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あすは上半期の総決算・宝塚記念であります。去年、史上初めて(のはず)フルゲートを超える出馬投票があったこのレース、今年も2週前の登録時点では20頭がエントリー。その後回避馬が出て17頭立てとなりました。出走全馬が重賞勝ち馬でGI馬は8頭。なんといってもレーティング世界ナンバーワンのイクイノックスが登場するとあって、日本国内のみならず世界から注目を集める一戦であるのです。


イクイノックスを含めた4歳勢の出走は6頭。ジオグリフ、アスクビクターモアというクラシックホースに加えて、前走で天皇賞(春)を制しGIウイナーとなったジャスティンパレスがエントリーしています。金曜深夜の時点で、1番人気は当然のごとくイクイノックスで、2番人気はジャスティンパレス。過去10年で4歳牡馬が宝塚記念を制したのは、去年のタイトルホルダーと13年ゴールドシップの2頭のみ、2着も15年ドゥラメンテのみ。勢いのある4歳馬より経験豊富な5歳馬が優位、というデータはありますが(4歳牝馬はクロノジェネシスが勝利)、下馬評では4歳馬が上位と見られています。


現4歳世代は古馬混合GI(平地に限る、以下同)に56頭出走し4勝、2着7回、3着3回。連対率19.6%、複勝率25%は他の世代と比べて高め。もっと数字が高いのは現5歳世代で、100頭出走して12勝、2着7回、3着10回。勝率12%、複勝率29%は現4歳世代の上をいきます。まあ、競走馬の盛り=能力的ピークに近いであろう4歳・5歳の率が高くなる(→6歳以降はGIに出走するだけの賞金はあるけど成績が落ちてくる)ということは言えるでしょう。本当ならそれぞれの世代の4歳時や5歳時を抜き出して比較するべきなのでしょうけど。


そうしたほうがいいはずなんだけど、そうしなくても数字が凹んでいる世代があります。現6歳世代です。
まだまだやれるはずの世代だし、ここから強くなる馬だっていてもいい年齢。なんですが、これまで古馬混合GIに170頭出走し9勝、2着14回、3着10回。ひとつ下の世代が12勝しているのに、9勝。複数勝ったのはカフェファラオだけ。コントレイルとデアリングタクトだけ強かった、とか、世代レベルが、とか言われてしまいかねない数字です。


いるんです。コントレイル以外にもいるんです。パンサラッサはコントレイルと一緒にホープフルSに出走。当時は同厩舎のスターに隠れていた存在だったかもしれませんが、いまや「世界の」という枕詞がつく馬になりました。ヴェルトライゼンデは脚部不安を克服して、さあこれから...というところで再び休養に。ドリームジャーニー産駒だし阪神芝2200mのGIでその走りを見てみたかったなあ。ということで、この宝塚記念に出走している6歳馬はヴェラアズールとディープボンドの2頭だけなのであります。


そうです。ディープボンドさん、あなたがGIを勝たなければ!
生産牧場は違えどコントレイルとはノースヒルズの同門。三冠皆勤、フランス遠征を経て息の長い活躍。今年の春の天皇賞では4度目のGI銀メダルとなりました。...嗚呼、歯がゆい...。


2020年の三冠世代は、ハッキリ言って思い入れバリバリあるんです。コロナで先が見えなかったあの頃を駆け抜けた、それこそ初めての日本ダービーでド緊張だった実況アナと一緒に走ってくれた彼らへの思い入れは一入。ヴェラアズールはジャパンCという大きなタイトルがある、ディープボンドもそろそろ...!!


JRAから送られてきたミニデータによると、JRAのGIの2着回数トップはブエナビスタ(6回)、2位はメイショウドトウ(5回)。ディープボンドは4回で3位タイ、GI未勝利馬では最多です。15頭いるGI・2着4回馬のうち、GI級未勝利で引退したのはウインバリアシオン、シーキングザダイヤ、スーパーホーネットの3頭(シーキングザダイヤは地方GI級も含めるともっと多いですが)。
もう2着はいらない。宝塚記念は前述メイショウドトウや、マーベラスサンデーの例もあるように"悲願のGI制覇"という馬が勝つことが多いレース。馬券的な本命馬、ではないけれど「勝ってもええんやで」の気持ちで、単勝を買って応援したいと思います。。。って金曜夜の時点で4番人気? 「プボ君」のGI制覇が見たいというファンが多いんだろうなあ。がんばれ!


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イベント情報はこちらから→ 第3回東京競馬 第3回阪神競馬 第1回函館競馬


では、6月 25日(日) の出演予定です。
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[ラジオNIKKEI第1]


<解説>
安中貴史(競馬ブック)
能勢俊介
小木曽大祐(日刊競馬)


<パドック解説>
藤本貴久(日刊競馬)1R-4R
林茂徳(競馬ブック)5R-8R
京増真臣(研究ニュース)9R-12R


<主なコーナー>
10:20頃 「パドック解説者 レース展望」
10:50頃 「メインレース展望」
11:45頃 「JRAホッと耳より情報!」
12:05頃 「函館競馬 レース展望(1)」出演:赤塚俊彦(競馬ブック)
12:40頃 「能勢俊介の今日の勝負どころ」
13:35頃 「函館競馬 レース展望(2)」出演:木南友輔(日刊スポーツ)
14:10頃 「パドック解説者 レース展望」
15:15頃 「日曜メインレース展望」
16:25頃 「来週の重賞展望」


東京実況:大関隼(1R-6R)小林雅巳(7R-12R)
進行:木和田篤、小島友実
パドック進行:小島友実、藤原菜々花
函館実況:山本直也(1R-6R)米田元気(7R-12R)


[ラジオNIKKEI第2]


<ゲスト>
橋田満(元JRA調教師)


<解説>
佐藤将美(サンケイスポーツ)
森本昭夫(競馬評論家)


<パドック解説>
城谷豪(馬サブロー)1R-6R
吉田順一(馬サブロー)7R-12R


<主なコーナー>
9:35頃 「一般レースの狙い」
9:55頃 「パドック解説者 きょうの狙い」
10:25頃 「メインレース展望」
11:45頃 「藤村和彦の射(シャッ)!!」出演:藤村和彦(競馬文筆家)
11:55頃 「JRAホッと耳より情報!」
12:05頃 「函館競馬 レース展望」(ラジオNIKKEI第1と同時放送)
13:15頃 「解説者 今日の狙い目」
13:45頃 「メインレース展望」
14:50頃、15:35頃 ゲスト・橋田満元調教師登場!
16:00頃 「来週のメインレースの見どころ」


阪神実況:三浦拓実(1R-6R)山本直(7R-12R)
進行:檜川彰人、加藤弘晃
パドック進行:髙田洋子

※出演者、各コーナーの放送時間、放送内容などは変更となる場合があります

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