お知らせ:

中央競馬実況中継

番組へのお便りはこちら

先日行われたケンタッキーダービー。公式サイトにこんな記事がありました。


Everything you need to know about the 2023 Kentucky Derby post positions


1930年に初めてスターティングゲートが導入されたケンタッキーダービー。以来去年まで93回のケンタッキーダービーで、17番ゲートからの勝ち馬はNone、つまりゼロ。2着も35年前、88年のフォーティナイナーまで遡るみたいです。ちなみに、20番ゲートからの勝ち馬は去年のリッチストライクが2頭目(馬番は21番)。数字的には"1勝"となっていますが、ビッグブラウンも20番ゲートから勝っているようです。


今年のデルマソトガケは17番を引き、あちゃーと頭を抱えたファンも多かったはず。そこから取消馬が出て、出走馬が内のゲートに詰めた結果、デルマソトガケは17番ゲートを回避できました。しかし、代わりに入ったのがマンダリンヒーロー。あちゃー。大井のヒーローがこのジンクスを打ち破ることを期待していたのですが...。


さて明日行われるオークス。過去70年以上勝ち馬が出ていない馬番があります。1番です。
最内枠。有利に働きそうなものですが、戦後まもなくの1946年(昭和21年)にミツマサが勝って以降、去年まで76年間勝ち馬が出ていないのです。この当時はオークスが秋開催。桜花賞、皐月賞、日本ダービーはこの年には行われず、翌47年に太平洋戦争による中断から再開。また46年の菊花賞はオークスよりも後に行われているので、ミツマサが勝ったオークスは「戦後初のクラシック競走」だったわけです。それ以来、オークスで1番枠から勝ち馬が出ていないなんて。


2着馬はいるんです。52年は1番人気タカハタが2着(勝ち馬スウヰイスー)、96年は桜花賞馬ファイトガリバーが2着(勝ち馬エアグルーヴ)。しかしよくみると、タカハタからファイトガリバーまで、この間の43年間で1番ゲートの3着以内なし。まじか。そしてその後もローズバド、モズカッチャン、リリーノーブルが2着となるも勝利には届いていないのです。


で。この「オークスの1番は死に目」は、以前から調べていて知っていたのですが。
枠順確定後の記事で「ハーパー鬼門の12番枠」という記事を目にしました。え、まさか1番を超える「死に目」が??
グレード制導入後のオークスで、18番以内の馬番で勝ち馬が出ていないのは1番、8番、11番、12番。1番は上述の通り。6番の直近の勝利は75年テスコガビー、同じく11番は68年ルピナス。そして12番は...、勝ち馬ゼロ。まじか。54年シマチカラ、58年エドヒメ、68年スズガーベラ、00年チアズグレイスが2着。61年サンセイミドリ、63年ミオソチス、75年トーホウパール、77年メイワロック、97年ダイイチシガー、01年テイエムオーシャン、07年ラブカーナ、11年ホエールキャプチャが3着。テイエムオーシャンが1番人気だった以外はいずれも人気以上の着順なので、頑張っているとも言えるのですが...。これだけの歴史があるレースで(出走馬が12頭未満の年もあるとはいえ)過去1頭も勝ち馬を出していない馬番があるとは驚きでした。オークスを担当していたときに調べてたんだっけなあ? 当時の資料を見てもよくわからない。こんだけびっくりするんだから調べてなかったのかなあ。


日本ダービーで見てみると、グレード制導入後に勝ち馬が出ていない馬番は(18番以内で)7番、9番、11番の3つ。7番は79年カツラノハイセイコ、11番は78年サクラショウリ、9番は66年テイトオーが、それぞれ最後の勝利です。一方でグレード制導入後の最多勝馬番は1番と5番で5勝。そうそう、ダービーは1番が3年連続勝利ってこともありましたね。12番もレイデオロ、キングカメハメハ、アイネスフウジンが勝利。この差はなんなのか。


抽選の結果、1番はラヴェルに、12番は前述の通りハーパーに。
ちなみにラヴェルの父キタサンブラックは現役時、1番枠で5回走って(4.1.0.0)という超優秀な成績。1回目の春の天皇賞、ジャパンカップがこの馬番でした。そしてハーパーはクイーンC当時から、陣営はオークス向きとの評でした。もしかしたら、ジンクスを覆すかも??


各事業所の営業最新情報
イベント情報はこちらから→ 第2回東京競馬(9日目~12日目) 第1回京都競馬(後半) 第1回新潟競馬


では、5月 21日(日) の出演予定です。
【PCやスマホで楽しめます。 radiko.jp へ!】
「3歳重賞+リステッドワイド」5/27までの3歳重賞&リステッドは、ワイドの払戻金に売り上げの5パーセント相当額を上乗せ!


[ラジオNIKKEI第1]


<解説>
赤塚俊彦(競馬ブック)
能勢俊介
志村竜一(日刊競馬)


<パドック解説>
宮崎弘貴(日刊競馬)1R-4R
吉田幹太(競馬ブック)5R-8R
京増真臣(研究ニュース)9R-12R


<主なコーナー>
9:35頃 「パドック解説者 レース展望」
10:50頃 「メインレース展望」
11:40頃 「能勢俊介の今日の勝負どころ」
11:50頃 「JRAホッと耳より情報!」
13:10頃 「日曜メインレース展望」
13:40頃 「新潟競馬 レース展望」出演:山口瞬(日刊競馬)
14:15頃 「パドック解説者 レース展望」
16:15頃 「来週の重賞展望」


東京実況:中野雷太(1R-6R)大関隼(7R-12R)
進行:山本直也、小塚歩、稲葉弥生
パドック進行:稲葉弥生、藤原菜々花
新潟実況:山本直(1R-6R)米田元気(7R-12R)


[ラジオNIKKEI第2]


<解説>
佐藤将美(サンケイスポーツ)
永井晴二(競馬評論家)


<パドック解説>
竹原伸介(馬サブロー)1R-6R
吉田順一(馬サブロー)7R-12R


<主なコーナー>
9:45頃 「パドック解説者 きょうの狙い」
10:15頃 「一般レースの狙い」
10:40頃 「メインレース展望」
11:30頃 「藤村和彦の射(シャッ)!!」出演:藤村和彦(競馬文筆家)
11:40頃 「JRAホッと耳より情報!」
13:00頃 「解説者 今日の狙い目」
14:05頃、14:45頃 「メインレース展望」
16:05頃 「来週のメインレースの見どころ」


京都実況:檜川彰人(1R-6R)三浦拓実(7R-12R)
進行:木和田篤、加藤弘晃
パドック進行:余田幸子


※出演者、各コーナーの放送時間、放送内容などは変更となる場合があります

お知らせ

お知らせ一覧