1月28日「今日の1社」星野リゾート・リート投資法人(3287)を放送しました! [「今日の1社」取材後記]
2015.01/28 今日の1社担当 記事URL

 1月28日放送の「アサザイ 今日の1社」は、星野リゾート・リート投資法人(3287・東証)をご紹介しました。

 運用会社・星野リゾート・アセットマネジメントの代表取締役社長 秋本憲二様に井上哲男がインタビューし、同投資法人の特徴、強みや戦略についてわかりやすくご説明をいただきました。

<星野リゾート・リート投資法人の代表物件> 
●星のや 軽井沢

星のや 軽井沢


●星のや 京都

星のや 京都


●リゾナーレ 八ヶ岳

リゾナーレ 八ヶ岳


 印象に残ったのは、同投資法人では交通上不便とされるロケーションにある、伝統的な木造旅館も組み入れているということです。
 資産価値のある不動産というと都心の立派なビルという印象が強いですが、真の価値は「箱」ではなく、そこから生み出されるキャッシュ・フローだという明確なメッセージです。

 REITに対する見方が、個人的にも変わりました。

 また同投資法人は、スポンサーである「星野リゾート」がオペレーションを行なう物件と、それ以外の物件の両面でポートフォリオを広げてきています。
 直近の業績も好調ですので、今後の戦略にも是非注目したいと思います。

 尚、今回は井上哲男の取材後記はありませんが、後日ロングインタビューのオンデマンド配信もアップされますので、どうぞお楽しみ下さい。
 またリスナープレゼントに、「よなよなエール」など、よなよなの里エールビール醸造所のビール製品350ミリ缶10本詰め合わせもいただいておりますので、こちらからお申込ください!

(関連リンク集)
星野リゾート・リート投資法人 ウェブサイト
星野リゾート ウェブサイト

星野リゾート・アセットマネジメント 代表取締役社長の秋本憲二様と。
星野リゾート・アセットマネジメント 代表取締役社長の秋本憲二様と。

1月21日の「アサザイ 今日の1社」は、小池酸素工業(6137、東証2部)を放送しました! [「今日の1社」取材後記]
2015.01/21 今日の1社担当 記事URL

 1月21日放送「アサザイ 今日の1社」では、小池酸素工業(6137、東証2部)をご紹介しました。

 

 アルミやステンレスなどの様々な金属材料を加工する際に同社製品が活躍しています。同社製品を持って加工された金属材料が、橋やビルなどの建物になり、車や家電製品などの商品になって、私たちの手元に届いています。

 同社の製品写真を見ているだけではピンときませんが、間接的に私たちの生活を支えている企業なのです。

 

 今回、井上哲男より取材後記が届いておりますので、どうぞお楽しみ下さい。

 

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取材後記

小池酸素工業(6137)(東証2部)

ラジオNIKKEIスタジオで取材・収録。お相手は代表取締役社長の横田修さま。

 

「世界の3大切断機械メーカー」

 
▼「切断」から「溶接」までのトータルシステム会社

 「地味だが世界が必要だ!」私が勝手につけた同社の標語である。

 社名から酸素やガスを製造している会社のように受け止められがちであるが、同社はそのガスを使って切断する機械の製造に着手したのちに、その「切断」において、ガス切断だけでなく、プラズマ切断、レーザー切断と範囲を広げ、大型から手持ちまでの切断機械装置の大手会社に成長した。特に厚板向け切断機においては国内シェア40%を占めるトップ企業であり、造船分野においては70%の圧倒的なシェアを誇っている。

 

 この切断(機械)装置の製造及び消耗品の販売、また、当然切断に必要なガスの製造も行っているが、同社は、切断の後工程である「溶接」に関わる関連製品も手掛けている。つまり、「切断」から「溶接」までのトータルシステムを供している会社ということである。セグメント別の売上高比率は、「切断」(機械装置部門)が約40%、「高圧ガス部門」が約35%、「溶接機材部門」が約20%で、残りの5%がヘリウムガス液化機や関連装置、また排ガス処理装置といった環境問題に関連した事業である。

 
▼世界3大

 冒頭に「世界が必要」と書いたが、海外9ヶ国に10ヶ所の拠点を持ち、顧客は80ヶ国にも及ぶ。切断機械の世界3大メーカーとは、「メッサ」、「エサブ」という欧州ブランドに同社「コイケ」が入るのである。海外現法との連携により、コストの低減、技術開発力の強化とともに販売力をさらに高めることがこれからの重点ポイントである。また、地域別にも、東南アジア市場への進出、韓国での販売強化、ブラジル、インド市場での販売強化と具体的な強化エリアを明確に掲げている。

 

 この今後の事業展開を明るいものとする材料が2つある。1つは従来からのベストセラー機であるプラズマ切断機の新しいバージョンであるSUPER-400Proが従来品に比べて消耗品寿命が20%アップしていること、もう1つは、新型のファイバーレーザー切断機が、従来品に比べて消費電力が7割減、メンテナンス費用が5割減と圧倒的な省コスト設計であることに加えて、使用者の安全性の確保がより容易となっているという画期的な製品であるということである。この、新型ファイバーレーザー切断機は、世界の3大ショーの1つである国際ウェルディングショーに昨年出展し、その後、多くの引き合い、受注を獲得しているという。

