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普段通り過ごしているつもりでも、ついついダービーのことを考えてしまう。そんな1週間。
去年は水曜朝に美浦で追い切り見てましたけど、今年は会社で。それでもソワソワしちゃって、トラックマンや記者のツイートを逐一チェックしちゃう。この感じ、わかっていただける方も結構いるのではないかと思います。


出走馬のプロフィールや資料作りも、このブログが公開されるころには大方終わっている...はず。というか金曜夜には終わっていてくれないと、他のレースの準備もあるものですからね(今は水曜夜)
で、いろいろ調べていくと、90回目にして『史上初』のことがいーろいろある"競馬の祭典"だということがわかりました。


<青葉賞orプリンシパルS出走馬の優勝は史上初>
これはもう皆さんご存知ですね。どこかの記事には"七不思議"なんて書かれていましたけど、青葉賞出走馬は日本ダービーには勝てない。あのシンボリクリスエスも、ゼンノロブロイも、勝利に限りなく近づいたフェノーメノも、戴冠には至らなかった。青葉賞勝ち馬だけでなく、2着以下の馬もダービー勝利なし。プリンシパルSも同様。スキルヴィング、ハーツコンチェルト、パクスオトマニカは重い歴史の扉を開くことができるのか。

ちなみにスキルヴィングは青葉賞を歴代3番目に速いタイムで制しました。歴代最速のオーソリティは故障のため本番不出走、2位のアドミラブルは本番で1番人気に推されるも3着。この年は超スローペースで、末脚が封じられた感もありました。今年はチャンスありと見ていますが果たして...。


<父子3代日本ダービー制覇は史上初>
シーズンリッチ、ドゥラエレーデが勝てば04年の父系祖父キングカメハメハ、15年の父ドゥラメンテに続く父子3代の日本ダービー制覇となります。今年はこの2頭以外に「父もその父も日本ダービー馬」という馬はおらず。ここ3年はキズナ産駒がいたんですけどね。ちなみにこれまでドゥラメンテ産駒の日本ダービー出走はタイトルホルダーのみ。大活躍の種牡馬だけにちょっと意外でした。

ロジャーバローズ産駒やレイデオロ産駒がまもなくデビュー、今後はコントレイル産駒も多くいますし、日本ダービー3代制覇は遠くないうちに達成されそうですね(もちろん今年の可能性も)。


<前走海外レースの日本ダービー出走は史上初>
無事出走ならその時点で史上初が達成されます。ドゥラエレーデの前走はドバイのUAEダービー。デルマソトガケの6馬身差2着でした。その後ケンタッキーダービーを球節の疲れにより取り止め、日本ダービーへ。2歳GI馬、しかも芝2000mのGI馬が年明け初戦に海外のダートを使う、そんな時代になったのだなあ、固定観念は捨てなきゃいけないなあと思わされました。


<前走ダート戦出走馬の優勝は史上初>
交流重賞Vで賞金加算して日本ダービーへ、という馬は稀におりました。ただ勝利はなし。ちなみに再来年以降は、ダートの収得賞金は春のクラシックの出走順では考慮されないとのこと。サクセスブロッケンはダートで圧勝続きで、芝が初めてなのに日本ダービーで3番人気に推されるほど。ロマンある参戦だったのを覚えていますが、そういうのもなくなるんですねえ。


<追加登録馬の優勝は史上初>
メタルスピードは5大クラシックの登録で、皐月賞に登録はあったものの日本ダービーは登録無し。皐月賞4着で日本ダービーの優先出走権を獲得し、追加登録料200万円を支払っての出走となります。この追加登録制度、日本ダービー以外のクラシックでは優勝馬が出ています。皐月賞テイエムオペラオー、菊花賞ヒシミラクル・トーホウジャッカル・キタサンブラック、桜花賞アローキャリー、オークスメイショウマンボ。日本ダービーにはこれまで追加登録で出走した馬が14頭いますが、サンツェッペリンの4着が最高です。

ちなみにテイエムオペラオーは皐月賞のクラシック登録がなく日本ダービーと菊花賞には登録がありました。メタルスピードは皐月賞だけ登録しているので、秋に菊花賞出走となれば再び追加登録する必要があります。


