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【ラジオNIKKEI第2、23日(日)お昼休みに山田雅人さん登場! 菊花賞を語ります】


菊花賞の資料を作りながら、ハッと目にとまったデータ。
「アスクビクターモアが勝てば、皐月賞5着馬は菊花賞初勝利」
へえー? 皐月賞で5着に入るくらいの実力馬なら、1頭ぐらい菊花賞を勝っていてもおかしくないのになあ。それとも、惜しいレースが多くて「○○の呪い」みたいになっているのか。


1986年以降の皐月賞5着馬を調べると、のちのGI馬が2頭。15年クラリティスカイは皐月賞5着としたあとNHKマイルCを勝ちました。そして17年レイデオロは皐月賞5着で初黒星を喫したあと、日本ダービーで見事に勝利。古馬になり天皇賞(秋)も勝ちました。ほか14年皐月賞5着のステファノスが国内外のGIで健闘を続けました。


戦歴からもわかるように上記3頭はマイル~中距離を得意とした馬たち。いずれも菊花賞に出走していません。1986年以降の皐月賞5着馬はアスクビクターモアを含め37頭いますが、菊花賞に出走したのは8頭だけ。メガスターダムとサトノフラッグの3着が最高でした。


ではこれ以前の皐月賞5着馬は、菊花賞で好走していなかったの? と、成績表をめくって第1回皐月賞から調べてみたところ、皐月賞5着馬の菊花賞最高着順は1963年のコウライオーで2着。このコウライオー以外に好走例は見つかりませんでした。ということで、菊花賞で馬券に絡んだ皐月賞5着馬はコウライオー、メガスターダム、サトノフラッグしかいないということになります。ちなみにコウライオーは皐月賞ど日本ダービーで5着としたあと、秋に重賞3連勝で菊花賞に挑み2着。このときはメイズイ三冠なるかに注目が集まりましたが、勝ったのはメイズイと同厩舎のグレートヨルカでした。


では皐月賞で他の着順だった馬たちは菊花賞でどうだったのか。1986年以降のデータをざっと調べてみました。

皐月賞1着→8勝、2着2回、3着1回
2着→ビワハヤヒデ、エピファネイア、タイトルホルダーが勝利
3着→ナリタトップロード、キタサンブラック、サトノダイヤモンドが勝利
4着→菊花賞馬不在も2着はクリンチャーなど3頭、3着はエアスピネルなど5頭
6着→12頭出走しエリモブライアンの3着が最高
7着→アサクサキングスが勝利
8着→ライスシャワー、ザッツザプレンティが勝利
9着→11頭出走しユーワジェームスとローゼンクロイツの3着が最高
10着→11頭出走しダイナガリバーが2着
11着→13頭出走しフローテーションが2着
12着以下→44頭出走しサトノルークス(皐月賞14着)とファストタテヤマ(皐月賞15着)が2着

皐月賞掲示板外から菊花賞馬になった馬もいるなかで、掲示板圏内の5着から菊花賞に出走した馬がそもそも8頭しかいないってのが不思議なところです。


レイデオロやクラリティスカイの例を出しましたが、皐月賞5着馬がその後ずっと不振というわけでは当然なく、歴史を遡ると多くの活躍馬がいます。76年クライムカイザーはトウショウボーイを破り日本ダービー馬に。70年メジロムサシは翌年の天皇賞を勝ち、72年には凱旋門賞にも挑戦しました。49年のシラオキは繁殖牝馬として多くの名馬の祖となりました。「シラオキ様のお告げ~」のシラオキですね。


ほかスーパーグラサード(85年)、ヨシノスキー(79年)、オンワードヒル(66年)などが後に複数の重賞に勝利。「白い稲妻」シービークロス(78年)はタマモクロスの父となりました。セエチヨウ(65年)は第1回関屋記念の勝ち馬。変わった記録だと、エリモローラ(82年)はダート2600メートルで行われた日経新春杯に勝利。ホウカツピータ(40年)は後に障害に転じたようで、中山大障害の勝ち馬として名を残します。


ということで、今年の皐月賞5着馬アスクビクターモアも、今後の活躍が大いに期待されます。もちろんその"今後"が明日であったとしても何ら不思議ではない実力の持ち主。ジンクスは破るためにある? 歴史が動く(←大げさ?)瞬間を見られるかもしれません。


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では、10月 23日(日) の出演予定です。
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[ラジオNIKKEI第1]


<解説>
赤塚俊彦(競馬ブック)
能勢俊介
志村竜一(日刊競馬)


<パドック解説>
宮崎弘貴(日刊競馬)1R-4R
吉田幹太(競馬ブック)5R-8R
京増真臣(研究ニュース)9R-12R


<主なコーナー>
10:20頃 「パドック解説者 レース展望」
11:20頃 「メインレース展望」
11:45頃 「JRAホッと耳より情報!」
12:10頃 「能勢俊介の今日の勝負どころ」
13:35頃 「新潟競馬 レース展望」出演:山口瞬(日刊競馬)
14:10頃 「パドック解説者 レース展望」
15:15頃 「日曜メインレース展望」
16:15頃 「来週の重賞展望」


東京実況:中野雷太(1R-6R)小林雅巳(7R-12R)
進行:小島友実、米田元気
パドック進行:藤原菜々花
新潟実況:山本直也(1R-6R)大関隼(7R-12R)


[ラジオNIKKEI第2]


<ゲスト>
山田雅人(タレント)


<解説>
菱田誠(スポーツニッポン)
森本昭夫(競馬評論家)


<パドック解説>
浜口和也(馬サブロー)1R-6R
竹村浩行(馬サブロー)7R-12R


<主なコーナー>
9:45頃 「パドック解説者 狙いのレース」
9:50頃 「一般レースの狙い」
10:25頃 「メインレース展望」
11:45頃 ゲスト・山田雅人さん登場!菊花賞を語っていただきます
11:55頃 「JRAホッと耳より情報!」
12:15頃 「藤村和彦の射(シャッ)!!」出演:藤村和彦(競馬文筆家)
13:15頃 「解説者 今日の狙い目」
13:45頃 「日曜メインレース展望」
16:00頃 「来週のメインレースの見どころ」


阪神実況:三浦拓実(1R-6R)小塚歩(7R-12R)
進行:檜川彰人、山本直、加藤弘晃
パドック進行:岡田麻紗巳


※出演者、各コーナーの放送時間、放送内容などは変更となる場合があります

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