 
▼IR活動への取組

 冒頭の「地味」と書いた部分についても同社は今後IR活動にチカラを入れて改善を図るという。その1弾として株主還元策についても検討を始めている。「まずは当社を知って欲しい。製品を見て欲しい」と社長は語った。この4/16~4/18に千葉県千葉市の土気(とけ)にある工場でプライベートフェアを行うが、個人投資家の参加も受けつけるという。土気はJR外房線の駅でJR千葉駅から20分ほどである。興味のある方は、同社総務部(電話:03-3624-3111)までご連絡頂きたい。

 

 この次に同社を「アサザイ」で迎えた際には、業況の推移に加えて、このIR活動の取り組み、進展についても聞かなくてはならない。"いつまでも東証2部にいてもらっては困る会社"だからこそ、である。(了)


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以上です。いかがでしたか。

地味でも世界3大メーカーという、キラリと光る企業をご紹介できたのではないでしょうか。

 

取材後記にもあるように、今年4月に同社製品をみることができるフェアを開催予定です。日程が近づいてきましたら、同社ウェブサイトにも詳しいお知らせがアップされる予定ですので、気になる方はお楽しみに!

 

ロングインタビューも後日オンデマンド配信いたしますので、こちらも合わせてお楽しみ下さい。

 

それでは来週もお楽しみに~!!

 

(関連ウェブサイト)

小池酸素工業 IRサイト

代表取締役社長 横田修さまと
代表取締役社長 横田修さまと
1月14日放送「今日の1社」はユーグレナ(2931)を紹介しました! [「今日の1社」取材後記]
2015.01/14 今日の1社担当 記事URL

 1月14日放送の「アサザイ 今日の1社」は、ユーグレナ(2931、東証1部)を紹介しました。

 

 業種分類は「食料品」ですが、同社は単なる食品会社ではありません。

 世界の食料問題と環境問題を解決するということにチャレンジする会社なのです。

 

 「人と地球を健康にする」という経営理念のもと、世界の栄養問題を解決したいという想いから、ミドリムシを原料にした機能性食品事業を展開していらっしゃいます。

 さらに、ミドリムシ由来のバイオジェット燃料製造の事業化に向けた研究開発も行っており、ミドリムシ燃料でジェット機が空を飛ぶというのです。

 夢物語と思いますよね。でも、同社が開発したバイオディーゼル「DeuSEL」を使用したシャトルバスの定期運行が、すでにスタートしているのですから、ジェット機が飛ぶのも、そう遠くない話なのだと感じませんか。

 

 理科の授業中に、顕微鏡で「ミドリムシ」を覗いていた時は、まさか我々の生活を、食料・環境・エネルギーの面から支えてくれる存在になるとは、思いもいませんでした。

 「空もとべるはず」ではなく、「とんだ!」となる日まで、同社のご活躍から目が離せませんね。

 

 今回、井上哲男の取材後記はございませんが、ロングインタビューがございます。

 起業のきっかけでもある発展途上国の栄養問題解決への熱い想いが感じられる話が伺えましたので、こちらも後日オンデマンドにてぜひお楽しみ下さい。

 

 また同社からリスナープレゼントがございます。

 ユーグレナ・ファームの緑汁を5名様に!とっても美味しいので、別途アップされる応募ページよりご応募下さい。

 

 それでは来週もどうぞお楽しみに!

 

(関連ウェブサイト)

ユーグレナ IRサイト

ユーグレナ・ファーム

取材後記(2013年7月17日放送分)

 

代表取締役社長 出雲充さまと。手前はプレゼントの「緑汁」。
代表取締役社長 出雲充さまと20150114

1月7日「アサザイ 今日の1社」はアルファポリス(9467)を放送しました! [「今日の1社」取材後記]
2015.01/07 今日の1社担当 記事URL

 時間と場所を問わずに購読できる電子書籍は、手軽さと便利さが魅力的です。

 一方で、書店をブラブラしながら、平積みを眺めて流行知り、思いがけない書籍と出会う楽しみや、紙をめくる感じは捨て難く、結局「紙」の書籍から離れられずにいます。

 

 1月7日放送「今日の1社」にご出演頂いたアルファポリス(9467、マザーズ)はまずネット上で人気を集められたら、書籍化され書店に並ぶという新しいビジネスを展開されていらっしゃいます。

 代表取締役社長の梶本雄介様にお越し頂き、同社のビジネスモデルや強み等についてお話し頂きました。

 今回、井上哲男より取材後記が届いております。

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取材後記

アルファポリス(9467)(東証マザーズ)

ラジオNIKKEIスタジオで取材・収録。お相手は代表取締役社長の梶本雄介さま。

 

