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番組審議会

株式会社日経ラジオ社(ラジオNIKKEI)では放送法に基づく番組審議機関として番組審議会を設置しています。
番組審議会は各界の有識者で構成し、原則として毎月1回、放送番組向上のため会議を開いています。

番組審議会委員のご紹介(敬称略、50音順)
竹内 香苗(フリーアナウンサー)
谷垣 浩司(野村ホールディングス 執行役員)
仲宇佐ゆり(フリーランスライター)
山口 英彰(日本中央競馬会 常務理事)
山﨑 浩志(日本経済新聞社 常務編集局長)
山下 康介(作曲家・編曲家)

第345回放送番組審議会

2016年9月7日に開催された第345回放送番組審議会の概要をお知らせします。

開催日時

2016年9月7日

出席者(番組審議会委員)

長谷部委員長、海原委員、道永委員 池田委員

出席者(会社側)

井元成吾代表取締役社長、石井桂子執行役員編成制作担当兼放送番組審議会事務局長、滝澤崇央番組審議会事務局

この日の番組審議会で試聴したのは、2016年8月11日放送「小島・鈴木のダイバーシティ・プラットフォーム」。ラジオNIKKEIでは平日はマーケット番組、土日昼は競馬中継を放送していますので、両者の放送がない祝日には特別編成をします。ここでさまざまな試みを行っておりますが、今回のシリーズ番組は7月から始まった祝日ごとに放送予定のものです。番組コメンテーターは東洋大学准教授の小島貴子さん、進行役は経済キャスターの鈴木ともみさん、ゲストは東京中小企業家同友会理事・共同求人委員長、「株式会社ソアーシステム」代表取締役社長、大脇耕司さんです。ご意見を聞きました。

委員からは:
・ゲストに出られた社長さんのお話は、しっかりとした考えを持っていらっしゃり、凄い感じがしました。けれども、番組、全体としては、タイトルと雰囲気、内容が、ちょっとあんまり合ってないんじゃないかな、ダイバーシティ・プラットフォームっていわれても何のことをやるのかなっと。聴いていると、なんとなくこう就職支援番組みたいな感じだったんで、そのタイトルと内容のちょっとギャップがあって、このタイトルで期待された方、聴かれている方が大変満足されるのかなってちょっと感じました。 全体的にオープニングの村上龍さんの言葉とか、途中のタイトルコールのシャウトしているようなトーンがなんかちょっとわざとらしい感じです。それからこのお2人の掛け合いも素晴らしい方なんだと思うんですけれど、ちょっと堅い。内容はいいことおっしゃっていると思うんですけれど・・・。
・もうちょっと自然にやれるといいんじゃないかなという気がします。それからあと、なぜこの企業を選んだのかなっていうのがいまひとつよくわからないところがあったりして、まあその辺はある程度、ダイバーシティって観点で、この企業を選んだ側のコンセプトというか、そういう説明とか、紹介があるともう少し自然に入ってきたんじゃないかなっていう風に思います。
・まず、最初の村上龍さんの言葉のコールは一体なんなんだろうと、何の意味があってこれがあるのかっていうのが、これがまずわかりません。それから2人の掛け合いなのに、なぜ、なんとか研究所所長とか副所長って言わなきゃいけないのか、その研究所でこういうことやってます、でいいんじゃないかって、思います。それから、コメンテーターのしゃべり方が非常に気になったんですけど、「これからは、バトンタッチを受けたのでー」、「単にー」と、語尾を伸ばすんですね。すみません。私はこの社長の話で凄く興味があったのは、その30名の小さい会社でね。なんでやって来られたのかっていうと、その仲間がよかったとか、それから信頼関係があったって言っていた、ここも凄く面白いなって思いました。この30名の企業でどうやってその信頼性をキープするところになっているのかっていう話を、そこをもう少し掘り下げて欲しかったです。あと、共同の求人も凄く面白いと思いました。お話聞いていて総論的なことはわかるんです。が、for exampleっという例えば、があればなおよかったと思います。
・お二人、多分しゃべることが物凄く得意な方ではないと思うんで、ちょっとこう柔らかいBGMを流して、そうすると何となくお二人とももう少し柔らかくお話ができるんじゃないのかなって思いました。この中小企業の社長さんのお話は、私はもうちょっと深く聴きたかったなって思います。現在メンタル不調の方、もう本当に就業してすぐの方なんかそうなんですけど、1~2年でやめてしまう人がとっても多いこの世の中で、そこで30人、40人の会社がちゃんとうまくやっているという、どうしてそれだけうまくやっていけるのかっていうのをもうちょっと聞きたかったかなぁと思います。ただお話の内容は、よかったのではないかなって思います。ありがとうございました。
・ひとつだけその追加しますと。ダイバーシティでやるんであれば、時間があるんなら取材して、それを紹介するっていうのを10分か15分やったほうがいいと思います。焦点を絞っておいて、そのことについて具体的に聞いていくという・・・。この社長さんの話で、ダイバーシティらしいのは、高齢者と若者の話があって、あそこだと思うんですけれど、そういうのを事前に取材して具体的にどうやっているんだっていうのを紹介した上でやれば、だいぶ違うかもという気がしました。資生堂はそのいろんなママさん社員の働き方のためのさまざまな制度を作りました。それは表面的にはバックさせたようなこととをいろいろやっていますが、正にああいう話だと思うんで。取材からスタートしたほうがいいんじゃないかなという気がしました。