先週の桜花賞。リバティアイランドは強かったですね（小並感
いやほんと、語彙力なくするわ～あの強さ。それまでのレースで前と内の馬ばかり来ていたので、3角の位置取りを見て「これちょっとヤバいんじゃないの？」と思ってしまった自分をシバきたい。川田Jの腹の据わり方と、リバティアイランドの絶対的能力の高さ。レース後もスン...みたいな感じで、涼しげに勝ったような印象まで与えました。あれだけのインパクトあるパフォーマンスで、ですよ。

これだけの強さなら、オークスじゃなく日本ダービーに出走して牡馬と戦っても好勝負できるのでは！？ という想いも抱かせました。ただ今年の3歳馬のクラシック登録を確認すると、リバティアイランドが登録しているのは桜花賞とオークスのみ。日本ダービー出走には追加登録が必要になるのか、じゃあ出走はないかもなあ。

オークスで二冠に挑戦するとなれば、単勝オッズはどのくらいになるだろう。桜花賞は1.6倍でしたが、オークスはもっと下がるのでは。1.3倍、いや1.2倍...。もしかして1.1倍まで？？ そうなれば歴史的だなあ。

1986年以降のGIで、1番人気馬の単勝オッズが1.1倍以下だったのはタイキシャトル（スプリンターズS）、ファインモーション（秋華賞）、ディープインパクト（日本ダービー、菊花賞〔1.0倍〕、天皇賞春、宝塚記念）、オジュウチョウサン（17年中山大障害、19年中山GJ、20年中山GJ）、コントレイル（菊花賞）の計10レース。タイキシャトル以外は人気に応えて勝利しています。
ファインモーションの名前はありますが、桜花賞・オークスで単勝1.1倍はなし。更に遡って調べると、「後ろからはなーんにも来ない」でお馴染みのテスコガビーが勝った75年桜花賞は単勝1.1倍でした。もっと前、57年ミスオンワードの桜花賞は単勝元返しの1.0倍。このとき複勝が110円ついたことも伝説になっています。2着ヒシチヨは2番人気でしたが、3着に17頭立て14番人気フレームクインが来たことで複勝が多少ついた、ということですが、普通は複勝も100円だよなあ。ミスオンワードの単勝、すげー売れたんでしょうね。

86年以降でも、単勝1.2倍ならブエナビスタやハープスターが桜花賞でこのオッズになり勝っています。オークスは距離延長云々言われるから桜花賞馬でもそこまで被らないのかなあ？ ハープスターの1.3倍が最低でした。

もののついでに調べてみましたが、86年以降「単勝100円、複勝110円以上」というケースは01年9月1日札幌1Rのアグネスラブ、単勝100円で複勝は120円。7頭立てで複勝が2着払い、2着は5番人気でした。89年11月19日の東京1Rは5頭立てで1着同着、単勝の払い戻しがもともとの単勝オッズより低くなったことによりミスオンワード現象が起きたよう。ほかに93年札幌日経オープン（シンコウラブリイ）、86年2月22日の中山1RアラブOP（ミトモスイセイ）で、単勝100円複勝110円となりました。

さて、リバティアイランドのダービー挑戦が見たい！ と思わされた理由のもうひとつに、今年の牡馬勢の勢力図がはっきりしないままクラシックを迎えていることがあります。前日最終オッズで1番人気はファントムシーフの4.5倍。グレード制導入後、1番人気のオッズが4倍以上となった皐月賞は90年のみ（アイネスフウジン4.1倍）。このときは3番人気ハクタイセイが勝ちました。果たして明日はファントムシーフが、あるいは他の馬が4倍を割る支持を集めるのかどうか。...あれ？ 去年も似たようなこと考えたような気が。

去年の皐月賞も混戦と言われていました。当時の時系列オッズを確認すると、前日最終オッズ1番人気はドウデュースで4.9倍。その後も4倍台後半で推移し（1番人気の座は変わらず）、レース15分ほど前にようやく4倍を割り最終的には3.9倍でした。明日のオッズはどうなるかなあ。馬場状態も読めないし。去年以上に全くわからない皐月賞、余計なことを考えずに、素直な気持ちで楽しみながら喋りたいなあ、なんて思っています。

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[ラジオNIKKEI第1]

＜解説＞
林茂徳（競馬ブック）
能勢俊介
小木曽大祐（日刊競馬）

＜パドック解説＞
山口瞬（日刊競馬）1R-4R
田村明宏（競馬ブック）5R-8R
京増真臣（研究ニュース）9R-12R

＜主なコーナー＞
10:20頃 「パドック解説者 レース展望」
11:20頃 「メインレース展望」
11:45頃 「JRAホッと耳より情報！」
12:10頃 「能勢俊介の今日の勝負どころ」
13:35頃 「福島競馬 レース展望」出演：唐島有輝（競馬ブック）
14:10頃 「パドック解説者 レース展望」
15:10頃 「日曜メインレース展望」
16:20頃 「来週の重賞展望」

中山実況：大関隼（1R-6R）小塚歩（7R-12R）
進行：山本直也、佐藤泉、石原李夏
パドック進行：石原李夏、藤原菜々花
福島実況：山本直（1R-6R）米田元気（7R-12R）

[ラジオNIKKEI第2]

＜解説＞
佐藤将美（サンケイスポーツ）
森本昭夫（競馬評論家）

＜パドック解説＞
浜口和也（馬サブロー）1R-6R
竹村浩行（馬サブロー）7R-12R

＜主なコーナー＞
9:45頃 「パドック解説者 きょうの狙い」
10:15頃 「一般レースの狙い」
10:40頃 「メインレース展望」
11:30頃 「藤村和彦の射（シャッ）！！」出演：藤村和彦（競馬文筆家）
11:40頃 「JRAホッと耳より情報！」
13:05頃 「解説者 今日の狙い目」
13:35頃 「日曜メインレース展望」
16:00頃 「来週のメインレースの見どころ」

阪神実況：三浦拓実（1R-6R）檜川彰人（7R-12R）
進行：木和田篤、加藤弘晃
パドック進行：森恵里奈

※出演者、各コーナーの放送時間、放送内容などは変更となる場合があります