。過去5年で56キロを背負った馬たちの、ラジオNIKKEIより前の成績はこちらです(右列はラジオNIKKEI賞の着順、以下同じ)。
56キロ.jpg
「重賞2着」「リステッド勝ち+重賞入着」=去年までの56キロ、という図式が成り立ちます。例外のクリアザトラックは前走で古馬2勝クラスに勝利。過去5年の縛りをなくすと、同様に古馬2勝クラスを勝ってラジオNIKKEI賞に出走したサンレイレーザーとタケショウオージも56キロだったので「古馬2勝クラス勝利」=56キロとも言えそう。
今年のバルサムノートは、前走でリステッドの白百合Sを勝ってはいましたが重賞未出走でした。近年このパターンで56(今年だと57)キロがついたケースはありませんので『見込まれたなあ』という感想になったわけです。


ちなみにハンデ戦で行われたラジオNIKKEI賞で、一番重いハンデは57キロでした。顔ぶれはこちら。
57キロ.jpg
「重賞勝ち」「リステッド勝ち+重賞2着」「トライアルで権利を取りクラシック1桁着順」あたりが57キロ、今年からだと58キロでしょうね。
ハンデ戦になって以降、ラジオNIKKEI賞に出走した重賞ウイナーは6頭います。
重賞勝ち馬.jpg
軒並み57キロ。牝馬イクスキューズが56キロを背負っているので、セックスアローワンスを考慮するとこの馬が史上最重ハンデといえるかも。それで3着はすごい。


今年は牝馬が2頭出走。リステッドのスイートピーSを勝ったウヴァロヴァイトが55キロ(去年までの54キロ)、同3着アグラシアドが54キロ(同53キロ)でした。これまたアローワンスを考えると、ウヴァロヴァイトは実質トップハンデタイという位置づけになります。過去5年のラジオNIKKEI賞に出走した牝馬の実績とハンデがこちら。
牝馬.jpg
リステッド勝ちのレッドアネモスが54キロなのでウヴァロヴァイトの54キロも妥当か。53キロはクロスマジェスティとウインゼノビアで、どちらもOP勝ちの実績あり。だとすればアグラシアドの53キロは見込まれたハンデだったのか...。
ハンデの軽重は抜きにしても、牝馬の好走例がとにかく少ないのがこのレース。牝馬の優勝は92年のシンコウラブリイ以来、30年以上出ていません。さらに、勝ち馬以外が後に出世するこのラジオNIKKEI賞においても、出走牝馬でその後に重賞を勝った馬はかなり少ない。レッドアネモスが20年のクイーンSを勝ちましたが、ラジオNIKKEI賞出走歴のある牝馬としてはハッピーパス以来。18世代上まで遡るというね。


1番人気レーベンスティールの56キロ(去年までの55キロ)も、近年では見られないハンデの付き方だったんです。
55キロ.jpg
過去5年のハンデ55キロ馬は「リステッド勝ち」「重賞3着以内」という馬たち。1勝クラスを(圧勝とはいえ)勝ったばかり、OP未出走のレーベンスティールはかなり見込まれたなあという印象でした。


そして、毎年来ることでおなじみのハンデ53キロ、今年で言うと54キロ。シルトホルンが今年も2着でした。ただこのレンジは出走頭数が多くなるので、過去5年のハンデ53キロで、来る来ないの判断をそれまでの実績から考えてみようと思います。
53キロ.jpg
馬名の青太字は重賞出走歴ありの馬。「2勝+重賞出走経験」が上位争いの判断材料となるかもしれません。今年54キロを背負った牡馬は3頭いて、この条件に該当するのはシルトホルンだけでした。


うーむ。
去年までの53キロ、今年以降の54キロ馬の取捨選択の基準は見つかりました。ここから狙っていくのはひとつの手ですね。一方で、バルサムノートやレーベンスティールの好走をみると、今後も同様の実績で56キロや57キロがつく馬が出てきて、フツーに上位争いすると考えるべきなのか。来年以降もしっかり注視したいですね。そして、さらに大きな問題は...来年アタシの予想を披露する場があるのかということ。今年のダダ滑り予想じゃあ来年お声が掛からないわなあ...。何卒、何卒リベンジの場を頂戴したく! よろしくお願いしますm(_ _)m


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[ラジオNIKKEI第1]


<解説>
吉岡哲哉(競馬ブック)
能勢俊介
郡和之(日刊競馬)


<パドック解説>
宮崎弘貴(日刊競馬)1R-4R
松永篤(競馬ブック)5R-8R
京増真臣(研究ニュース)9R-12R


<主なコーナー>
9:35頃 「パドック解説者 レース展望」
10:35頃 「メインレース展望」
11:55頃 「能勢俊介の"今日の勝負どころ"」
12:05頃 「JRAホッと耳より情報!」
12:15頃 「函館競馬 レース展望(1)」出演:赤塚俊彦(競馬ブック)
13:25頃 「日曜メインレース展望」
13:55頃 「函館競馬 レース展望(2)」出演:小田哲也(スポーツニッポン)
14:25頃 「パドック解説者 レース展望」
16:25頃 「来週の重賞展望」


福島実況:小塚歩(1R-6R)山本直也(7R-12R)
進行:木和田篤、山本直
パドック進行:稲葉弥生
函館実況:小林雅巳(1R-6R)米田元気(7R-12R)


[ラジオNIKKEI第2]


<解説>
寺下厚司(スポーツニッポン)
森本昭夫(競馬評論家)


<パドック解説>
浜口和也(馬サブロー)1R-6R
吉田順一(馬サブロー)7R-12R


<主なコーナー>
9:35頃 「一般レースの狙い」
9:50頃 「パドック解説者 きょうの狙い」
10:25頃 「メインレース展望」
11:45頃 「藤村和彦の射(シャッ)!!」出演:藤村和彦(競馬文筆家)
11:55頃 「JRAホッと耳より情報!」
12:15頃 「函館競馬 レース展望」(ラジオNIKKEI第1と同時放送)
13:15頃 「解説者 今日の狙い目」
13:45頃、14:55頃 「メインレース展望」
16:00頃 「来週のメインレースの見どころ」


中京実況:中野雷太(1R-6R)檜川彰人(7R-12R)
進行:三浦拓実、加藤弘晃
パドック進行:髙田洋子


※出演者、各コーナーの放送時間、放送内容などは変更となる場合があります

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