会社案内

メニュー表示

番組審議会

株式会社日経ラジオ社(ラジオNIKKEI)では放送法に基づく番組審議機関として番組審議会を設置しています。
番組審議会は各界の有識者で構成し、原則として毎月1回、放送番組向上のため会議を開いています。

番組審議会委員のご紹介(敬称略、50音順)
竹内 香苗(フリーアナウンサー)
谷垣 浩司(野村ホールディングス 執行役員)
仲宇佐ゆり(フリーランスライター)
山口 英彰(日本中央競馬会 常務理事)
山﨑 浩志(日本経済新聞社 常務編集局長)
山下 康介(作曲家・編曲家)

第344回放送番組審議会

2016年7月13日に開催された第344回放送番組審議会の概要をお知らせします。

開催日時

2016年7月13日

出席者(番組審議会委員)

長谷部委員長、海原委員、藤沢委員 池田委員

出席者(会社側)

井元成吾代表取締役社長、石井桂子執行役員編成制作担当兼放送番組審議会事務局長、滝澤崇央番組審議会事務局

この日番組審議会で試聴したのは、2016年5月28日放送の「南陽の関西講談ウォーク」。ラジオNIKKEIでは大阪に関西支社があり、関西発の番組を制作しています。今回はその番組のひとつです。パーソナリティは講談師の旭堂南陽さん。ご意見を聞きました。

委員からは:
・講談は全く聴いたことがなかったのですが、テーマとして非常に興味深い歴史のお話ですし、わかりやすい興味を持てる内容でした。後半、アナウンサーの方が同じ話を繰り返してされていたのですけれど、同じ内容なので、その時間があればもう少し長く講談を聴いていたかった。ただ全体としては非常に面白い内容で、他にもいろいろなテーマのお話があると思いますけれど、そちらももう少し聴いてみたいなと思いました。
・講談と解説の2つのブロックがありましたが、私は、解説を最初にコンパクトに紹介していただくと、そのあとすっきり講談に入れたのではと思いました。組み立てがどうなのかということが1つと、この番組自体の目的がはっきりしなくて、講談を聴かせたいのか、場所を紹介したいのか、場所を紹介してみんなに行って欲しいのか、考えてしまいました。何を目的にしているのかによって、この番組のバランスがかわってくると思います。私はそういう感じです。それから、史跡を紹介していただくんですけれど、ご紹介していただいても、「あっ、そう」とは思うんですけれど、あんまり行ってみたいという気持ちにならなくて、「あっ、そうですか」という感じです。バランスとか、もうちょっと目的を何にするのかを明確にして作っていただけると凄くはっきりするんじゃないかなと思いました。
・では実験的なんですね、なるほど。私はラジオで物語を聴くのが好きで、ラジオドラマを寝る前に聴いているので、このように物語になっているのが嬉しいなというか、ラジオに一番ぴったりなのはこのような物語だと私の中で思っているんです。非常にあっさりとされた講談で、ラジオ用にあっさりされているのか・・・。場所は私が、たまたま実家が近いので、非常にイメージしやすかったということがありました。そういう意味では2つ、1つはこういうどこかに行ってみようというものって、土曜の朝がいいのかっていう、結局、土曜の朝って大体働いている人が一番寝坊しやすいので、「じゃあ行こうかな」って日帰りコースになるように、日曜の朝のほうが動機になるなとか。もしくは、土曜の夜とかのほうが、だったら明日行ってみようかなって、すぐ行動起こせるのではと思います。あともう1つ、この番組に限らないんですけど、ラジオNIKKEIさんでラジオドラマ的な聴いて楽しむ物語的なものがいくつかあると思いますけど、アーカイブっていうんですか、もしくは再編集してパッケージにしてみるとか、もしくはこういういろんな旅行か食べ物とか、そういうものを再編集していただいて、なんか番組毎じゃなくて、横軸で、番組を再構成したポッドキャスト用のものをしていただいたりすると、1回聞いた人、もしくは聴いたことがない人が、ラジオを何回か聴いて下さって、新しいユーザーとか獲得できたらいいんじゃないかと思いました。
・最後まで聴いて、誰を、聴取者はどういう層を想定しているのかちょっとわからない。地元の人なのか、旅行者なのか、講談好きなのか。この方は、いろんな言語で講談をやったりしますよね。確か、英語とかポルトガル語とか。この方なら、もっと別に生かし方があるのかもしれません。そういう気がしました。あとは講談ってもうちょっと長いほうがよいのかもしれません。