先週のサウジカップデー。皆様実況をお聴きいただきありがとうございました。
素晴らしいレースの数々でしたが、実況が...。水を差してしまい大変申し訳なく、恥ずかしい限りです。一から出直すつもりで取り組みます。

サウジカップデーに行われたリヤドダートスプリントでリメイクに騎乗し、現役最後の騎乗を終えた福永祐一"調教師"。3月1日付けで調教師免許が発効し、JRAサイトのプロフィールページも、騎手の欄から調教師の欄に移りました。その福永師があす阪神競馬場で行われるチューリップ賞で誘導馬に騎乗するとのことです。チューリップ賞は騎手として18回騎乗し、2011年にレーヴディソールで勝利しました。
このときのレーヴディソールの勝ち方はいまだに覚えてます。前年の2歳女王、実にあっさりと、楽々と差し切った姿が目に焼き付いてます。力の違いってこういうことなのか、みたいなレースでした。その後故障し牝馬三冠レースを棒に振ってしまうのですが、無事だったら...と思わされる強さでした。
あす福永師はどんな姿で誘導馬に騎乗するのか楽しみ、というツイートも目にしました。レーヴディソールの勝負服なのか、それとも誘導馬の騎乗者の正装なのか。これまでに例がないケースだと思いますし楽しみです。

そして明日の阪神最終レース終了後に引退式。福永師は騎手時代に歴代4位となるJRA通算2,636勝をマーク、このうち阪神では10場のうち最多の795勝を挙げています。重賞も...と調べると、重賞最多勝は東京競馬場で38勝。阪神の37勝を上回っています。GIは東京13、中山7、阪神6、京都5（JBCクラシック含む）、中京3で通算34勝。東京のGIレース13勝のうち、キャリア最後の5年間で日本ダービー3勝を含む6勝。

JRAの重賞レース1,502戦を実況アナ別にみると、最多実況はひかわアナで234戦。中野アナ185戦、小林アナ147戦、小塚131戦と続きます。重賞160勝の内訳はひかわアナ24勝、中野アナ23勝、小塚18勝、舩山アナ15勝。GIレース34勝の実況アナはひかわ7、小塚6、中野4、米田3、藤田・小林・山本直也・舩山・大関2、佐藤・広瀬・渡辺・木和田1。

福永祐一"騎手"の記録をもう少し。厩舎別の最多騎乗はやはり所属していた北橋修二厩舎がダントツで1,322戦。瀬戸口勉厩舎808戦、藤原英昭厩舎701戦。4位に関東の戸田博文厩舎が539戦で食い込んできます。厩舎別最多勝利は藤原英厩舎が148勝で北橋厩舎の146勝を上回りました。福永騎手は今年に入ってから藤原英厩舎で3勝を挙げていて、ここで逆転したようです。

キャリアで最も人気薄での勝利（人気順）は13番人気で、デビューした1996年の7月に行われたストークSをトップサンキストで勝ちました。単勝万馬券も一度だけ、2005年2月19日の京都1Rをファンドリサークルで勝ったときのオッズが114.5倍でした（11番人気）。レース条件でみると、かつてのマル父レース（父内国産馬限定競走）で144戦20勝、市場取引馬・抽選馬限定競走で70戦7勝、九州産馬限定競走で31戦6勝。アラブ系競走はデビューの前年に終了しているので騎乗なし。そして、これだけの実績を残したトップジョッキーには珍しく、障害免許を引退まで保持し続けましたが、障害競走の騎乗もありませんでした。

3月4日という日付は44年前、福永洋一さんが落馬して騎手生命を断たれた日です。たまたまだとは思いますが、なんという巡り合わせか...。福永祐一騎手も大きな怪我を何度もされましたが、こうして無事に引退セレモニーを行えるというのは、きっとご本人もご家族もホッとしていることと思います。さて明日は福永騎手としての最後のスピーチ、どんな言葉が聞けるでしょうか。一言一言を心に刻み込みたいと思います。

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では、3月 4日（土） の出演予定です。
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[ラジオNIKKEI第1]

＜解説＞
松本智志（競馬ブック）
能勢俊介
志村竜一（日刊競馬）

＜パドック解説＞
小林正明（デイリースポーツ）1R-4R
田村明宏（競馬ブック）5R-8R
赤塚俊彦（競馬ブック）9R-12R

＜主なコーナー＞
9:35頃 「パドック解説者 レース展望」
9:55頃 「週間ニューストピックス」
10:55頃 「メインレース展望」
11:45頃 「能勢俊介の今日の勝負どころ」
11:55頃 「JRAホッと耳より情報！」
12:45頃 「野元賢一の『競馬のツボ』」
13:15頃 「土曜メインレース展望」
13:50頃 「今週の注目数字」
14:30頃、16:15頃 「トレセンレポート」出演：野元賢一（日本経済新聞）
16:30頃 「あすの重賞展望」

中山実況：小林雅巳（1R-6R）山本直（7R-12R）
進行：稲葉弥生、小塚歩、山本直也
パドック進行：山本直也、稲葉弥生

[ラジオNIKKEI第2]

＜解説＞
坂井直樹（競馬ブック）
関根慶太郎（日本経済新聞）

＜パドック解説＞
佐藤将美（サンケイスポーツ）1R-6R
船津裕司（研究ニュース）7R-12R

＜主なコーナー＞
9:45頃 「パドック解説者 きょうの狙い」
10:10頃 「一般レースの狙い」
10:40頃 「土曜メインレース展望」
11:10頃 「週の中間の話題から」
11:45頃 「日曜重賞レース展望」
12:05頃 「JRAホッと耳より情報！」
12:30頃 「大穴一発！一攫千金を狙え！」出演：棟広良隆（競馬アナリスト）
13:05頃 「解説者 今日の狙い目」
14:15頃 「パドック解説者 メインレースの狙い」
16:05頃 「明日のメインレースの見どころ」

阪神実況：檜川彰人（1R-6R）米田元気（7R-12R）
進行：三浦拓実、加藤弘晃
パドック進行：髙田洋子

※出演者、各コーナーの放送時間、放送内容などは変更となる場合があります