史上初ではないものの、「○年ぶり」の期間が長いものも。
<テン乗り騎手の日本ダービー優勝は69年ぶり>
これは週の半ばから、各記事で取り上げられていましたね。1954年のゴールデンウエーブ以来となります。今回はタスティエーラ(レーン)、ドゥラエレーデ(坂井瑠)、ノッキングポイント(北村宏)、ファントムシーフ(武豊)、フリームファクシ(吉田隼)、ベラジオオペラ(横山和)、ホウオウビスケッツ(丸田)が該当。


<有限会社ターフ・スポート所有馬の日本ダービー出走は47年ぶり>
ファントムシーフのオーナーさん。歴史あるクラブ法人ですが、86年以降でダービー出走馬が検索で引っかからず、成績表をペラペラめくったらどうも1976年のフェアスポート(4着)以来となるよう。見落としてなければ...。ちなみにファントムシーフが勝てば、生産者の谷川牧場は1973年タケホープ以来50年ぶりの日本ダービー勝利です。


<日本ダービーの同厩舎ワンツーなら56年ぶり>
今年は日本ダービー2頭出しが4厩舎も(木村、久保田、須貝、友道)。1967年の藤本冨良厩舎、アサデンコウ→ヤマニンカップ以来です。


ほかにもあるんですが長くなりましたのでこのへんで。皐月賞で「史上最少キャリアでの勝利」「京成杯勝ち馬の初勝利」という史上初が生まれていますからね。ダービーでも史上初や○○年ぶりが生まれるかも。
こういうのをひとつ調べ始めるとあれもこれもとなるのは、楽しくもあり横道に逸れてしまうのが厄介でもあり。まあでも、これも日本ダービーが持つ魔力かもしれないですね。あと少しだけ、この感覚を楽しみたいと思います。


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イベント情報はこちらから→ 第2回東京競馬(9日目~12日目) 第1回京都競馬(後半)


では、5月 27日(土) の出演予定です。
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[ラジオNIKKEI第1]


<解説>
赤塚俊彦(競馬ブック)
能勢俊介
久保木正則(日刊競馬)


<パドック解説>
加藤剛史(馬サブロー)1R-4R
安中貴史(競馬ブック)5R-8R
松永篤(競馬ブック)9R-12R


<主なコーナー>
9:35頃 「パドック解説者 レース展望」
10:00頃 「週間ニューストピックス」
10:30頃 「レース展望」
11:50頃 「能勢俊介の今日の勝負どころ」
12:00頃 「JRAホッと耳より情報!」
12:50頃 「野元賢一の『競馬のツボ』」
13:20頃 「土曜メインレース展望」
13:50頃 「今週の注目数字」
14:30頃、16:15頃 「トレセンレポート」出演:野元賢一(日本経済新聞)
16:30頃 「あすの重賞展望」


東京実況:小塚歩(1R-6R)山本直也(7R-12R)
進行:稲葉弥生、木和田篤、山本直
パドック進行:山本直也、稲葉弥生


[ラジオNIKKEI第2]


<解説>
信根隆二(競馬ブック)
関根慶太郎(日本経済新聞)


<パドック解説>
佐藤将美(サンケイスポーツ)1R-6R
小宮邦裕(研究ニュース)7R-12R


<主なコーナー>
9:45頃 「パドック解説者 きょうの狙い」
10:10頃 「京都後半レースの狙い」
10:40頃 「土曜メインレース展望」
11:10頃 「週の中間の話題から」
11:40頃 「日曜重賞レース展望」
12:00頃 「JRAホッと耳より情報!」
12:30頃 「大穴一発!一攫千金を狙え!」出演:棟広良隆(競馬アナリスト)
13:05頃 「解説者 今日の狙い目」
14:15頃 「パドック解説者 メインレースの狙い」
16:00頃 「明日のメインレースの見どころ」


京都実況:米田元気(1R-6R)三浦拓実(7R-12R)
進行:小林雅巳、髙田洋子
パドック進行:加藤弘晃


※出演者、各コーナーの放送時間、放送内容などは変更となる場合があります

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