「これまでのやり方や常識にとらわれず」

 

▼インターネットが出版業界を変える

 "出版不況"と言われて久しいが、毎月、大手出版取次会社の文芸書週間ベストセラートップ10に数冊送り込んでいる同社の強みが十分に分かる収録となった。返本率は常に出版社の悩みであり、出版された2割の本の儲けが、残りの8割の本の赤字分を補うという、"ニッパチ"と言う言葉があるが、同社の場合、数字が逆転しているという。

 

 同社の成功は、インターネットが出版業界を変えることが出来るという命題の証明である。

 これまで出版社は、結局のところ、編集会議で出された案から本の出版に向けた作業が行われるという川上からの作業を行ってきたといえる。持ち込み作品の評価もその担当者の感性や嗅覚が全てである。

 しかし、同社には、毎月テーマを変えて行われる「Webコンテンツ大賞」と、同社のサイトに登録し、寄稿された小説・漫画などのコンテンツが24時間で1500人が閲覧した場合には、筆者が「出版申請」を行うことができ、同社の出版会議にかけられるという2つの仕組みがある。「~新人賞」といった敷居の高いものではなく、気軽に一歩踏み出した有望な才能、コンテンツに道が拓かれるものである。

 

▼本を創る

 そして、このことは、結果的に同社に一次的なマーケティング・リサーチをもたらすが、何よりも大切なのが次の段階である。社長の言葉にもあったが、ネットで配信する文章と実際に本となる文章では必要とされる精緻さが異なる。そのため、同社は優秀な編集者の人員拡大を行い、非常に地道で労働集約的な「編集」という作業に力を入れているのである。このことが、「有料化」=「商品」が売れるかどうかの大切な部分であり、膨大な手間と知恵が必要なのだということを認識している。

 

 「出版」と「インターネット」というと、すぐに「ネット配信」という言葉が浮かぶかもしれない。無論、同社もこの部分を完全に否定している訳ではないが、まずは「本を創る」という出版社の"まん真ん中の部分"でインターネットの持つ有効性を活かしたのである。ふと、数年前に持ち込みの自費出版で有名な出版社が、いろいろな問題が指摘されて倒産したことを思い出した。

 

▼来期への期待

 業績について述べる。番組の中で紹介したが、過去2期の売上高経常利益率は30%を超えており、今期も30%前後を見込んでいる。弊社の試算した、金融を除く全社ベースの今期の同値の見込みは5.7%であり、いかに同社が高利益体質の会社かが分かる。また、前期の全社ベースのROEは8.5%であるが、同社のそれは44.7%と極めて高い。2016年5月に同社は弊社の経営指標ランキングのユニバースに加わるが、きっと非常に高い順位で飛び込んでくると思われる。

 

 そして、その頃、同社では出版に続く新たなコア事業が展開され始めているかもしれない。同社は「インターネット時代の新エンターテインメント事業を創造すること」を標榜しているが、そのミッションの前段は、「これまでのやり方や常識にとらわれずに、良いもの、面白いもの、望まれるものを徹底的に追求していく」である。「キャラクタービジネス」、「ゲーム市場」、「映像市場」などへどのような切り口とビジョンで参入していくのか今から楽しみである。

 

 私事で恐縮だが、昨年末にオフィシャル・ブログが復活開設された。今年は文章を書くことにも力を入れようと思う。需給、テクニカル、ファンダメンタルズ、企業のランキングといった相場に関することだけでなく、かつてQUICKの配信でも人気のあった"相場を離れて"に似たエッセイを書こうと思う。その際には、私もこっそりとアルファポリスに登録するかもしれない。(了)

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 取材後記は以上です。如何でしたでしょうか?

 

 後日、ロングインタビューもオンデマンド配信されますので、こちらもお楽しみ下さい。

 

 さらに今回は、リスナープレゼントがございます!同社が刊行した話題の一般文芸書籍「居酒屋ぼったくり」(秋川滝美)を5名様分ご提供頂きました。

 以下関連リンク集のサイトから同著書を、いわゆる立ち読みができますので、宜しければご覧の上、応募ページよりふるってご応募下さい。

 

(関連リンク集)

アルファポリス IRサイト

「居酒屋 ぼったくり」ウェブサイト

代表取締役社長 梶本さまと
代表取締役 梶本さまと

12月24日「アサザイ 今日の1社」は日本システム技術(4323)を放送しました! [「今日の1社」取材後記]
2014.12/24 今日の1社担当 記事URL

 今年最後の「アサザイ 今日の1社」は日本システム技術(4323、東証2部)をお送りしました。

 スタジオには代表取締役社長 平林武昭様にお越し頂き、お話をお伺いしました。

 

 ソフトウェア開発はあらゆる分野に進出し、目覚ましい発展をしてきました。私たちの生活はどんどん豊かで便利になってきています。

 便利で当たり前の生活を支えているのは、「人」の力であることは言うまでもありません。そんなことを改めて考えさせられた、今回の放送でした。

 

