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番組審議会

株式会社日経ラジオ社(ラジオNIKKEI)では放送法に基づく番組審議機関として番組審議会を設置しています。
番組審議会は各界の有識者で構成し、原則として毎月1回、放送番組向上のため会議を開いています。

番組審議会委員のご紹介(敬称略、50音順)
竹内 香苗(フリーアナウンサー)
谷垣 浩司(野村ホールディングス 執行役員)
仲宇佐ゆり(フリーランスライター)
山口 英彰(日本中央競馬会 常務理事)
山﨑 浩志(日本経済新聞社 常務編集局長)
山下 康介(作曲家・編曲家)

第349回放送番組審議会

2017年2月8日に開催された第349回放送番組審議会の概要をお知らせします。

開催日時

2017年2月8日

出席者(番組審議会委員)

長谷部委員長、海原委員、町田委員、藤沢委員

出席者(会社側)

井元成吾代表取締役社長、石井桂子執行役員編成制作担当兼放送番組審議会事務局長、土肥穂高編成制作局長、川畑直央「RN2]プロデューサー、滝澤崇央番組審議会事務局

この日の番組審議会で試聴したのは、2016年1月25日放送「RN2」から「藤村忠寿のひげ千夜一夜」。注目を集めるラジオNIKKEIの音楽ステーション「RN2」で始まった月1回の番組です。パーソナリティは北海道テレビのディレクターでもあり、"ひげの藤やん"としても有名な藤村忠寿さん。radikoで実証実験中の「タイムフリー」サービスでも聴いてもらえる番組としてスタートしました。ご意見を聞きました。

委員の方からは:
・面白いですね。この方、やっぱり凄く上手いし天性のパーソナリティの才能がある方だなと思いながら聴きました。で、この「水曜どうでしょう」を知っている人は勿論なんですが、知らない人に対しても、なるべく普遍的なものに話を持っていこうと なさっているっていうところが凄くよくわかって、その仕事を楽しもうとする意識みたいなお話とか、これなどもう凄く難しくて、下手すると、押し付けっぽくなっちゃうし、いい話と押し付けのぎりぎりのところのラインを行きながら、保たせるっていうところがなかなか難しいなと思いながら、聴かせていただきましたけど、そこを上手く保っているという気がしました。でもこれだけ内容があるものを、さらに週1回にするのは、結構厳しいかなという気もしました。「RN2」に関しては、スマホで見ているんですけれど、凄くよく出来ていて、このツールはこれから"シェア"を入れれば、YouTubeみたいな形になって、ちょっとしたその30分番組じゃなくても、56分ぐらいの番組を聴いてもらうのには、これ凄く最適かなっていう気がしました。この"シェア"機能は、ラジオNIKKEIに凄く向いているし、「RN2」のほうは、特にこういう"シェア"ものに対しては、他の局には出来ないことが出来るんじゃないかなと思いながら聴かせていただきました。凄くいい感じに出来ていて、これから凄いチャレンジ出来るようなツールかなと思いました。
・私はこういう番組を初めて聴かせてもらったんですけれど、番組の作り方っていうか、今はこういう風にやっているんだなと思ったのは、藤村さんがお話をされてそれを聴いている方がスタジオ内にいるんですね。それでその人が笑ったりなんかするんだけれど、この人は、発言は全然しない、拍手もしない、だから、テレビでよくバラエティ番組っていうんでしょうか、よくスタジオでみられる、あーいう形と似ているのかなと思ったんですけれど、ラジオも今はそういう作り方をする時代になったんだなというのが、私の率直な感想です。私はラジコも使っていますし、私もちょっと入院していたんで、そのときにラジコの綺麗な音で放送が聴けて良かったです。新しいこういう取り組みですよね、"シェア"もさっき先生がおっしゃいましたけれど、いろんなそういう今の時代に合った取り組みをラジオNIKKEIさんがやっているということにを意識しながら聴いていました。
・1つは面白い、リスナーと藤村さんと対話している感じが凄くあって、非常に面白いし、独り占めしている感があるんですけれど、その中で、先程おっしゃっていましたけれど、スタジオ内で笑っている人が誰なんだと、なんかよくわからないけど、誰かが笑っていると。藤村さん、その方がいらしたほうが話しやすいのかもしれないですけれど、ちょっと気になる。番組の四方山話をじっくり聴けるっていうのは、本当に面白くて、そのラジオを聴くと、「水曜どうでしょう」を見たくなるので、その観点からいくと、このラジオNIKKEIに凄いチャンスがあって、いろんな民放とかのドラマとか、地方局のドラマとか、バラエティとかの裏話だけを流す番組をやって、各局からスポンサー料をいただいてやる方法もあるんじゃないかなと。"恋ダンス"のあれも、実は始め全然視聴率が上がらなかったんだけれども、SNSで盛り上がって視聴率が爆発的に上がったって言ってました。それで、さらにその先を行く、裏話をする番組っていうのは、結構新しいジャンルとしては、有りなんじゃないかなって思いました。
・私も手馴れているパーソナリティだと思います。聴いていて楽しいですが、紹介しているメールを聴くと、殆んどこれたぶん、「水曜どうでしょう」を見ている人たちですよね。そこからの広がりがどこまであるんだろうという気がしました。で、皆さんそうおっしゃったように、仕事観の話にもっていって、ちょっと広がりを持たせようということはわかるんですけれど、毎回そういう話になりようがないんで、週1回にするなら、どうやって広げるのか、形を変えて、ということになるのだろうと思います。