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先日の福島で、せん馬が上位を占めるレースがありました。

10日の福島8Rは1着トランシルヴァニア、2着ノーエクスキューズ、3着アップストローク。いずれもせん馬。3着までをせん馬が占めるなんてそうないんじゃない? と思ったら、今年すでに2回発生していました。2月6日の小倉8R(ディクテオン→ミステリーウェイ→アシェットデセール)、2月12日の小倉5R(ルヴォルグ→クリエイトザライフ→ピュアヒカリ)、そして先週日曜の福島8Rが今年3回目の「せん馬ワンツースリー」となりました。


1986年以降、せん馬ワンツースリーは先週の福島8Rで31回目。1年に1回あるかないかのペース、ではありますが、実は31回のうち30回は21世紀に入ってから発生しているのです。それ以前は、1995年11月4日の京都5Rで1度発生したのみ。これは、せん馬が増えたのか? そして、せん馬が強くなったのか?
せん馬の出走は1986年に354頭。その後も300頭台で推移し、1993年に541頭、1994年に889頭といきなり増加。1997年に年間1000頭を超え、その後も増減はあるものの概ね右肩上がりで推移。2016年に2000頭を超え、去年(2021年)1年間のせん馬の出走2658頭は1986年以降では最多。ということはおそらく、史上最多ってことでいいですよね。


で、せん馬の勝率をみてみると、これが右肩上がりではないんだな。あれー。
去年、2658頭出走したせん馬は152勝をマーク。勝率では5.7パーセント。せん馬の年間最多勝は一昨年、2020年の157勝(2466頭出走)で、勝率は6.4パーセント。近年は5パーセント台後半から6パーセント台を行ったり来たりする年が続いています、が...。
なんと1992年にせん馬は勝率12.5パーセント(337戦42勝)、1988年には12.6パーセント(230戦29勝)という高い数字をマーク。この1988年、せん馬は連対率25.2パーセント、複勝率31.7パーセントも1986年以降ではもっとも高い数字を残しています。


うむ。せん馬の出走は明らかに多くなってるけど、2000年以前のせん馬は"少数精鋭"と言えるかもしれません。


もうひとつ気になるのは、せん馬は夏に強いのかということ。なにせ去勢されていますから、夏バテでキン○マが腫れ上がることがないわけで...。短絡的?
1986年以降に出走したすべてのせん馬の、競馬番組で分類した成績がこちら。

春競馬 勝率5.8% 連対率11.7% 複勝率18.2%
夏競馬 勝率6.8% 連対率13.4% 複勝率20.7%
秋競馬 勝率7.5% 連対率15.0% 複勝率22.3%
おおう。夏より秋の方が数字がいい。ただ月別でみると、勝率連対率複勝率すべてでトップなのが9月。うむ、せん馬は残暑厳しい時期に狙うべきなのか...??


ちなみに、せん馬の上位独占の記録は何着までなのか。調べてみたら4着まで独占というレースがありました。

このうち2回は去年出ています。去年8月28日の小倉サマージャンプと、10月23日の新潟4R障害未勝利。せん馬トータルの成績に大きく変化はなくても、上位独占というケースは近年増えているよう。5着までがせん馬=着順掲示板をせん馬が埋め尽くすケースは1986年以降まだ発生していないので、これが今後達成されるかどうかが楽しみです。そもそも1レースにせん馬が5頭以上出走することはレアケースかもしれませんが、障害レースなら可能性があるかも?


では、7月 17日(日) の出演予定です。
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[ラジオNIKKEI第1]


<解説>
吉岡哲哉(競馬ブック)
能勢俊介
小木曽大祐(日刊競馬)


<パドック解説>
山口瞬(日刊競馬)1R-4R
永楽裕樹(研究ニュース)5R-8R
京増真臣(研究ニュース)9R-12R


<主なコーナー>
9:50頃 「パドック解説者 レース展望」
10:25頃 「メインレース展望」
11:45頃 「函館競馬コーナー(1)」出演:丹羽崇彰(競馬ブック)
12:00頃 「JRAホッと耳より情報!」
12:15頃 「能勢俊介の今日の勝負どころ」
13:15頃 「日曜メインレース展望」
13:45頃 「函館競馬コーナー(2)」出演:藤井真俊(東京スポーツ)
14:15頃 「パドック解説者 レース展望」
16:15頃 「来週の重賞展望」


福島実況:米田元気(1R-6R)中野雷太(7R-12R)
進行:山本直也、藤原菜々花、木和田篤
パドック進行:小島友実
函館実況:大関隼(1R-6R)小塚歩(7R-12R)


[ラジオNIKKEI第2]


<解説>
米満浩生(競馬ブック)
森本昭夫(競馬評論家)


<パドック解説>
吉田順一(馬サブロー)1R-6R
竹村浩行(馬サブロー)7R-12R


<主なコーナー>
9:45頃 「パドック解説者 狙いのレース」
10:15頃 「一般レースの狙い」
10:45頃 「メインレース展望」
11:35頃 「JRAホッと耳より情報!」
11:45頃 「函館競馬コーナー」(ラジオNIKKEI第1と同時放送)
12:05頃 「藤村和彦の射(シャッ)!!」出演:藤村和彦(競馬文筆家)
13:05頃 「解説者 今日の狙い目」
13:35頃 「日曜メインレース展望」
16:00頃 「来週のメインレースの見どころ」


小倉実況:山本直(1R-6R)檜川彰人(7R-12R)
進行:三浦拓実、加藤弘晃
パドック進行:髙田洋子


※出演者、各コーナーの放送時間、放送内容などは変更となる場合があります

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