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中央競馬実況中継

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こんにちは、山本直です。

ケンタッキーダービー実況中継、お聴きいただけましたでしょうか。
中野アナウンサーによる現地レポートは、2016ケンタッキーダービーのカテゴリにまとめてありますので、こちら(https://www.radionikkei.jp/keibablog/2016/)からどうぞ。

さて、塗り絵の話の続きです。
以前も少し触れたように思いますが、枠順の発表は(重賞を除いて)前日10時ごろ。土曜競馬分は虎ノ門で、日曜競馬分は勤務している競馬場で作るのがほとんどです。

まず、枠順が確定すると、中継ブース内に設置されている端末から出走馬一覧が出力されてくるので、担当レースに出走する全馬の名前を塗り絵シートに記入。



よく聞かれることですが、「1番を右に書く」アナウンサーと「1番を左に書く」アナウンサーがいます。
私は右からですが、社内としては左から書く人の方が多い気がします。個人的には覚えられればいい、実況中に目を向けた時に認識できればいいものなので、どちらがいいというこだわりはありません。
左回り/右回りで順番を変えるのでは?という方もいらっしゃいますが、とっさに判断するためにはあまり効率的ではないかな、と思います。

個人的に馬名を書くときに気をつけているのは、なるべく間隔を詰めて書くこと。見やすくしようと思ってそうしているのですが、逆に等しい幅で書く人もいます。はい、覚えられればいいのです。

で、勝負服を塗っていきます。

あまりかかる時間を気にしたことはないですが、6レース分で1時間30分くらいが限界ですかね。もうちょっと短縮したいとは思っているのですが......。塗り絵が終わってしまえば、その日にやらなければならない仕事を優先するので、ひとまず鞄に入れてしまいます。

あとは帰る途中、翌日の出勤中に「覚えてみます」。前日夜は6レースで30分で終わらせること、当日朝は20~25分が目標です。違うレースで同じ帽子、同じ服色の馬がいたり、間違えやすいところに気付くことが狙いなので、ここで覚えたからといって、なんだ、ということではありません。

競馬場で打ち合わせの前後に、塗り絵とレーシングプログラムなどを対照して正しいかどうか、イントネーションはどうなのかをスタッフで確認して実戦へ、という感じです。

これから美浦へ、週末は新潟へ出張です。来週はそのあたりについてご紹介できれば、と思っています。

では、また来週!

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