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先週行われたシルクロードステークス。上位馬の負担重量はこんな感じでした。


1着 ナムラクレア 56.5キロ
2着 ファストフォース 57.5キロ
3着 マッドクール 56キロ
4着 トウシンマカオ 58.5キロ
5着 マリアズハート 55.5キロ


シルクロードSはハンデ戦。ですがこれほど0.5キロ刻みのハンデ(某先輩アナは『テン5ハンデ』なんて呼んでました)がたくさん上位に来るレースは珍しいんじゃなかろうか。そもそも「テン5」の馬がこんなにたくさん出走したケースは記憶にない。このレースにはグルーヴィットが58.5キロで出走していて(15着)、「テン5」は全部で5頭出走していました。


1986年以降で「○○.5キロ」で出走した馬を調べてみました。テン5ハンデ全体で調べる術がわからず(いい方法あるのかな?)、検索範囲内である48.5キロから69.5キロまでをひとつひとつ検索かけてみました。
調べ方間違えていなければ、テン5ハンデの同一レース最多出走は7頭で、2011年のマーチSでした。この年は東日本大震災の影響で阪神競馬場での開催。


3着 インバルコ 57.5キロ
4着 マチカネニホンバレ 57.5キロ
6着 ダイショウジェット 57.5キロ
7着 オーロマイスター 58.5キロ
8着 キングスエンブレム 57.5キロ
11着 クリールパッション 57.5キロ
14着 ラヴェリータ 56.5キロ


57.5キロの馬が同時に5頭も。同じ数字のテン5ハンデの馬が5頭同時出走もこれが最多のケースのようです。このレース、最軽量はハギノリベラの53キロでトップハンデはオーロマイスターの58.5キロ。ハンデ59キロはつけづらい、さりとて最軽量も53キロより軽くはしづらい...、苦肉の策で細かくハンデを刻んだんでしょうか。詳しい事情はわかりませんが、とにかく珍しいケースであります。


1986年以降、成績として残る0.5キロ刻みの負担重量は、48.5キロから64.5キロまでと、67.5キロ。このうち、中山グランドジャンプの重量が牡馬63.5キロ、牝馬61.5キロだった時期があります。2003年はフルゲート16頭が出走し、牝馬の出走がなかったために16頭全てが63.5キロを背負いました。ということで、ハンデ戦に限らない「○○.5キロ」の同一レース最多出走はこの中山GJということになります。中山GJを除いて、「○○.5キロ」は定量戦や別定戦で設定されることはほぼありません。


重い斤量の「○○.5キロ」はほぼ全てハンデ戦。一方、軽い斤量では、当初定められた負担重量で騎手が乗ることができず、0.5キロの重量超過というケースがほとんど。場合によっては1.5キロの超過ということもあったようです。ハンデとして「○○.5キロ」が設定された中で一番軽いものは54.5キロ。1987年白百合Sのドウカンジョーと、去年のシリウスSのレーヌブランシュの2例があるのみです。1986年以降で最も重いテン5ハンデが課せられたのはアラブの快速馬アキヒロホマレ。1989年3月のアラブスプリントSでは67.5キロを背負い勝利しました。


今年はシルクロードSのほかにも、京都金杯で57.5キロのハンデを課せられた馬が4頭いました。57.5キロの複数頭数出走でいえば、去年の京都金杯も4頭、去年のシルクロードSとマーチSにもそれぞれ3頭ずついました。レーヌブランシュの"35年ぶりの54.5キロ"も含め、近年なんだかテン5ハンデが増えてきた印象。0.5キロ刻みがそれぞれの出走馬にどう影響するのか、イコール馬券にどう影響するのかはそれぞれのケースでしょうけどね。特に今年から負担重量のルールが変わりましたし、推移を見守りたいところです。


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[ラジオNIKKEI第1]


<解説>
吉田幹太(競馬ブック)
能勢俊介
久保木正則(日刊競馬)


<パドック解説>
加藤剛史(馬サブロー)1R-4R
松本智志(競馬ブック)5R-8R
田村明宏(競馬ブック)9R-12R


<主なコーナー>
9:35頃 「パドック解説者 レース展望」
10:00頃 「週間ニューストピックス」
11:00頃 「メインレース展望」
11:50頃 「能勢俊介の今日の勝負どころ」
12:00頃 「JRAホッと耳より情報!」
12:55頃 「野元賢一の『競馬のツボ』」
13:25頃 「土曜メインレース展望」
13:55頃 「今週の注目数字」
14:30頃、16:15頃 「トレセンレポート」出演:野元賢一(日本経済新聞)
16:30頃 「あすの重賞展望」


東京実況:米田元気(1R-6R)山本直也(7R-12R)
進行:稲葉弥生、小塚歩
パドック進行:山本直也、藤原菜々花


[ラジオNIKKEI第2]


<解説>
信根隆二(競馬ブック)
関根慶太郎(日本経済新聞)


<パドック解説>
鈴木邦宏(大阪スポーツ)1R-6R
竹中昇(研究ニュース)7R-12R


<主なコーナー>
9:55頃 「パドック解説者 きょうの狙い」
10:25頃 「一般レースの狙い」
10:55頃 「土曜メインレース展望」
11:25頃 「週の中間の話題から」
11:50頃 「日曜重賞レース展望」
12:35頃 「JRAホッと耳より情報!」
12:50頃 「大穴一発!一攫千金を狙え!」出演:棟広良隆(競馬アナリスト)
13:20頃 「解説者 今日の狙い目」
14:20頃 「パドック解説者 メインレースの狙い」
16:05頃 「明日のメインレースの見どころ」


中京実況:三浦拓実(1R-6R)檜川彰人(7R-12R)
進行:山本直、髙田洋子
パドック進行:加藤弘晃
小倉実況:大関隼(1R-6R)小林雅巳(7R-12R)


※出演者、各コーナーの放送時間、放送内容などは変更となる場合があります

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