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今週SNSで見かけた話題。
7日に出走した大井競馬所属の4歳牝馬サイキョウノオンナが、それまでの前3走で続けて"同着"だったそう。同馬の成績を確認してみると...

12/30 大井12R キモンリッキーとの5着同着
1/27 大井9R クラウンシューターとの2着同着
2/20 大井9R シトラスダルとの2着同着
へえ~! これは珍しい。同着記録の継続なるか(?)と注目された7日の大井10Rで、サイキョウノオンナは5着。4着マーチャンフェイスとはハナ差だったので、もう少しで4戦続けての同着となるところでした。


3戦連続どころか、2戦連続同着だってほぼ聞いたことがない。手元にあるレコードブックにも載ってない。ちょっぴり調べてみましょか。目視に頼る部分大なので漏れがあったらご容赦を。以前当ブログで「同じ騎手のペアで発生した同着」について書いたことはありますが、あのときも調べるの結構大変だった記憶が。


去年1年間のJRAのレースで同着があったケースを調べてみます。
1着同着
スナークレジスト・キミコソシャチョウ、ダノンフロイデ・ホウオウユニコーン、アルサトワ・カイザーバローズ、レッドランサー・スズカカナロア
2着同着
ウインマリリン・ライラック、ルヴェルジェ・ナムラフランク、オンマガトオル・プランセスカグヤ、ラナキラ・アリシアン、フローレスクイーン・カンティプール、スマートドラフト・フローレンスハニー
3着同着
ミルニュイ・ジュエリークラフト、ブルベアイリーデ・ヒストリーメイカー
4着同着
ワイドカイゼリン・マチカゼ、スカーレットジンク・サウンドサンビーム、プレシオーソ・タイミングナウ、イルクオーレ・メイショウシンタケ、スワーヴドン・モズマンジロウ
5着同着
メイショウシヅキ・ワンダーアマルフィ、フォーランマリア・フミチャン、ロードラスター・カツコ、マイネルコロンブス・ディヴァインラヴ、フォックススリープ・マイステージ
6着同着
タガノプレトリア・シゲルヒラトリ・パワフルヒロコ、ソウテン・タイセイシェダル、マイネルレンカ・ラフルオリータ、ラヴケリー・セリノーフォス、ピッコロバンビーナ・コルティーナ、エスシーヴィオラ・ダノンブレット、メイショウオーパス・スペクタクル、タイタンステップス・ベッサスタージル、ポップアップスター・シーオブドリームス
7着同着
ライラスター・デコラシオン、ベルマーレミノル・ドナテッラ、ロードアライアンス・パワータイショウ、ジューンサイクル・スズカデレヤ
8着同着
タイセイブリリオ・レッドラマンシュ、レリスタット・タイキザモーメント、エフティイライザ・サンハンニバル、シハーブ・ジャスパーシャイン、コスモマナ・フミローグ
9着同着
アイコンテーラー・シャムロックヒル、サンライズオネスト・ファストフォース
10着同着
インディナート・ヨンウォニ、ゴールドローズ・デルマグレムリン、カバーガール・ニシノレバンテ、ハッピーノリクン・ディージェーサン、ディーズローリエ・オカリナ
11着同着
バークエム・ラビアンムーン、トーセンウォルト・アスクメークシェア、レオパルドミノル、マイステージ、ナリタエール・ワールドクルーズ、ガリンシャ・カガギムレット
12着同着
ロードパレス・リマスタリング、ノルカソルカ・ルフトシュトローム、ホワイトターフ・クレマチステソーロ、ワタシハマジョ・オウユーナッシング、ララガルグイユ・クレフ、ナンヨーアミーコ・ゼログラヴィティ、マリノメローラ・エレダール、フラスティー・ハロサン
13着同着
シアープレジャー・ニシノフウジン、ファディッシュ・オーブリオン、ウイングクレバー・アスターモノゴン、メイショウマサヒメ・ミエノウインウイン
14着同着
ヘールポップ・ナムラロロ、カラニ・ジュエリークラフト
15着同着
カネトシダリア・バリューテーラー


