あさって行われるジャパンカップ。今年は外国馬が4頭来日しました。フランスのオネスト、シムカミル、グランドグローリー、そしてドイツのテュネス。登録時点ではアイルランドのマジカルラグーンとブルームの名前もあったし、凱旋門賞馬アルピニスタ（故障により引退）も一時は招待受諾と報じられました。最大で6頭ないし7頭出走した可能性があるということで、これだけ多くの外国馬が出走（または出走の意思を示）したジャパンカップはかなり久しぶりです。

まじか。日本勝ったのか！前半で寝たのは失敗だったか...
だって調教開始6時なんだもん。以前はもっと遅く始まった記憶があるけど、運用変わったのかな。なにせ4年ぶりに外国馬の調教見に来たもんだから以前の記憶が曖昧。 pic.twitter.com/Q6PgKailkt

— 小塚歩 AYUMU KOZUKA (@AyumuKozuka) November 23, 2022

今年、来日外国馬が増えた理由のひとつ、かもしれないのが東京競馬場に国際厩舎が新設されたこと。手前味噌ながら日経電子版のコラムで書いたものを貼ります↓
外国馬誘致に追い風？　東京競馬場に国際厩舎新設
以前は千葉県白井市のJRA競馬学校で検疫を受け、その後東京競馬場に移動という手順を踏まなければいけなかったのですが、今秋からは東京競馬場で検疫を受けることが可能になりました。これまで外国馬にかかっていた負担が軽減されることで、来日増に期待、と書きました。

24日（木）の調教後に行われた外国馬陣営の記者会見で、各陣営に国際厩舎の印象についての質問がありました。当日の競馬実況webやツイッターでご紹介しきれないところでしたので、ここで国際厩舎について会見で聞くことができた声をご紹介します。

オネスト　ファブリス・シャペ調教師
「素晴らしい施設で、我々陣営も喜んでいますし、もちろん馬もこの環境に喜んでいます」
シムカミル　ステファン・ワッテル調教師
「（馬は）新しい環境になったということをあまり気にしていません。それは今回、東京競馬場内に国際厩舎ができ、輸入検疫ができるようになったということが非常に大きいと思います。お陰様で、外国馬がジャパンCのような東京競馬場で開催されるレースに参加しようと思ったときに、いい状態で参加できます。そういった環境やツールを整備して頂いたと思っています。こういった（国際厩舎の）新しい環境があるおかげで、外国から参戦している馬も非常に回復が早く、レース当日までに100パーセントに準備することができます」
グランドグローリー　ジャンルカ・ビエトリーニ調教師
「本当に素晴らしい国際厩舎です。去年来たときは競馬場ではないところで検疫を受けましたが、今年は直接競馬場で検疫をすることになり、全てがスムーズです。我々が快適に滞在できるようにオーガナイズしてくださっている関係者のお陰で、素晴らしい環境で調教ができていると思っています」
テュネス　ペーター・シールゲン調教師
「非常に良い厩舎だと思いますし、全てが快適にオーガナイズされていると思います」

オフィシャルな場での発言ですので、ややリップサービス気味かもしれませんが、それでも概ね好評だと言っていいのでは。特にグランドグローリー陣営は、去年と今年の変化を大きく感じているのでしょうね。これで今年、これまた久しぶりに外国馬が好走してくれると、来年以降のさらなる来日増に繋がるのではないかな、と想像しています。

コラムの最後に記しましたが、かつては強豪外国馬が来日して、その実力を見せつけていきました。それらに立ち向かう日本馬という構図もわかりやすく、外国馬が強いほど盛り上がったものです。当時のようにとまでは言いませんが、世界中にはきっと「日本向き」という海外の実力馬がいるはずなので、そういう馬たちがどんどん来日して、盛り上げてくれるといいなあ、なんて思うのであります。

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では、11月 26日（土） の出演予定です。
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[ラジオNIKKEI第1]

＜解説＞
吉田幹太（競馬ブック）
能勢俊介
郡和之（日刊競馬）

＜パドック解説＞
加藤剛史（馬サブロー）1R-4R
住川陸（勝馬）5R-8R
松永篤（競馬ブック）9R-12R

＜主なコーナー＞
9:45頃 「パドック解説者 レース展望」
10:10頃、10:40頃、11:10頃、11時40分頃　立川志らくさん登場！
競馬との出会い、「人情競馬」、競馬場の"あの食べ物"の秘話、ジャパンカップについて
たっぷり語っていただきます！
11:30頃 「メインレース展望」
11:45頃 「JRAホッと耳より情報！」
12:00頃 「能勢俊介の今日の勝負どころ」
12:30頃 「野元賢一の『競馬のツボ』」
13:00頃 「土曜メインレース展望」
13:30頃 「今週の注目数字」
14:40頃、15:55頃 「トレセンレポート」出演：野元賢一（日本経済新聞）
16:10頃 「あすの重賞展望」

東京実況：山本直也（1R-6R）小林雅巳（7R-12R）
進行：稲葉弥生、木和田篤、佐藤泉
パドック進行：小林雅巳、稲葉弥生

[ラジオNIKKEI第2]

＜解説＞
丹羽崇彰（競馬ブック）
関根慶太郎（日本経済新聞）

＜パドック解説＞
芝井淳司（大阪スポーツ）1R-6R
小宮邦裕（研究ニュース）7R-12R

＜主なコーナー＞
9:35頃 「パドック解説者 きょうの狙い」
9:55頃 「一般レースの狙い」
10:25頃 「土曜メインレース展望」
11:25頃 「週の中間の話題から」
11:50頃 「日曜重賞レース展望」
12:00頃 「JRAホッと耳より情報！」
12:45頃 「大穴一発！一攫千金を狙え！」出演：棟広良隆（競馬アナリスト）
13:15頃 「解説者 今日の狙い目」
14:20頃 「パドック解説者 メインレースの狙い」
16:25頃 「明日のメインレースの見どころ」

阪神実況：檜川彰人（1R-6R）小塚歩（7R-12R）
進行：山本直、髙田洋子
パドック進行：加藤弘晃

※出演者、各コーナーの放送時間、放送内容などは変更となる場合があります