 井上哲男より取材後記が届いておりますので、ご覧下さい。

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取材後記

日本システム技術(4323)(東証2部)

ラジオNIKKEIスタジオで取材・収録。お相手は代表取締役社長の平林武昭さま。

 

「天爵を修めて人爵これに従う」

 
▼4つのセグメントの"奥行き"

 創業が1973年で41年の歴史を持つ独立系のソフトウェア会社であるが、「ソフトウェア」のひとことで済ませられない"奥行き"が同社にはある。

 事業セグメントは、「ソフトウェア事業」、「パッケージ事業」、「システム販売事業」、「医療ビッグデータ事業」の4つであり、それぞれの売上高構成比率は、「ソフトウェア事業」が約7割、「パッケージ事業」が約2割、「システム販売事業」が15%で、「医療ビッグデータ事業」が2%程度となっているが、同社の「ソフトウェア事業」とは企業が個別に抱える問題について、ソフトウェアをオリジナルに開発して提供するという、一般的に「システムインテグレーション」と呼ばれる事業である。この分野で30年以上継続して取引のある企業は5社もあり、何れも日本を代表する大企業である。

 

 しかし、同社はこの5社を含む最大顧客8社の総売上高に占める割合が、07年3月期に67%であったものを、この3月期には38%にまで下げることに成功した。無論、この8社売上が減少したわけではなく、他の企業向け売上が増加したことをこの数字は物語っている。これに伴い、「ソフトウェア事業」が占める売上高比率も全体の8割から前述のように7割に低下したのである。

 

 このことは、残りの事業セグメントである、「パッケージ事業」、「システム販売事業」、「医療ビッグデータ事業」が順調に拡大していることを表している。

 
▼大きな可能性のある事業

 「パッケージ事業」における学校業務改革パッケージ「GAKUEN」は、日本の350近い学校(およそ、その三分の二が大学)に導入されており、ダントツのトップシェアである。3年前から準備を進めてきた中国におけるこのパッケージの販売も、上海に販売チャネルを確保したことから今後の展開が期待される。また、同じく「パッケージ事業」に分類される金融機関の情報系パッケージである「BankNeo」も一昨年12月に初めて信用金庫に導入されてから多くの地方銀行、信用金庫などに導入されており、こちらも順調だ。

 

 また、現在は売上高構成比率が2%の「医療ビッグデータ事業」は、国内で唯一の総合医療データ"分析"サービスである。平たく言うと、健康診断のレセプトなどから、このままでは将来どのような病気になる可能性があるなどの分析が行われる"分析系"を備えたクラウド・サービスであり、既に60団体に導入されている。私見ではあるが、今後、健康保険組合に必要とされる義務(レセプトの整備など)が拡大されることからこの分野も非常に期待がもてる。

 
▼"企業は人"

 業績は堅実そのもの。41年の歴史の中で、経常赤字となったのが1992年の1度だけで、他は全て経常黒字の経営を行ってきた。リーマン・ショック後のソフトウェア業界が赤字となった時期に黒字経営を守った貴重な1社である。

 

 しかし、この会社を「会社の全ての基本は『経営理念』である」と言い切る平林社長の生きざまを抜かして語ることは出来ない。ロング・インタビューは必聴である。外見や、語られる言葉の力強さから、とても76歳には見えない若々しい社長の財産は、IHI(石川島播磨)時代に故・土光敏夫社長に出会ったことと、当時はまだ珍しかった電子計算機に出会ったことである。土光社長がその後、大阪万博に移り、工事が完成しないかもしれないと聞くと平林社長は石川島播磨を辞めて、土光会長のもとへ馳せ参じたという。

 

 「天爵を修めて人爵これに従う」。これが経営理念である。「人爵」の意味は「業績などの評価により、上司などの"人"が与えた外見的な地位」であるが、「天爵」は「人として普段に道義をわきまえて人格・品性・徳を高めること」である。

 「天爵を修めるべく日々の生活を送ること」。それは、まさしく、経団連の会長時代、出張は全て日帰り、接待を禁止、エレベーターも1基のみ稼動、と倹約を徹底した土光会長のDNAである。「財界が質素にならなくて、政治家が質素になるわけがない」と言い放った"メザシの土光さん"。人を育てることの難しさを痛感し、スバリと一言を与えることでそれを行った土光会長から平林社長が受け継いだDNAが、この経営理念に表れている。

 そして、それは受け継がれる。企業は人である。ソフトウェアを作る何倍も人を育てることは大変である。久しぶりに「土光さん、やろう」を読みたくなった。名著である。そして、忘れてはならないのが、この本が、それから日本がバブル期に入っていく寸前の1982年に出されたことだ。どんな時代にもあてはまる言葉、どんな時代であれ財界人が読まなくてはならない示唆が溢れている。(了)


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 取材後記は以上です。いかがでしたか。

 年末年始休暇を9連休お取りになる方がおおいのではないでしょうか。アサザイ担当の私も9連休になりますので、今年の冬休みは、自分を高めることをしないといけないかな、と思いました。

 

 尚、同社は「はじめに理念ありき」を経営理念とされており、ロングインタビューではその経営理念についてもお話し頂いております。後日、オンデマンド配信されますので、お楽しみ下さい。

 

 今年の「アサザイ」は以上でございます!

