お知らせ:

中央競馬実況中継

番組へのお便りはこちら
こんにちは、山本直です。

同じ文字をたくさん見たり、見続けたりすると、形がまとまってないように見える現象を「ゲシュタルト崩壊」というそうです。

こんなタイトルを書いて、あなたの「馴染み」を壊しにかかっているわけではないですし、
2010年の京都新聞杯を勝ったあの馬の話をしたいわけでもないのですが、今週もよろしくお付き合いください。

さて、12月の実況スケジュールを競馬実況webでお知らせしています。

今週末、半年ぶりに阪神競馬場へ向かいます。その間、京都・中京・小倉にも行っていないので、第2放送の中継現場に行くこと自体が半年ぶりです。

今週末、私が実況するレースには、初めて口にする馬名が多く出てくると思います。
常にすべてのレース、すべての馬が"初対面"であることを想定して、仕事をしているので、何がどうした、ってことはありませんが......。

実際には実況をするときに「塗り絵を描いただけで準備が終わる」ということはなくて、当日の朝までいろいろやります。
これも少し前に流行った「ルーティン」なのでしょうか。

勝負服を見てパッと馬名が出る以上に、その馬の履歴・キャラクターがイメージできる、そこまで持っていけたらな、と思っています。
なかなか全ての馬をスマートに、というのは難しいですが、準備の段階の目標としてはひとまずそこに置いています。

同じ条件のレースでも、東西で、もっと言えば競馬場によっても、違う「におい」がするもの。
今週は西日本のファンの方々、ホースマンの皆さんが作っている空気に、おじゃまする、という楽しみがあります。
もちろん、東日本の競馬にもそういう気持ちはありますし、来週末に初めていく中京競馬にもあります。

今月は阪神→中京→中山→阪神という勤務で、開催9日のうち8日は実況するレースがあります。
今月が終わる頃、「耳馴染み、口馴染み、服馴染み」のある馬の数がどれだけ増えているか、と思うと楽しみです。

ラジオをお聴きの皆さん、第2放送(と、第1放送の同時中継)でお会いしましょう。
競馬場やウインズでお楽しみの皆さん、今週は「阪神」のモニターでお待ちしています!

では、また来週~。

お知らせ

お知らせ一覧