16着以下の同着発生はなく、漏れがなければ2022年にJRAで同着を経験したのは以上の馬たち。延べ135頭が同着に絡んでおりますが、このうち複数回の同着を経験した馬が2頭見つかりました。ジュエリークラフトとマイステージです。
ジュエリークラフトは去年の3月13日(あ、ちょうど去年の金鯱賞当日だ)、中京3Rで14着同着。その4走後、7月23日の小倉3Rで3着同着となりました。このレースを最後に地方競馬に移籍し、去年は川崎で12月にもう1走して2着でした。地方競馬ではまだ同着の経験はないようです。
マイステージは去年1月5日の金杯デー、中山8Rで5着同着。5走後、7月9日の函館10Rで11着同着となりました。マイステージはキャリア19戦していますが(中央現役)、同着の経験はこの2回だけ。


...ということで、年間2回の同着がレアケース、2走続けての同着はかなり珍しいことがはっきりしました。サイキョウノオンナの3連続同着は過去に例がないことかもしれませんね。


調べていてびっくりしたのが、しれっと3頭同着が発生していたこと。去年3月5日の橿原ステークスでタガノプレトリア、シゲルヒラトリ、パワフルヒロコが6着同着でした。馬券圏内で発生すると払い戻しの組み合わせが多くなって、テレビ画面などではっきりとわかるので大きな話題となりますが、この6着同着は話題になったかなあ...? ちなみに3頭による同着は1955年、1992年、2003年に発生し、2012年に京都で起きたものは1955年以来となる3着3頭同着で大きく報じられました。そこから2017年、2020年、2022年と10年のうちに4回発生しています。
調教技術の進化発展、競走馬たちのレベル拮抗で、3頭同着が発生しやすくなっているのか。でも昔より着順の判定技術も上がっているはずだし、以前は同着(=着順が判定できない)だったものが今は判定できるようになってきている、はずですよね。3頭同着の発生増の理由はどうしてなのか判然としませんが...、もしかしたら今後は「4頭同着」なんてことが起こるのかも。サイキョウノオンナの3連続同着とどっちがレアかなあ? 3連続だろうなあ。いやはや、すごい記録です。


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[ラジオNIKKEI第1]


<解説>
松本智志(競馬ブック)
能勢俊介
久保木正則(日刊競馬)


<パドック解説>
宮崎弘貴(日刊競馬)1R-4R
松永篤(競馬ブック)5R-8R
京増真臣(研究ニュース)9R-12R


<主なコーナー>
9:35頃 「パドック解説者 レース展望」
10:30頃 「メインレース展望」
11:50頃 「能勢俊介の今日の勝負どころ」
12:00頃 「JRAホッと耳より情報!」
13:20頃 「日曜メインレース展望」
13:50頃 「今日のコラム」出演:梅崎晴光(スポーツニッポン)
14:30頃 「パドック解説者 レース展望」
16:15頃 「来週の重賞展望」


中山実況:山本直(1R-6R)米田元気(7R-12R)
進行:木和田篤、石原李夏
パドック進行:石原李夏、藤原菜々花


[ラジオNIKKEI第2]


<解説>
大西修平(デイリースポーツ)
永井晴二(競馬評論家)


<パドック解説>
竹原伸介(馬サブロー)1R-6R
吉田順一(馬サブロー)7R-12R


<主なコーナー>
9:45頃 「パドック解説者 きょうの狙い」
9:55頃 「一般レースの狙い」
10:25頃 「メインレース展望」
11:40頃 「藤村和彦の射(シャッ)!!」出演:藤村和彦(競馬文筆家)
11:50頃 「JRAホッと耳より情報!」
13:15頃 「解説者 今日の狙い目」
13:40頃 「中京競馬 レース展望」出演:坂井直樹(競馬ブック)
14:20頃 「日曜メインレース展望」
16:05頃 「来週のメインレースの見どころ」


阪神実況:中野雷太(1R-6R)小林雅巳(7R-12R)
進行:三浦拓実、加藤弘晃
パドック進行:岡田麻紗巳
中京実況:檜川彰人(1R-6R)山本直也(7R-12R)


※出演者、各コーナーの放送時間、放送内容などは変更となる場合があります

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