 2015年は1月7日から放送いたします。来年もどうぞ宜しくお願いいたします。

 

(関連ウェブ)

日本システム技術 IRサイト

代表取締役社長 平林武昭様と
代表取締役社長 平林武昭様と

12月23日(火・祝)は「アサザイ・スペシャル」を放送しました! [「今日の1社」取材後記]
2014.12/24 今日の1社担当 記事URL

 12月23日(火・祝)は「ラジオNIKKEIリスナー感謝DAY!アサザイ・スペシャル」を放送しました。

 

 パーソナリティは、おなじみの井上哲男さんに、江連裕子さんを加えてお送りしました。

 

 「企業IRコーナー」では、今回もきらりと光る2社をご紹介しました。

 ヤマシンフィルタ(6240、東証2部) 代表取締役社長 山崎敦彦さま

 カンダホールディングス(9059、東証2部) 代表取締役社長 勝又一俊さま

にご出演頂き、井上哲男さんのインタビューにお答え頂きました。

 

ヤマシンフィルタ 代表取締役社長 山崎敦彦さまと

ヤマシンフィルタ_代表取締役社長山崎様

 

 














カンダホールディングス 代表取締役社長 勝又一俊さま
カンダホールディングス_代表取締役社長勝又様

 















 また武者陵司さんをお迎えして「2015年の株式相場の展望」について、井上哲男さんと大いに語って頂きました。

 いつもとは異なる時間に放送だったから聞き逃した、という方はオンデマンド配信しておりますので、そちらからどうぞお楽しみください!

 

(関連ウェブサイト)

2014年12月23日放送「アサザイ・スペシャル」オンデマンド

ヤマシンフィルタ IRサイト

カンダホールディングス IRサイト

12月17日放送「今日の1社」はセレスポ(9625)を放送しました! [「今日の1社」取材後記]
2014.12/17 今日の1社担当 記事URL

 企業にお勤めの方、隣の席の方とメールでやり取りしてませんか?

 メールによるやり取りの増加や、働き方の多様化などにより、社員同士のコミュニケーション不足や一体感の無さを感じたことはありませんでしょうか。

 そのような中、社員同士の生のコミュニケーションやチームビルディングを目的とした社内イベントを実施する企業もまた復活しつつあるとの記事も目にしました。

 

 12月17日「アサザイ 今日の1社」のセレスポ(9625、東証JQSは、イベントの企画、制作から運営までを行う企業です。先に上げた小規模な社内イベントに限らず、スポーツの国際大会、展示会、建築式典など、大小さまざまなイベントに対応していらっしゃいます。

 今回、代表取締役社長の稲葉利彦様にお越し頂き、お話を伺いました。

 

 井上哲男から、同社のことがよく分かる取材後記が届いておりますので、お楽しみ下さい。

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取材後記

セレスポ(9625)(東証ジャスダック・スタンダード)

ラジオNIKKEIスタジオで取材・収録。お相手は代表取締役社長の稲葉利彦さま。

 

「"五輪銘柄"としてだけではなく」

 
▼イベント・ソリューション・パートナー

 "2020年東京五輪関連銘柄"として注目を浴びている同社であるが、実際にどのように五輪というイベントに関わるのか?本日のインタビューはその部分に関する丁寧な説明と、最後にお話しされた「サステナビリティ」の持つ意味の深さに私自身、非常に勉強になるものであった。

 

 まずは、簡単な同社のご紹介。

 「セレスポ」は「セレモニー」と「スポーツ」を掛け合わせた言葉で、とても若々しい印象を受けるが、上場して既に20年という歴史のある会社である。全国に21の制作拠点があり、北海道から九州まで広範囲に亘って同じ対応ができるようにするという考えは、あらゆるイベントに対応できるイベント・ソリューション・パートナーでありたいという同社の姿勢を示している。

 そのため、顧客も民間企業、広告代理店、建設会社、自治体・官庁、競技団体、学校など非常に幅広い。スポーツにおける国際大会や「日本××連盟主催の全国大会」といった大きな競技会の運営や、スカイツリ-をはじめとする大きなビルや商業施設の完成セレモニーといったイベントで培った実績と信頼、そして、企業などの運動会、また、地域振興イベントや市民祭りといった、ごく身近なイベントにおいて顧客の満足を得てきたことが、何よりの同社の財産である。

 
▼ビフォ-、オン、アフター

 "五輪銘柄"としての関わりについての私の質問に対する社長の答えは明解で、五輪を、その「ビフォ-、オン、アフター」と区分して、イベント会社に想定される役割を話された。まず、「ビフォ-」は、各競技団体の五輪前に盛んに行われるプレ大会やキャンプ地の運営などであり、当然、五輪リハーサルなども含まれる。また、私の考えでは、各種壮行会や激励会も含まれるであろう。「オン」は無論、開会式、閉会式だけでなく、関連業務で手いっぱいになることが予想される。また、「アフター」は社会的にも大切な時間だという。残った社会的な財産をどのように活かしいくかということである。

