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番組審議会

株式会社日経ラジオ社(ラジオNIKKEI)では放送法に基づく番組審議機関として番組審議会を設置しています。
番組審議会は各界の有識者で構成し、原則として毎月1回、放送番組向上のため会議を開いています。

番組審議会委員のご紹介(敬称略、50音順)
竹内 香苗(フリーアナウンサー)
谷垣 浩司(野村ホールディングス 執行役員)
仲宇佐ゆり(フリーランスライター)
山口 英彰(日本中央競馬会 常務理事)
山﨑 浩志(日本経済新聞社 常務編集局長)
山下 康介(作曲家・編曲家)

第358回放送番組審議会

2017年12月13日に開催された第358回放送番組審議会の概要をお知らせします。

開催日時

2017年12月13日

出席者(番組審議会委員)

長谷部委員長、池田委員、仲宇佐委員

出席者(会社側)

井元成吾代表取締役社長、久保真人編成技術局長兼放送番組審議会事務局長、土肥穂高報道制作局長、滝澤崇央放送番組審議会事務局

この日の番組審議会で試聴したのは、2017年12月6日放送 「本の雑談」。話題の本や注目の新刊ついて、本の著者の方や編集者の方などが出演し、対談する形でその本の魅力などを伝えていくという番組です。ご意見を聞きました。

委員の方からは:

・少し気になった点として、本を出版した側の編集者と著者が最初から最後まで話をするので、インフォマーシャルに聞こえかねない危険があるなと思いました。ただ、本を作った著者と編集者のつながりは結構密なものがあったりするので、著者の方もとても話しやすい環境で、これまで何か月も一緒に本を作ってきた編集者を相手にすることでリラックスしていますし、そういうことでいい話が引き出せるという点はとてもあるのではないかなと思います。本を作る内輪話の面白さのようなものを聴けたのがとても面白かったです。

・放送の時間帯が平日の昼前ということで、少し早いランチを取りながら聴くには良い雰囲気の番組だと思います。内容については、必ずしも書籍紹介という感じではないですが、読みたくさせる番組にはなっていると感じました。今回の司会のお二人も出すぎず、聞き役に回って、柔らかい雰囲気の番組作りにマッチしています。今後、興味を引くテーマ、魅力的な著者をアポイント出来るかが課題ではないでしょうか。

・このスタイルの良さは、内輪話や出演者同士が相手を知っているので、著者の意図だとかもわかっている上で深い話ができるという点はあるかと思いましたが、15分間同じ調子でやっているからかメリハリがあまりなく、少々長いと感じました。また、やはり読者の視点、読者としてどうかというところもほしいと思いました。例えば読書家、多くの本を読んでいる人に進行役をやってもらうというほうが、こういう番組はいいのではないかという気がします。あとは間に何かを挟むなど、作りで工夫ができるかもしれません。少し改善の余地があると感じます。