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エリザベス女王がお亡くなりになりました。

昨夜、健康状態に懸念というニュースが飛び込んできて心配していました。朝起きたら訃報が。
国も違うし、当然お目にかかったこともないし、でもなんだか、心に大きな穴があいたような喪失感。極東の島国の一市民でもこう感じるのですから、イギリス国民の悲しみはいかばかりか。


直接お目にかかったことはないものの、遠くからお姿を拝見したことはあります。3年前、ディアドラが遠征したロイヤルアスコット。初日と2日目、王室メンバーの馬車でのお出ましを放送席から拝見していました。初日は淡いパープル、2日目は水色のお召し物でしたね。
4コーナー奥、直線1マイルのスタート地点のさらに奥にある門が開き、ウィンザー城から馬車に乗って王室メンバーが入場。エリザベス女王の乗った馬車がスタンドに近づくと、来場したファンが歓声をあげ、拍手し、馬車のいる芝コースへと駆け寄ります。ラチ沿いにはあっという間に人垣が。イギリス国民がいかに女王を敬愛しているかが伝わるシーンを、放送席から見ることができました。


エリザベス女王は大の競馬ファン。競馬を愛し、競馬のよき理解者であったのだと思います。だからこそ、世界中に「クイーンエリザベス2世」の名がついたレースが行われるようになったわけで。
日本で行われるエリザベス女王杯も、かつての英文表記はQueen Elizabeth II Commemorative Cupだったのが、2013年からQueen Elizabeth II Cupとなりました。いわゆる"QE2"です。当時の発表によると「エリザベス女王杯設立当時、英国連邦以外でエリザベス2世女王陛下の英語名称をそのまま競走名として使用することが認められていなかった」とのことで、来日記念を意味してCommemorative(記念、記念となる)と表現していたそう。
2012年にエリザベス女王即位60年を迎え、エリザベス女王杯にも即位60年のサブタイトルをつけて行われたことを通じて、バッキンガム宮殿からの許可を受けて英文表記が改められました。


エリザベス女王杯は、1975年の来日を記念して翌1976年から行われています。それ以前はビクトリアカップというレースが行われていました。
当時の「競馬年鑑」を調べてみましたが、ビクトリアカップの由来の記述等はとくになし。第1回は1970年に行われましたが、この年の競馬年鑑「競馬成績の回顧」の項で「4歳牝馬陣で秋から暮にかけて活躍したものには(中略)京都牝馬特別やヴイクトリア・カップに勝ったクニノハナなどがある」と書かれるに留まりました。「ビクトリア」→「ヴィクトリア」という表記の揺れもみられます。


昭和50年の競馬年鑑には、一般概況の項で「エリザベス女王御来日記念競走」という項目があり、「エリザベス女王陛下のご来日を記念して、京都ご滞在中の5月10日、京都競馬場において『エリザベス女王御来日記念競走』を実施した。なお、これが契機となり、昭和51年から重賞競走の『エリザベス女王杯』が施行されることとなった」と記されています。もともと「比良特別」として組まれていたものが「エリザベス女王御来日記念競走」になり、距離は2000メートル、1着賞金は900万円だったそうです。
エリザベス女王杯はビクトリアカップと同じ、3歳牝馬限定の重賞として創設されました。回次は引き継がず、1976年が第1回です。牝馬の3冠目としての性質を持つビッグレースとして、その後は古馬にも開放されて最強牝馬決定戦として、秋のGIシーズンを盛り上げています。


レース名はどうなるのでしょう...? エリザベス女王記念? エリザベス2世記念? いや、そのままエリザベス女王杯でもいいような...。
競馬を愛し、世界の競馬ファンに愛されたエリザベス女王。安らかにお休みください。


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では、9月 10日(土) の出演予定です。
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「秋の2歳単勝」 12月18日(日)までの全ての2歳戦は、単勝の払戻金が5パーセントアップ!


[ラジオNIKKEI第1]


<解説>
林茂徳(競馬ブック)
能勢俊介
郡和之(日刊競馬)


<パドック解説>
小林正明(デイリースポーツ)1R-4R
住川陸(勝馬)5R-8R
吉田幹太(競馬ブック)9R-12R


<主なコーナー>
9:35頃 「パドック解説者 レース展望」
9:55頃 「週間ニューストピックス」
10:30頃 「レース展望」
11:50頃 「能勢俊介の今日の勝負どころ」
12:00頃 「JRAホッと耳より情報!」
12:50頃 「野元賢一の『競馬のツボ』」
13:20頃 「土曜メインレース展望」
13:50頃 「今週の注目数字」
14:30頃、16:15頃 「トレセンレポート」出演:野元賢一(日本経済新聞)
16:30頃 「あすの重賞展望」


中山実況:小塚歩(1R-6R)大関隼(7R-12R)
進行:稲葉弥生、山本直也、佐藤泉
パドック進行:大関隼、稲葉弥生


[ラジオNIKKEI第2]


<解説>
信根隆二(競馬ブック)
関根慶太郎(日本経済新聞)


<パドック解説>
石川吉行(大阪スポーツ)1R-6R
荒木敏宏(競馬評論家)7R-12R


<主なコーナー>
9:45頃 「第5回中京競馬 馬場情報」(インタビュー)
10:15頃 「パドック解説者 狙いのレース」
10:20頃 「一般レースの狙い」
10:45頃 「土曜メインレース展望」
11:15頃 「週の中間の話題から」
11:35頃 「日曜重賞レース展望」
12:00頃 「JRAホッと耳より情報!」
12:35頃 「大穴一発!一攫千金を狙え!」出演:棟広良隆(競馬アナリスト)
13:05頃 「解説者 今日の狙い目」
14:15頃 「パドック解説者 メインレースの狙い」
16:00頃 「明日のメインレースの見どころ」


中京実況:檜川彰人(1R-6R)三浦拓実(7R-12R)
進行:米田元気、山本直
パドック進行:加藤弘晃


※出演者、各コーナーの放送時間、放送内容などは変更となる場合があります

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