 

 この考えは、同社がイベント分野でのサステナビリティ教育を行うイギリスの団体の日本支部を設立したという行動に表れていると思われる。

 「サステナビリティ」=「継続性、持続性」。イベントとは、主催者や参加した人の一過的な満足で終わってしまってはいけないものであり、その意義が重要なものであると認識してイベントを行うのであれば、それが、続いていくために、何が必要なのかをイベント前に考え、そして、イベント後にも効果測定だけでなく、そのことを省みることが必要なのである。イベントがきちんと環境に配慮したものであるか、また、経済的にもそのイベントを続けられるものであるかなど、考慮しなくてはならない項目は多い。

 
▼サステナビリティの重要性

 社長の話を伺っていて、私はひとつのことを思い出した。それは、私が大学生の時に行われた、ロサンゼルスオリンピックのことである。実は、この数年前には五輪を継続開催していくこと自体が危機的な状況にあったといえる。なぜならば、開催地として立候補したのがロサンゼルスだけであったのだ。米国は"火中の栗"を拾ったのである。

 それまでは、いくつもの都市が立候補して争ったのであるが、開催に係る莫大な費用、期待されたほど経済効果が得られなかった歴史、閉幕後の深刻な不況、環境破壊などにより、手を挙げる都市がいなくなってしまった。そして、企業の広告や放映権の管理、また、候補地選定の基準に環境への配慮などを加えることによって、現在は再度、誘致合戦が行われるまでになっている。

 数多くの"五輪銘柄"が話題となるが、「セレスポ」の名前を聞いた際には、このイベントにおける「サステナビリティ」の重要性を認識し、実践している会社なのだということも思い出して欲しい。(了)

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 以上、取材後記でした。如何でしたか?

 

 イベントは、その時を楽しむのはもちろんですが、イベント終了後も実りの多いものであることが、重要なことがよく分かりますね。

 2020年の東京オリンピックに向けてた同社の活躍に、オリンピック開催前・最中のみならず、その後にも注目したいですよね。

 

 後日、ロングインタビューもオンデマンド配信されますので、そちらもお楽しみ下さい。

 

 それでは、来週もお楽しみに!

 

(関連ウェブサイト)

セレスポ IRサイト

代表取締役社長の稲葉利彦さまと
代表取締役社長の稲葉利彦さま

12月3日「アサザイ 今日の1社」はサンウッド(8903)を放送しました! [「今日の1社」取材後記]
2014.12/10 今日の1社担当 記事URL

 衣食住の中で、「住」は生活基盤を支えるものであり、一生に一度の大きな買い物です。

 常日頃買っているものと異なり、百貨店に行って簡単に比較検討できるものではありませんから、何を購入するか決定するのは大変難しいのではないでしょうか。

 ディベロッパーと一言で言っても、その特徴は千差万別です。自分の理想に応えてくれる企業とは、まさに出会いであると感じます。

 12月10日放送の「アサザイ 今日の1社」でご紹介したサンウッド(8903、東証JQS)は、そんな出会いを求める方にひとつの選択肢を提供してくれる企業なのではと、取材を通してアサザイ担当の私は感じました。

 今回は、代表取締役社長の佐々木義実様にスタジオにお越し頂き、井上哲男のインタビューに答えて頂きました。

 

 本日、井上哲男からの取材後記が届いておりますので、お楽しみ下さい。

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 取材後記

サンウッド (8903)(東証ジャスダック・スタンダード)

ラジオNIKKEIスタジオで取材・収録。お相手は代表取締役社長の佐々木義実さま。

 

「富裕層向け高品質、高プライバシー」

 
▼住宅業界を取り巻く環境

 現在、不動産業、及び、不動産に関わるサービス業で元気のある会社とは、10月のアサザイセミナーにも参加して頂いた「いちごグループホールディングス」(東証1部2337)、「日本商業開発」(名証2部3252)、「日本駐車場開発」(東証1部2353)などである。何れも、不動産再生事業、大型テナント誘致後の土地取得事業、駐車場事業など、今までの「土地を取得してビルを建て、テナントを募集する」というスタイルから脱却したモデルであるが、これらは資材高騰、職方不足による採算割れという状況の裏返しでもある。

 

 住宅、マンション販売においても消費増税決定前の駆け込み需要後の落ち込みは非常に厳しい。昨年初時点で既に懸念材料であった、資材高騰、職方不足は、それまでの震災復興需要に加えて、オリンピック開催決定と公共工事の拡大により非常に深刻な状態となっている。今年初めに神奈川の建築団体でセミナーを行ったことがあるが、その後の懇親会で言われていたのは「神奈川県の中心部での土地の流動化(売買)が完全に止まった。マンションやビル用地を取得しても利益が出る確実性が低すぎて、完成時期も読めない」ということであった。都市部で駐車場が未だに増えている事実の背景にはこのような状況がある。

