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北京での冬季オリンピックもいよいよ明日が閉会式。なんだかんだでたくさん中継を観て、たくさんの印象的なシーンを目にすることができました。
個人的トップはスピードスケートの髙木美帆選手ですね。5種目に出場して、最初の3000mこそ6位でしたがその後は1500m銀、500m銀、パシュート銀、そして最後の1000mはオリンピックレコードを更新しての金メダル。個人での金メダルは自身初でしたね。おめでとうございます!


新聞記事によると、得意の1000mと1500mを伸ばすには、500mのスピードと3000mのスタミナが必要だとアドバイスされ、多くの種目に出場したとのこと。へええ。そういうものなのか。競馬だと、マイルから2000mで活躍するために、1200mでスピードを鍛え、3000m級レースでスタミナを鍛える、みたいなものなのか。
すぐ競馬に例えたくなるのは悪い癖。競走馬で、高木美帆選手のように幅広い距離のレースで活躍した馬はいるだろうか。SNSでは「カミノクレッセ」みたい、という投稿を見つけました。


カミノクレッセは平成初期のオールラウンダー。芝とダート双方で重賞勝ちがあり、勝った距離も1400mから2400mまで。1992年には3200mの春の天皇賞で2着したあと、次走で1600mの安田記念に出走してこちらも2着でした。短い距離でデビューして徐々に距離を延ばすパターンは多いけど、一気の距離短縮で結果を残せるのは素晴らしい。


1986年以降、3000m以上の平地競走に出走した馬は延べ3125頭。これらの馬たちの次走を調べると、次走で1200mに使った馬が4頭いました。
ドリームアーチ 92年ブラッドストーンS(芝3200m6着)→500万下(ダート1200m14着)
ナリタブライアン 96年天皇賞春(芝3200m2着)→高松宮記念(芝1200m4着)
テンシンランマン 96年ブラッドストーンS(芝3200m8着)→北九州短距離S(芝1200m6着)
エリモシテンオー 99年万葉S(芝3000m9着)→なにわS(ダート1200m8着)
おお、ナリタブライアン。確かに。物議を醸した高松宮記念参戦でしたが、今思えば短距離のスペシャリスト相手に、しかも春の天皇賞とは全くペースが違うなかで追い込んで4着ですからやっぱり凄い。


3000m級レースの次走で、1400mに出走して勝った馬が1頭だけいました。パワーシーダーは1987年の万葉S(1400万下)で5着としたあと、中2週でダート1400mの北山特別(同)に出走して3馬身半差の快勝。万葉Sは7頭立ての5着ですから着順としては...ですが、勝ち馬とは1秒2差ですから大きく離されたわけでもなく。
で、よくよく調べたらパワーシーダーは1985年の中京記念の勝ち馬でした。重賞を勝つだけの力があったからこその距離の万能性、か。母となってからもヴァイスシーダー(NZT4歳S)を出し、仔にも重賞級の能力を伝えていますしね。とはいえ(おそらく)降級する形で、重賞ウイナーが準OPに出走できるというルールも不思議。
3000m級の次走1200m、1400mではOP以上の連対例なし。これが1600mになると重賞勝ちも、GI勝ちだってあるのです。フレッシュボイスは87年に阪神大賞典5着→安田記念1着。ほかGI好走例は前述カミノクレッセのほか、93年には「鉄の女」イクノディクタスが天皇賞(春)9着→安田記念14番人気2着と激走を見せました。


そして、1986年以降で「3000m以上の平地競走に出走した次走で、1600mの重賞に勝利」という馬がフレッシュボイスのほかにもう1頭います。エアスピネルです。
エアスピネルは2016年に三冠皆勤、皐月賞と日本ダービーは4着で菊花賞3着。その後わずかの休みを挟み、2017年の京都金杯で重賞勝利を飾るのです。その後は3000m級への出走はなく、マイル路線のトップホースの1頭として活躍。そしてダートへと活躍の場を移し、去年のGIフェブラリーSで2着。明けて9歳、明日行われるフェブラリーSで、悲願のGIタイトル奪取に再度挑戦します。


いやあ、軽い気持ちで調べ始めたものの、まさか髙木美帆さんからエアスピネルにつながるとは。年齢に加えて大外枠と乗り越えるべき条件は多いことは確かですが、ちょっと応援したくなりました。


ちなみに"次走"に限らず、「3000m級平地競走に出走したあとに1200m以下のレースで『勝利』した馬」というのを調べると、さすがに1000mではいませんでしたが1200mでは見つかりました。キングヘイロー、アドマイヤマックス、マルカジーク、レットバトラー、ベイリングボーイ、ピサノパテック。そうか、キングヘイローとアドマイヤマックスは高松宮記念! 特にキングヘイローは菊花賞5着馬ですし、有馬記念でも度々好走しながら1200mでも勝ったわけで、これまた距離万能というところですね。


では、2月 20日(日) の出演予定です。
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「3歳重賞+リステッドワイド」 5/28までの3歳重賞&3歳リステッドはワイドが5%上乗せ


[ラジオNIKKEI第1]


<解説>
吉田幹太(競馬ブック)
能勢俊介
小木曽大祐(日刊競馬)


<パドック解説>
宮崎弘貴(日刊競馬)1R-4R
田村明宏(競馬ブック)5R-8R
京増真臣(研究ニュース)9R-12R


<主なコーナー>
9:35頃 「パドック解説者 レース展望」
10:25頃 「メインレース展望」
11:45頃 「能勢俊介の今日の勝負どころ」
11:55頃 「JRAホッと耳より情報!」
13:15頃 「日曜メインレース展望」
13:45頃 「今日のコラム」出演:三嶋まりえ(日刊スポーツ)
14:20頃 「パドック解説者 レース展望」
16:15頃 「来週の重賞展望」


東京実況:中野雷太(1R-6R)大関隼(7R-12R)
進行:小屋敷彰吾、木和田篤、三浦拓実、佐藤泉
パドック進行:小島友実


[ラジオNIKKEI第2]


<解説>
佐藤将美(サンケイスポーツ)
永井晴二(競馬評論家)


<パドック解説>
竹原伸介(馬サブロー)1R-6R
浜口和也(馬サブロー)7R-12R


<主なコーナー>
10:20頃 「パドック解説者 狙いのレース」
10:50頃 「一般レースの狙い」
11:20頃 「メインレース展望」
11:35頃 「藤村和彦の射(シャッ)!!」出演:藤村和彦(競馬文筆家)
11:45頃 「JRAホッと耳より情報!」
13:10頃 「解説者 今日の狙い目」
13:35頃 「小倉競馬レース展望」出演:坂井直樹(競馬ブック)
14:10頃、14:45頃 「日曜メインレース展望」
16:05頃 「来週のメインレースの見どころ」


阪神実況:小林雅巳(1R-6R)檜川彰人(7R-12R)
進行:山本直也、加藤弘晃
パドック進行:檜川彰人、岡田麻紗巳
小倉実況:米田元気(1R-6R)山本直(7R-12R)


※出演者、各コーナーの放送時間、放送内容などは変更となる場合があります

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