2015年4月8日に開催された第331回放送番組審議会の概要をお知らせします。
開催日時
2015年4月8日
出席者(番組審議会委員)
近藤委員長、石川委員、池田委員、海原委員、藤沢委員、
出席者(会社側)
鈴木健司代表取締役社長、海老沢勲編成制作局長兼放送番組審議会事務局長、土肥穂高番組プロデューサー、高山英久番組審議会事務局
この日の番組審議会では、野村證券執行役員の池田敏之氏の辞任に伴い、同じく池田肇氏を委員に委嘱したことを報告しました。その後、「日本大学医学部創設90周年記念特別番組」を試聴し、意見を聴きました。
委員からは、
・日大医学部は90年で約1万人の卒業生を送り出していて、現在は約3,000人が医者として活躍していると思う。私の日大医学部のイメージは、長い歴史もあるので先輩・後輩のつながりが強いほか、臨床医が多く各地に進出しているため、各地の医師会の幹部にもなっており、地域医療においてはとても活動的な方達だと思っている。また、番組で紹介した「PBLチュートリアル(問題解決型学習方法)」で即戦力を養成していることは良いことだと思った。
・この番組を聴いた医学部志望の受験生は、日大医学部を受けようかと思ってしまうのではないかと感じるくらい、大変良く出来ていると思った。また、座談会に出てくる医学部生も本当に良く出来た学生達だと感じた。私の所属している大学のPRの仕方にも参考になるような番組だと思った。
・こういう作りの番組なら他大学へもプロモートできそうだと感じた。また、大学も学生を集めるのに大変な時代なので、ラジオを活用した学生集めに有効だと思った。ただ、番組に出てきた医学部生たちの話には余りリアル感がなかったように思えたので、聞き手にはベテランの方を起用して学生らしさをもっと引き出すように工夫したら、さらに良い番組になったのではないかと感じた。
・番組冒頭が校歌から入っているので驚いてしまった。学生の話にはかなり刺さるものがあっただけに、番組スタートが校歌からだとリスナーの人達は、「ちょっと堅い番組なのかなぁ」と構えてしまうと思うので、そこはもったいない感じがした。
・聴取者は日大医学部の広報番組と割り切って聴くわけだが、その聴取対象には受験生だけでなく親も入っていると思う。私も親のつもりで聴いていたが、子供をこの大学に入れてみたいと思わせるような番組になっていたと思う。ただ、学生と先生との建設的なやりとりも番組に入れておけばまた違う感じになったのではないかと思った。