 
▼マンションの二極化現象

 その住宅業界において、特にマンション販売で二極化現象が起きている。今回紹介するサンウッドはその二極化のうち"流れに乗っている側"の1社である。

 創業は1997年。現在は資本関係を解消しているものの、当時、森ビルグループの1社となったことが、同社のスタイルに大きな影響を与えたと考えられる。「森ビル」というと六本木ヒルズがまず頭に浮かぶと思うが、本来はそのような大型ビルの真逆(まぎゃく)の事業展開をしていたのである。東京の港区は採光などの規制が厳しく、大通りから1本入ると高いビルが建てられない規制があった。そのため、高層ではなく低層であるが重厚感のあるビルを作ったり、リノベーションによりグレードアップを行ったビルをテナントとして貸し出していたのである。当然、賃料はやや高めであった。

 

 そのため、サンウッドが分譲するマンションも港区、渋谷区という超高級な地域に建てられ、富裕層向けが中心であった。同社のマンションを購入した顧客層の特徴ははっきりと他社と違っている。例えば、平均年収2000万円以上の比率が他社では2%のところが同社は22%にもなっており、購入時年齢も高く、他社の一次取得者が82%に対して同社は50%と、既に一度住宅を購入した人が購入する傾向があるのである。つまり、一度住居を持った人の"目利き"をクリアしているということである。

 
▼目利きにかなうマンション

 "目利き"をクリアしたのには要因がある。一つはプライバシー性を追求し、戸数のわりにエレベーターを通常よりも多く設置したり、共用廊下部分には窓を作らないなどの配慮を行ったことである。また、付加価値の高い住居の提供のために、引渡し前の設計変更(オーダーメイド)の対応をしているというのは非常に稀有なことである。通常、マンションにおいて、間取りのオーダーメイドはない。あっても、水周りなどの配管の関係で、2タイプから選ぶというのが通常であるが、同社の場合、2フロアを購入し、中に階段を通してメゾネットタイプへの変更という要望にも応えたという。当然、建築確認を再度取り直したのだ。

 

 現在、マンションの分譲場所を都心部から郊外にも広げつつあるが、基本的なコンセプトは変わらず、売上げも好調である。この郊外での展開については、昨年、業務資本提携を交わしたタカラレーベンとの共同開発がこれから後押しすると思われ、不動産業界における今後の同社の展開がますます注目される。(了)

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 取材後記は以上です。いかがでしたでしょうか。

 

 以下は、同社が取り扱う新築物件の一部です。

 リッチな雰囲気に思わずため息が漏れませんか。

 

サンウッド代々木公園 内観

サンウッド代々木公園








 

大磯シーサイドヒルズ 外観
大磯シーサイド

 






















 今後、エリアを都心部から郊外にも広げていくという同社の展開に、注目したいです。

 

 それでは来週もお楽しみに!

 

代表取締役社長の佐々木義実様と

代表取締役 佐々木義実様と

 














(関連ウェブサイト)

サンウッド IRサイト

12月3日の「今日の1社」は東部ネットワーク(9036)を放送しました! [「今日の1社」取材後記]
2014.12/03 今日の1社担当 記事URL

 12月3日の「アサザイ 今日の1社」は東部ネットワーク(9036、JASDAQスタンダード)を放送しました。

 

 消費者にとって、棚に商品が詰まっているお店で、お買い物をするのは当たり前のことだと思います。

 ただ、それは「物流」が安全で正確なものだからです。そしてその為に、教育と準備を怠らない運送会社の努力があってこそ成り立つ日常生活なのだと、今回の取材を通して改めて感じました。

 

 荷物を運ぶことは、その荷主様のイメージも一緒に運ぶこと。車体を清潔にしておくことはもちろんですが、同社が注力するトレーラーは、レベルの高い運転技術が求められ、それを運転できることは一種のステータスだそうです。トレーラー運転手の皆様は、誇りを持って仕事に臨んでいるのでしょうね。

 

 今回、井上哲男の取材後記はございません。よろしければ、本年2月ご出演時の取材後記をお楽しみ下さい。

 

 尚、今回お話頂きました代表取締役社長の芦原一義様は、12月20日(土)開催の「企業IR&個人投資家リスナー感謝祭」にもご出演予定です。

 ラジオでは収まりきらない社長の「物流」にかける熱い思い、もっと聞きたいという方は、現在お申込み受付中ですので、以下関連リンク集よりぜひお申込み下さい。応募締め切りは、12月12日(金)17時です。

 

 それでは、また来週もお楽しみ下さい!

