8月12日の「アサザイ 今日の1社」はUbicomホールディングス(3937)を放送しました。 [「今日の1社」取材後記] [朝イチマーケットスクエア 「アサザイ」]
2020/08/12(水) 16:19

 8月12日の「アサザイ 今日の1社」はUbicomホールディングス(3937・東証1部)を放送しました。

 今回は、代表取締役社長 青木 正之 様にお越しいただき、事業内容、強み、成長戦略等について、詳しくお話を伺いました。

 同社は、日本のIT人材不足やDX(デジタルトランスフォーメーション)推進に資する「グローバル事業」と、病院やクリニック等の医療機関の経営改善や、医療全体の最適化に資する「メディカル事業」の二本柱で展開しています。

 2018年からは、リーディングカンパニーや成長企業との協業、戦略的提携、M&Aを通じて、事業成長の加速化を図る「Win-Winインベストメントモデル」を開始しました。さらに、2020年以降、グローバル事業・メディカル事業に次ぐ「3つ目の事業」の確立に向けて、次世代のITサービス・プラットフォームビジネス等の、既存事業とは異なる軸足の新ビジネスに挑戦しております。

 井上哲男より取材後記が届いております。ぜひご覧ください。


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取材後記
Ubicomホールディングス(3937)(東証一部)
ラジオNIKKEIにて収録
お相手は、代表取締役社長の 青木 正之(あおき まさゆき)様

『170位/3,366社中』

▼社会の課題に対してITソリューションを提供する2つの事業
 会社設立は2005年。2016年6月に上場されて4年が経過した。「唯一無二のビジネスイノベーションカンパニーであり続けること」を経営理念に掲げる同社は、社会の課題に対してITソリューションを提供する事業を続けられてきたが、その事業を構成するのが「グローバル事業」と「メディカル事業」である。

 同社の事業を理解して頂く為に分かりやすく説明すると、病院やクリニックに対する事業が「メディカル事業」であり、それ以外の業種に向けた事業を「グローバル事業」と考えて欲しい。売上高の構成比は、前者がおよそ三分の一、後者が三分の二である。

 同社を紹介する文章で、後者の「メディカル事業」についてフォーカスしたものが多い。確かに、日本全国16,800を超える病院やクリニックといった医療機関向けの経営支援ITソリューションでサポートしており、そのパイオニア企業としての地位は揺るぎのないもので、レセプト点検ソフトである「MighyChecker」、薬の誤入力防止など医療安全に寄与するシステムである「Mighy QUBE」など、「Mighy シリーズ」は有名であり、導入件数も順調に拡大している。また、現在の戦略製品として据えられている次世代レセプトチェックシステム「MighyCheckerEX」についても、既に売上トップクラスの大手グループ内病院を含む多数の引き合いが来ている状態だと言う。確実に収益を積み上げるストックモデルがこの事業で成し遂げられていることは事実だ。

▼「グローバル事業」を支える5つのコアアセット
 そして、「グローバル事業」であるが、これは名前だけを聞くと、海外事業のように思われるが、日本の医療関係以外の業種と海外顧客の全業種にサービスを提供している事業と考えて欲しい。クライアントの比率を記すと、日系企業が約55%、外国・外資企業が約45%(2018年度実績ベース)である。

 「グローバル事業」はさらにその顧客業種によって「グローバル部門」と「エンタープライズソリューション部門」に区分されるが、その垣根を意識せずに顧客業種を紹介すると、大手PCメーカー、コンピューターゲーム開発・製造会社、大手商社、自動車産業、小売サービス、金融(金融センターを含む)、公共と実に広範囲である。

 この「グローバル事業」を支えているのが、フィリピンに有する大規模な開発拠点で働く、1,000名以上のエンジニアである。彼らは狭き門をくぐって入社し、徹底的な日本語教育を受け、英語、日本語でのコミュニケーションに何も問題の無い状態の優秀なエンジニア達である。この「人材」こそが、同社のコアアセットの1つであるが、その他に4つ、「技術」、「知財」、「先見性」、そして、「パートナーシップ」もコアアセットとしている。

 例えば、「知財」については、AI:人工知能、Analytics:分析、Automation/RPA:自動化 の「3A」や、モバイル&クラウド等のコア技術を搭載した独自のエンジンを活用し、横串的な展開を図ることもできるアセットであり、エンジンだ。

▼「メディカル事業」を通した成長戦略
 成長戦略として考えているのは、「メディカル事業」においては、生損保の領域における分析事業の開発、医療向けクラウドの新サービスである「SonaM」、健康保険組合向けの分析サービスなど。また、「グローバル事業」については、オーガニックな成長として年率で毎年20%程度の売上の増加を見込んだ上で、上記「3Aソリューション」の提供や、さらに新たな取り組みとして、プラットフォームビジネスへの進出、具体的には、次世代プラットフォーム/サーバービジネスへの挑戦を行いたいという。

 2018年から、リーディングカンパニーや成長企業との協業、戦略的提携、M&Aを通じて、事業成長の加速化を図る「Win-Winインベストメントモデル」を標榜し、その奏功により成長が加速していると思っていたら、既に、「グローバル事業」、「メディカル事業」に次ぐ、3つ目の事業として、この「次世代プラットフォーム/サーバービジネス」を視野に入れていたのである。

 スプリングキャピタル社の企業ランキングでユニバース入りしたのが2016年度(2017年5月基準)で、その順位は735位と約3,400社の上位20%内の立派なものであったが、その順位はその後、734位、250位と年度を追うごとに上昇し、ついにこの2019年度確定順位(2020年5月基準)において170位を獲得した。しかし、私の印象ではまだまだ安定的に上位の順位を維持した上で、さらに上昇する可能性が高いと考えている。まさしく、「第3の事業」がそのカタリストであろう。
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 取材後記は以上です。いかがでしたか。

 本日の放送はPodcast配信にて早速アップされております、是非お聴きください。

 それでは来週もお楽しみに!


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