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中央競馬実況中継

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28日(水)の「中央競馬実況中継」は、ラジオNIKKEI第2で東西全レース生中継!


2022年最後の番組情報更新です。今年も毎週末にお付き合いいただき、ありがとうございました。


クリスマスイブの先週土曜、24日のことです。

ついにこの日がやってきました。障害の絶対王者オジュウチョウサンがターフを去る日が。


ありがたいことに引退式の司会を仰せつかりました。ヴァーミリアンの引退式以来だからかなり久々、しかもこれほどの大スターのセレモニーですからかなり緊張しました。


引退式が始まるおよそ2時間前、14時45分に引退レースとなった中山大障害がスタート。
おそらく、この日の中山競馬場に集まったファンの大多数がオジュウチョウサンを目的に来場したはずです。グッズ販売の列が午前中から大行列だったと聞き、改めてその絶大なる人気と注目度の高さを感じたものです。
障害GIファンファーレは生演奏。それと同時に大拍手が湧きました。普通のGIならそのままざわざわするところですが、この日の中山競馬場は違いました。


GIファンファーレのあとの静寂。
「一瞬の静寂、のち大歓声」みたいなのはたまーにあるんですけど、この日はずーっと静寂。佐藤アナのアナウンス「オジュウチョウサンが最初に中山グランドジャンプを勝ったときに、この世に生を受けていなかった馬が5頭います」という実況にどよめきが起こりました。普段のGIならざわめきにかき消される場内実況が、多くの人の耳に届いたということ。それだけ場内は静かだったのです。


スタート。拍手。静寂。障害飛越。拍手。静寂。この繰り返しでした。
中山競馬場に集まったほぼすべてのひとが、各馬の障害飛越、とりわけ絶対王者オジュウチョウサンの飛越を固唾を飲んで見守っていたのです。それこそ、アニメなんかでよく見る「ごくり」と唾を飲み込む音まで聞こえてきそうなくらい。
障害レースにアクシデントはつきもの。無事に帰ってきてほしい、そして願わくば、最後にもう一花咲かせてほしい。そんな願いが競馬場を支配していたように思います。


オジュウチョウサンのラストランは6着でした。しかし最後まで力を振り絞り、そして無事に中山大障害のゴールを、そして競走人生のゴールを迎えました。
通算成績40戦20勝、うち障害で18勝。障害重賞15勝、J・GIは9勝。これほどまで圧倒的な成績を残す馬、これから生きているうちに見ることがあるだろうか。同じ時代を生きてきた我々はとても幸せです。


オジュウチョウサンの実況アナ別成績はこうなります。
山本直也 15(10.0.0.5)
小林 6(0.0.0.6)
山本直 4(3.0.1.0)
米田 3(2.0.1.0)
中野 3(1.1.1.0)
舩山 3(1.1.0.1)
佐藤 3(1.0.1.1)
小塚 2(1.0.0.1)
大関 1(1.0.0.0)
2回しか実況できなかったのはちょっぴり心残り。アタシは平地デビュー戦と、障害2勝目となった中京のオープンで実況したきりでした。18年と20年に中山大障害を実況する機会に恵まれたけど、オジュウチョウサン不出走の年でした。


このあとは種牡馬となるとのこと。昨今の種牡馬戦国時代にあって、種牡馬としての成功は簡単ではないと思いますが、それでもこの馬のポテンシャル、そして「父ステイゴールド」というところに期待してしまいます。なんたって、常識を超越した成績を残してきたオジュウチョウサンですから、種牡馬としても常識を飛び越えてくるかもしれない。新たな馬生への"踏み切ってジャンプ"、子供の活躍を楽しみに待ちましょう。お疲れ様でした!


各事業所の営業最新情報
イベント情報はこちらから→ 第5回中山競馬 第6回阪神競馬


では、12月 28日(水) の出演予定です。
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[ラジオNIKKEI第2]


12:05頃、14:25頃にホープフルSの展望を、14:55頃にホープフルSパドック解説をお送りします。


<中山解説>
安中貴史(競馬ブック)
志村竜一(日刊競馬)


<中山パドック解説>
赤塚俊彦(競馬ブック)11R


<阪神解説>
坂井直樹(競馬ブック)
関根慶太郎(日本経済新聞)


中山実況:山本直也(1R-6R)小塚歩(7R-12R)
阪神実況:三浦拓実(1R-4R)山本直(5R-8R)檜川彰人(9R-12R)
中山進行:米田元気、藤原菜々花
阪神進行:山本直、檜川彰人、三浦拓実


※出演者、各コーナーの放送時間、放送内容などは変更となる場合があります

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