 

(関連リンク集)

東部ネットワーク IRサイト

2014年2月19日放送 取材後記

「企業IR&個人投資家リスナー感謝祭」のご案内・申込

代表取締役社長の芦原様と
代表取締役社長の芦原様と

11月26日放送「今日の1社」トレックス・セミコンダクター(6616)の取材後記です! [「今日の1社」取材後記]
2014.11/26 今日の1社担当 記事URL

 「ダウンサイジング」「ウェアラブル」という言葉を聞いて、まっさきに思いついたのは携帯電話のことでした。

 登場したときは、まるでショルダーバックのような見た目だったものが、掌に収まるまでに小さくなり、今ではスマートフォンに持ち替えたという方も多いでしょうね。今後は、腕時計型やメガネ型など、もっと小型化していくのでしょうね。

 

 携帯電話に限らず、コンパクトになっていく製品には、半導体をはじめとしたメーカー企業の汗と涙、そして技術力の結晶が詰まっているのですよね。

 11月26日放送の「アサザイ 今日の1社」では、そんな結晶を持っているうちの1社、トレックス・セミコンダクター(6616、東証JQSをご紹介しました。代表取締役社長の藤阪様にお越し頂き、同社がどのように「世界最小半導体メーカー」となり得たのかを知ることができました。

 

 今回、井上哲男から取材後記が届いておりますので、お楽しみ下さい。

 

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取材後記

トレックス・セミコンダクター (6616)(東証ジャスダック・スタンダード)

ラジオNIKKEIスタジオで取材・収録。お相手は代表取締役社長の藤阪知之さま。

 

「世界最小・省電力」

▼ソリューション提供能力と省電力 

 半導体集積回路のことをICと呼ぶが、トレックス・セミコンダクターは電源ICの専門メーカーであり、正確に言うと、アナログ半導体に特化した電源ICメーカーである。

 電源を必要とする製品全てに必要なものが電源ICである。そして、現在複雑化した製品のなかで電源ICに求められる機能はますます高まっている。

 例えば、PC。その中のメモリー、CPU、オーディオ部分など、それぞれの部分が適正に稼動するための最も効率的な省電力を与えるという機能が電源ICに求められている。この部分については、回路設計という技術力がモノを言うことから、民生電機メーカーも同社のような専門会社の意見に頼っているのが現状である。この回路設計力によるソリューション提供能力と、それに応える省電力電源ICを持っていることが同社の第1の強みである。

 
▼小ささの追求

 第2の強みは、「世界最小電源IC」を提供できるということである。番組の中で、ソニーのウォークマンが電池1本(1.5ボルト)で音楽をウェアラブルにした際に求められた電源ICの機能に応えたところから同社の歴史が始まっていると述べられたが、この求められた"小ささ"をより追求していった結果、他社との差別化に成功したことが何よりも強みである。

 半導体メーカーが重点を置く対象製品は、現在、民生機器から車載、産業機器へと明らかに移行している。同社の場合は、これに"小ささのエッジ"を活かし、ウェアラブル製品もその対象となるのである。

 
▼アナログ半導体の成長性

 番組の中でも紹介したが、「アナログ」を「デジタル」に劣後すると誤解することなかれ、である。メーカー自身もアナログ電源ICを変更する意思はなく、音も光の家電も全て、入り口は安定的にこれまで機能してきたアナログ電源ICに任せる時代はこれからも続くのである。

 そして、米国の半導体メーカーの利益率の高さはアナログ半導体の売上構成比率が握っているという現状がある。利益率の高さ、そして、デジタル半導体を上回る市場成長性を足もとで示している。

 納品先トップ5を合計しても売上全体の10%に満たないという、"結果的に"リスク分散が図られた売上構成が、さらに広がる可能性がある。今月、ドイツのミュンヘンで、2年に一度開催される世界最大の電子部品展覧会である「electoronica(エレクトロニカ)」が行われ、DC/DCコンバータとコイルが一体化した世界最小・省電力コンバータ"XCL"が注目を浴び、世界中のメーカーがブースに押しかけ、なんと、450件もの商談引き合いが来たという。

 市場でウェアラブルがテーマとなるときに同社の商いが増加する理由がお分かり頂けたと思う。

 

 米国で生まれた電源ICであるが、その世界最小が日本のメーカーであることを誇らしく思う。スマホの中の電子部品、メッキに一体どのくらい日本のメーカー製品が使われていることか。やはり、日本の電子部品は素晴らしい。(了)

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 取材後記は以上です。いかがでしたでしょうか。

 

 「アナログ人間」なアサザイ担当の私、ご指摘通り「アナログ」と「デジタル」を勘違いしていました。新しく頭の電源を入れられた気持ちです。

 

 写真は、先日ドイツで行われた世界最大の電子部品展覧会で注目を集めたという同社製品「世界最小・省電力コンバータ"XCL"」です。
同社製品

 














 後日、ロングインタビューもアップされますので、そちらもぜひお楽しみ下さい!

 

 それでは来週もよろしくお願いします!

 

(関連ウェブサイト)

IRサイト

 

代表取締役社長の藤阪さまと。お手元には「世界最小・省電力コンバータ"XCL"」。
代表取締役社長 藤阪さま

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