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先週行われたエリザベス女王杯はジェラルディーナが勝利。2着はウインマリリンとライラックが同着で分け合いました。週明けにスポーツ紙を見ていると「GIでの2着同着はグレード制導入後初めて」とのこと。えー、ほんと? これまでありそうだけど、なかったの?


1984年以降のGIレースで調べたところ、たしかに2着が同着だったレースはこれまでになく、先週のエリザベス女王杯が初めてでした。ありそうなのに、と感じたのは、1983年以前に記録されているから。しかも日本ダービーで。フエアーウインが勝った1962(昭和37)年の日本ダービー、2着はヤマノオーとコレヒサの同着でした。古い成績を掘り返していたときに見つけたから覚えていたんだった。


GIの1着同着は、みなさんご存知2010年のオークス。アパパネとサンテミリオンが並んでゴールして、クラシックしかも3歳牝馬の頂点を決めるレースで同着が発生したのでありました。2着同着は先週が初めて、では3着同着は? と調べるとグレード制導入後に3回。

1985年天皇賞(秋) ウインザーノット・ニホンピロウイナー(ギャロップダイナ)
1992年皐月賞 スタントマン・アサカリジェント(ミホノブルボン)
1996年ジャパンC ストラテジックチョイス・エリシオ(シングスピール)
直近はあの「ストラテジックチョ」でおなじみの(←単勝馬券にこう表記された)ストラテジックチョイスと、凱旋門賞馬エリシオの3着同着。シングスピールとファビラスラフインももしかしたら同着かも? ぐらいの接戦だったと記憶。このころはJCに来日する外国馬も強かったよね...。


せっかくなので4着以下の同着も調べてみました。せっかくって何だ。

4着同着 なし
5着同着 1994年天皇賞(春)、2020年有馬記念
6着同着 5回 直近は2020年フェブラリーS
7着同着 5回 直近は2021年秋華賞
8着同着 1994年ジャパンC
9着同着 4回 直近は2022年高松宮記念
10着同着 1989年安田記念、2004年ジャパンC、2007年マイルCS
11着同着 6回 直近は2014年皐月賞
12着同着 2010年阪神JF、2017年ジャパンC
13着同着 2015年スプリンターズS
14着同着 2009年ジャパンC、2017年エリザベス女王杯
15着以下の同着なし
以上すべて、グレード制導入後のもの。フルゲート16頭というレースもあるし、出走頭数がフルゲートに満たないレースもあるので、着順が下位になればなるほど同着の可能性は低くなるのはわかります。ちなみにフルゲートが19頭以上だった頃に、18着以下の同着はありませんでした。


調べてみてびっくり、なんと4着同着が1回もない! これは不思議。まあ2着同着が先週まで無かったのも不思議なんですけど。


ちなみにグレード制導入前のGI級レースで発生した同着を調べたところ、上記1962年の日本ダービー以外に、以下のケースが見つかりました。5着までしか着差が発表されない時代もあるので、成績表で「同着」と表記があるものだけ拾いました。

1953年安田賞 マサムネ・カネエイカンが6着同着
1971年皐月賞 エリモカップ・ムツミバロンが8着同着
1972年オークス ナオユキ・オンワードセレナが8着同着
1974年オークス ミトモオー・ニッソウセダンが5着同着
1976年菊花賞 タニノレオ・クライムカイザーが5着同着
1979年安田記念 ストレンジメグロ・インターチャイムが2着同着
ほかGI昇格前の高松宮杯でブゼンコトブキ・ナラサンザンが6着同着(1976年)。同じくGI昇格前のスプリンターズSでは1984年に、カナカンテンザンとサンデーベストが8着同着、ニッポーハヤテとイクエヒカルが12着同着と、ひとつのレースで2件の同着が発生したという珍しいケースがありました。スプリンターズSは1985年も、オンワードシェレルとシンウルフが6着同着。


成績表をぺらぺらめくって(←暇なの?)拾ったものなので、抜けがあったらご容赦を。やっぱり4着同着が記録されていない...。つまり、今後GIで4着同着が発生すれば、日本初のGI(級)4着同着となるんですね。いつになるだろう? そのときまで覚えておかないとな。


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[ラジオNIKKEI第1]


<解説>
吉田幹太(競馬ブック)
能勢俊介
久保木正則(日刊競馬)


<パドック解説>
加藤剛史(馬サブロー)1R-4R
赤塚俊彦(競馬ブック)5R-8R
吉岡哲哉(競馬ブック)9R-12R


<主なコーナー>
9:45頃 「週間ニューストピックス」
10:45頃 「パドック解説者 レース展望」
11:15頃 「メインレース展望」
11:45頃 「JRAホッと耳より情報!」
12:05頃 「能勢俊介の今日の勝負どころ」
12:35頃 「野元賢一の『競馬のツボ』」
13:05頃 「土曜メインレース展望」
13:40頃 「今週の注目数字」
15:25頃、16:15頃 「トレセンレポート」出演:野元賢一(日本経済新聞)
16:25頃 「あすの重賞展望」


東京実況:小林雅巳(1R-6R)小塚歩(7R-12R)
進行:石原李夏、木和田篤、佐藤泉
パドック進行:小塚歩、佐藤泉、石原李夏
福島実況:大関隼(1R-6R)山本直也(7R-12R)


[ラジオNIKKEI第2]


<解説>
信根隆二(競馬ブック)
関根慶太郎(日本経済新聞)


<パドック解説>
芝井淳司(大阪スポーツ)1R-6R
荒木敏宏(競馬評論家)7R-12R


<主なコーナー>
9:35頃 「パドック解説者 きょうの狙い」
9:55頃 「一般レースの狙い」
10:50頃 「土曜メインレース展望」
11:20頃 「週の中間の話題から」
11:40頃 「日曜重賞レース展望」
12:15頃 「JRAホッと耳より情報!」
12:45頃 「大穴一発!一攫千金を狙え!」出演:棟広良隆(競馬アナリスト)
13:10頃 「解説者 今日の狙い目」
14:25頃 「パドック解説者 メインレースの狙い」
16:10頃 「明日のメインレースの見どころ」


阪神実況:米田元気(1R-6R)三浦拓実(7R-12R)
進行:檜川彰人、加藤弘晃
パドック進行:髙田洋子


※出演者、各コーナーの放送時間、放送内容などは変更となる場合があります

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