明日はいよいよ秋GIシリーズ開幕、そしていよいよ凱旋門賞であります。
ラジオNIKKEIでは2日（日）22時半からラジオNIKKEI第1で「凱旋門賞実況中継」を放送します。お楽しみに！
今年の凱旋門賞はフルゲート20頭立てになりました。20頭立てはトレヴが連覇を果たした2014年以来8年ぶり。それ以前に遡ると、カーネギーが母デトロワとの母子制覇を果たした1994年が20頭立てでした。ちなみにその前年、ガリレオやシーザスターズの母アーバンシーが勝った1993年は23頭立てだったとか。当時はさらにフルゲートの頭数が多かったのか...。
今回、直前まで25頭ほどがエントリーしていました。現地では「フルゲートを拡大する」ということも議論されていたとか。ほんと？ そして今週火曜になって、現地主催者フランスギャロから「フルゲートは規定通り20頭とする」とのお達しが。
The #Qatar Prix de l'Arc de Triomphe #QPAT race conditions limit the number of runners to 20.
— France Galop (@francegalop) September 27, 2022
If need be, runners with the lowest rating will be eliminated sequentially. More details ⤵️ pic.twitter.com/v6AExBp2x0
これにより、オーストラリアでG1を勝ちまくりヨーロッパに移籍したベリーエレガントや、仏オークス2着のラパリジェンヌなど有力馬が除外の憂き目に。レーティング下位の馬が弾かれたわけですが、メルボルンCやコーフィールドCを勝ったベリーエレガントも除外されるとは。こんなこともあるんだなあ。レーティングの低さにフランシスアンリ・グラファール調教師が激おこだという記事も目にしました。
これはまあレーティングの問題で。
頭数の多さはどういうことなんでしょ？ 10戦無敗のバーイードが英チャンピオンSに向かったことも大きいだろうし、チャンピオンSの頃のアスコットの馬場よりはこの時期のパリロンシャンの馬場のほうがいいだろうと見込んだ陣営もいたことでしょう。パリロンシャンも良馬場は見込めないようですけどね...。
以前、日本ダービーがフルゲート割れしたときに、ダービーのフルゲートの変遷をJRAさんに教えていただきました。1960年にスターティングゲートを採用することに伴い、東京芝2400メートルのフルゲートを33頭に定めたそうで、それ以前のバリヤースタートの頃はフルゲート、いやバリヤーなのにフルゲートはおかしいな、出走可能頭数が番組上定められていなかったのだそうです。凱旋門賞もバリヤースタートにすればもっとたくさん出走できた...、それはまあ冗談として、フルゲート拡大なんてやろうと思ってすぐできるのかなあ。
過去のレースの映像を見直すと、14頭立てだった去年は、14頭分のゲート1台に8頭分のゲート1台を繋げていました。ゲート破損やいわゆる外枠発走など考えると余裕が必要ですからこうなりますね。過去の例では、12頭立て以下だと14頭ゲート1台でやってました。ちなみにシャンティイでの代替開催時は19頭が収まるゲートを使っていたようですが、これはパリロンシャンにはないんですかね。
ということで、14+8で22頭分のゲートはあることが判明。でも2頭分の余裕を考えるとやはり20頭がいっぱいいっぱいではないかなあ...それとももっと大きなゲートを繋ぐのかなあ。パリロンシャンはとにかく大きな競馬場ですし、幅員は問題なさそうですけど。
いずれにせよ、フルゲートは拡大されることなく20頭立てとなりました。ケンタッキーダービーに続いての20頭立て。これでアタシ、豪英米仏で（現地orモニター問わず）20頭立て以上のレースを実況することになります。はー、頭数が多いとそれだけ調べ物も、覚えるべきものも多いので大変ですが。がんばります。この大変さも、日本馬が好結果を残してくれたら吹っ飛ぶので！ 期待してますよ！！
では、10月 2日（日） の出演予定です。
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[ラジオNIKKEI第1]
＜解説＞
林茂徳（競馬ブック）
能勢俊介
小木曽大祐（日刊競馬）
＜パドック解説＞
沢田美紀（日刊競馬）1R-4R
唐島有輝（競馬ブック）5R-8R
京増真臣（研究ニュース）9R-12R
＜主なコーナー＞
9:35頃 「パドック解説者 レース展望」
10:25頃 「メインレース展望」
11:45頃 「能勢俊介の今日の勝負どころ」
11:55頃 「JRAホッと耳より情報！」
13:15頃 「日曜メインレース展望」
13:45頃 「今日のコラム」出演：松田直樹（日刊スポーツ）
14:20頃 「パドック解説者 レース展望」
16:15頃 「来週の重賞展望」
中山実況：山本直也（1R-6R）米田元気（7R-12R）
進行：小林雅巳、大関隼、小塚歩
パドック進行：石原李夏
[ラジオNIKKEI第2]
＜解説＞
寺下厚司（スポーツニッポン）
永井晴二（競馬評論家）
＜パドック解説＞
城谷豪（馬サブロー）1R-6R
吉田順一（馬サブロー）7R-12R
＜主なコーナー＞
9:45頃 「パドック解説者 狙いのレース」
10:10頃 「一般レースの狙い」
10:40頃 「メインレース展望」
11:30頃 「藤村和彦の射（シャッ）！！」出演：藤村和彦（競馬文筆家）
11:40頃 「JRAホッと耳より情報！」
13:00頃 「解説者 今日の狙い目」
13:40頃 「日曜メインレース展望」
16:00頃 「来週のメインレースの見どころ」
中京実況：佐藤泉（1R-6R）山本直（7R-12R）
進行：檜川彰人、木和田篤
パドック進行：髙田洋子
※出演者、各コーナーの放送時間、放送内容などは変更となる場合があります
