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番組審議会

株式会社日経ラジオ社(ラジオNIKKEI)では放送法に基づく番組審議機関として番組審議会を設置しています。
番組審議会は各界の有識者で構成し、原則として毎月1回、放送番組向上のため会議を開いています。

番組審議会委員のご紹介(敬称略、50音順)
竹内 香苗(フリーアナウンサー)
谷垣 浩司(野村ホールディングス 執行役員)
仲宇佐ゆり(フリーランスライター)
山口 英彰(日本中央競馬会 常務理事)
山﨑 浩志(日本経済新聞社 常務編集局長)
山下 康介(作曲家・編曲家)

第339回放送番組審議会

2016年2月17日に開催された第339回放送番組審議会の概要をお知らせします。

開催日時

2016年2月17日

出席者(番組審議会委員)

近藤委員長、井出委員、池田委員、石川委員、海原委員、藤沢委員

出席者(会社側)

鈴木健司代表取締役社長、石井桂子執行役員編成制作担当兼放送番組審議会事務局長、高山英久番組審議会事務局

この日番組審議会で試聴したのは、2016年1月22日に放送されたRN2特別番組「瀬戸内DE乾杯」。瀬戸内7県(兵庫県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県)の魅力を紹介する特別番組です。ラジオNIKKEIは全国放送なので、これまでも地方発の情報を全国へ届ける試みをやってきました。今回もその一環です。番組パーソナリティは料理研究家の中西しほりさん。ご意見を聞きました。

委員からは:
・たいへん興味深く聴かせていただきましたが、もうちょっと深掘りした内容のほうが良かったかと思います。番組を聴いた自分だけが周りに知ったかぶりできるというような面白い情報を提供してくれたら番組全体がもっと良くなったと思います。
・聴いてみて、地元に住んでいる人は良く分かるのでしょうが、その地方を知らない人たちにとっては、"行ってみたい"と思わせる情報が弱かったように感じました。例えば広島のレモン畑へ行くにはどうしたら良いのかなど、そこへ行かせる、あるいは興味をそそるような情報が不足していたと思います。せっかくの美味しいお酒の話もイメージがしにくく結局伝わりにくくなっていると思います。瀬戸内には名産物だけでなく芸術分野でも良いところがたくさんあります。 現地に行けなくても東京のアンテナショップで情報や品物が手に入るとか具体的情報がなかったのが残念でした。
・私は学生時代に地理研究部に入っていて、こうした地方の話は大好きです。ただ、私も今回の内容は説明不足で分かりづらかったように思います。広島の三角島がどこにあるのか聴いていても分かりませんでした。司会の中西さんはとてもテンポ良く進めていたので、もっと役立つためになる情報を盛り込んでいれば、リスナーの瀬戸内の情報への食いつきは良いものになっただろうと思います。
・瀬戸内各県の話はよく分かったのですが、せっかくの瀬戸内7県の特集なのだから横のつながりについても触れたらもっと良い番組になったでしょう。また機会があるのなら、瀬戸内全体を盛り上げるような作りにしてみたら面白いと思います。
・私は、若者たちが出演する番組ではこのようなユルイ感じでもいいのかなと思いました。司会の中西さんもユルイ感じで良かったです。今後は放送に合わせてリアルタイムで情報をアップさせていくとか、観光のためのインバウンド面で工夫の余地はあると思います。瀬戸内7県という良い題材なので、更なる工夫は必要でしょう。
・私も皆さんと同じく、全体としてもったいないと思いました。こうした番組は政治的課題となっている地方創生、活性化につながる重要な話題を扱っています。放送局としてこうした話題を放送する意義や役割は大きく、全国放送のラジオNIKKEIなら尚更だと思います。内容では、中国・四国地方がインバウンドを取り込むためには広域連携が必要だと思うのですが、番組では各県バラバラに取り扱っていました。特に四国の部分は物足りなさを感じました。点を線に、線を面にする番組作りが大切だと思います。