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先日JRAからリリースされた、フェブラリーSに外国馬が予備登録を行ったというお知らせ。

へーそうか。ふーん。ぐらいに思ってたんです。どうせ登録だけじゃないの? みたいな。
そしたら今日になって、どうやら本当に来日するらしいと各スポーツ紙が報じました。まじか! どうやら現地でこんな報道があったようです。
In Historic First, Fipke's Shirl's Speight To Run In February S. In Japan
(史上初、フィプケ氏のシャールズスパイトが日本のフェブラリーSに出走へ)


フィプケ氏というのは大馬主であるチャールズ・フィプケ氏のことですね。日本でも競走馬を所有し、去年カナテープで日本初勝利をマークしました。JRAの海外馬券発売レースでは、2018年のドバイワールドカップに牝馬フォーエバーアンブライドルドを出走させています。地元での勝負服は白ベースで胸に大きな青いダイヤモンドマーク、袖は黄色。フィプケさんの本業は地質学者だそうで、ダイヤモンドの探索を行っているとのこと。だからこの勝負服なんでしょう。日本では同じ絵柄が使えないので似たようなデザイン(白、青菱山形、黄袖)を設定しています。


上記記事によると、ジョアン・モレイラ騎手をブッキングしたとのこと。記事中でも"マジックマン"というワードが出てきます。さすが、モレイラ騎手の二つ名は北米でも知れ渡っているのですねえ。さらに、フェルナンド調教師によるとフェブラリーSのあとはドバイターフを目指すのだとか。ダートから芝?
シャールズスパイトの成績を調べると、3歳7月のメイドン(芝7ハロン)でデビュー勝ちしたあと、2戦目に8.5ハロンのオールウェザーのG3マリンSに勝利。そして3戦目になんといきなり、G1ウッドバインマイルに挑戦。木村和士騎手が騎乗して、3番人気にもなったようですが7着(8頭立て)。
次に重賞に出走するのは去年2月、5歳になってから。芝8.5ハロンのG3タンパベイSを勝利。来日経験のあるエマジェーン・ウィルソン騎手が騎乗していました。これが重賞2勝目。そして、返す刀で芝8ハロンのG1メーカーズマークマイルを接戦の末に勝利し、見事にG1ウィナーとなりました。
芝のG1馬となり、前走も芝マイルのG1BCマイルでモダンゲームズの2着。ただ、この間にダートのレースにも出走し、G3サルバトールマイル3着としています。まあ、つまりは二刀流ホースってことですわね。


いずれにせよ、出走すればフェブラリーS史上初の外国馬の出走となります。むしろいままでいなかったのが不思議、という気もしなくはないですが。JCダートやチャンピオンズCは11月後半や12月で、シーズン最後に余力のある馬が遠征、という感じでしたが2月ではなかなか遠征は難しいのかもね。上記記事にあるとおり、フェブラリーSは2007年から国際競走となり外国馬の出走が可能となりましたが、いままで外国馬の出走はありませんでした。


1986年以降にJRAのレースに出走した外国馬458頭の出走レース名を調べると、当然一番多いのはジャパンCです。以下、2桁頭数出走したレースは頭数順に安田記念、中山GJ、スプリンターズS、ジャパンCダート(チャンピオンズC含む)、ペガサスJS、京王杯SC、エリザベス女王杯、マイルCS。1986年以降に10頭以上外国馬が出走したレースは以上です。
以下、1986年以降に外国馬が出走したことのあるレースを列挙。富士S(重賞昇格前含む)、天皇賞(春)、高松宮記念、セントウルS、キャピタルS、鳴尾記念、宝塚記念。以下は1頭のみ出走:毎日王冠、武蔵野S、阪神C、エイプリルS。
ああ~懐かしい。エイプリルSはマカイビーディーヴァだ。59キロでひと叩きして春の天皇賞に出走して、2番人気7着。スズカマンボが勝って大波乱になったレースでした。春の天皇賞の外国馬といえばレッドカドー。2013年に3着に来たときは馬券獲ったけど儲け損ねた。宝塚記念のワーザーもそうだったな...。毎日王冠の外国馬はアヌスミラビリス。懐かしすぎて悶絶。外国馬の勝率が100パーセントなのはこのレースだけです(1戦1勝)。


話がとっ散らかりましたが、シャールズスパイトのこの挑戦がうまくいけば、今後は日本をステップにドバイに向かう北米の競走馬が増えるかもしれない。フェブラリーS以外にも、翌週の中山記念からドバイにという馬だって出てきてもいいですよね。日本馬も同じようなローテでドバイ渡航する馬がいますし、同じ飛行機に積めるのならそれもプラスかもしれないし。ああ、グローバル化。日本のレースがステップなのはちょっとさみしい気もするけど。


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では、1月 22日(日) の出演予定です。
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[ラジオNIKKEI第1]


<解説>
吉岡哲哉(競馬ブック)
能勢俊介
小木曽大祐(日刊競馬)


<パドック解説>
沢田美紀(日刊競馬)1R-4R
松本智志(競馬ブック)5R-8R
京増真臣(研究ニュース)9R-12R


<主なコーナー>
9:35頃 「パドック解説者 レース展望」
10:30頃 「メインレース展望」
11:50頃 「能勢俊介の今日の勝負どころ」
12:00頃 「JRAホッと耳より情報!」
13:20頃 「日曜メインレース展望」
13:50頃 「今日のコラム」出演:坂本達洋(スポーツ報知)
14:30頃 「パドック解説者 レース展望」
16:30頃 「来週の重賞展望」


中山実況:米田元気(1R-6R)山本直也(7R-12R)
進行:小林雅巳、稲葉弥生
パドック進行:藤原菜々花


[ラジオNIKKEI第2]


<解説>
佐藤将美(サンケイスポーツ)
森本昭夫(競馬評論家)


<パドック解説>
浜口和也(馬サブロー)1R-6R
竹村浩行(馬サブロー)7R-12R


<主なコーナー>
9:55頃 「パドック解説者 きょうの狙い」
10:25頃 「一般レースの狙い」
10:55頃 「メインレース展望」
11:40頃 「藤村和彦の射(シャッ)!!」出演:藤村和彦(競馬文筆家)
11:50頃 「JRAホッと耳より情報!」
13:15頃 「解説者 今日の狙い目」
13:40頃 「小倉競馬 レース展望」出演:坂井直樹(競馬ブック)
14:20頃 「日曜メインレース展望」
16:15頃 「来週のメインレースの見どころ」


中京実況:三浦拓実(1R-6R)山本直(7R-12R)
進行:檜川彰人、加藤弘晃
パドック進行:髙田洋子
小倉実況:小塚歩(1R-6R)中野雷太(7R-12R)


※出演者、各コーナーの放送時間、放送内容などは変更となる場合があります

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