8月30日の「アサザイ 今日の1社」はレーザーテック(6920)を放送します。 [「今日の1社」取材後記] [朝イチマーケットスクエア 「アサザイ」]
2017/08/30(水) 15:18

 8月30日の「アサザイ 今日の1社」はレーザーテック(6920・東証1部)を放送します。

 今回は、代表取締役社長 岡林 理 様 にお越し頂き、事業内容、グローバルニッチトップ戦略、海外戦略、強み、中期経営計画等について詳しくお話を伺いました。

 現在、半導体関連装置、エネルギー・環境関連装置、レーザー顕微鏡、FPD関連装置などの開発・製造・販売・サービスを展開。ニッチ市場においてはマーケットシェア100%の製品が複数ある等、「差別化した製品を、新興市場やニッチ市場に送り出す」優れた技術力が強みです。

 その技術力は、フラッシュメモリーなどの半導体や薄型テレビのパネル製造工程などで生産効率の向上・改善に活用され、最終製品となる身近な電子機器を通じて、世界中の人々の豊かな暮らしづくりに役立っています。

 今回は、井上哲男より取材後記が届いております。ぜひご覧ください。

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取材後記
レーザーテック (6920) (東証1部)
ラジオNIKKEIスタジオで取材・収録。お相手は、代表取締役社長の岡林 理( おかばやし おさむ )様。

「死角なし」

▼レーザーテックの事業内容
 前身の会社設立が1960年、上場されたのも1990年12月と非常に歴史があるが、その上場時に私は資料を見た記憶があり、当時から他社との差別化として強調されていた"際立つ技術力"が色褪せることなく27年を迎えようとしていることを嬉しく思う。

 事業内容の柱は、「最先端の光応用技術」を用いて独自の検査・測定装置を開発、販売すること。売上高別製品構成としては、「半導体マスクブランクス欠陥検査装置」が約30%、「半導体マスク欠陥検査装置」が約26%と、両製品で約56%を占めているが、この「マスク欠陥検査装置」の世界シェアは実に昨年度約75%と圧倒的な数字となっている。また、顧客は半導体産業だけでなく、薄型テレビに代表されるフラットパネルディスプレイであるFPDやリチウムイオン電池(LiB)などの先端産業の企業群が名を連ねている。

 同社を語る際に、その特徴として取り上げられるのが「ファブライト企業」であるということ。同社は研究開発に特化し、製品毎に、製造能力に優れた最適な複数の協力会社に製造を委託している。

▼グローバルニッチトップ戦略とは
 その戦略を語る現在のキーワードは「グローバルニッチトップ戦略」。
 事業の"宝"である「最先端の光応用技術」を用いて、「共焦点光学系」、「EUV/DUV光学系」、「光干渉技術」などの具体的な分野で、同社だけがそのニーズに応えられる高い技術や取得した特許により、差別化した製品を新興市場やニッチ市場に送り出すことが可能な状態となっており、既に、そのグローバルなニッチ市場においてマーケットシェア100%の製品が複数存在している。また、「ニッチ市場」と書いたが、顧客には世界のリーダー的な企業が多く、それらの企業と、綿密に情報の共有を図り、強固な信頼関係を構築してきたことも、もう1つの"宝"である。

 この「世界のリーダー的な企業」との関係の深さは、同社の売上の約7割が海外向けであることからも分かる。早くからグローバルなビジネス展開を視野に入れ、1986年米国に現地法人を設立したのちに着実に海外の拠点を増やしてきたが、この6月にも中国の半導体市場の成長を見込んで「Lasertec China」を設立した。

▼レーザーテックの本質的な強み
 「ファブライト企業」、「グローバルニッチトップ戦略」、「海外戦略」以外の「強み」は?と尋ねると、社長は「『最速の開発』を標榜していること」を挙げた。
 「フラットで柔軟な組織づくり」を行っており、その結果、「素早い意思決定」がなされることにより、「比較的少人数の開発チームによる最速の開発スピード」が実現されているという。誰もが新製品のアイデアを出し、問題解決に向け迅速に対応することができることが、お客様の現在の要望や将来のニーズをいち早く捉えた最適な製品の開発、ソリューションの提供に結びついていることを皆が認識し、実践していることが、何よりも本質的な「強さ」であるという。

 同社は、「Phase0」から「Phase3」まで、4回の3カ年中期経営計画をローリングすることによって、長期、12年のロードマップを敷いている。現在はその「Phase2」の最終年度、つまり12年計画の9年目にあたる。
 
 ここまでの進捗は、この6月期の決算において4期連続の増収となり、その売上高と利益3項目全てが過去最高を記録したことに順調さが表れているが、今年度までの「Phase2」で掲げていたことは、「新規事業の基盤を確立する」ということ。そして、来年度から始まる総仕上げの「Phase3」においては、その基盤が確立した新規事業から果実を取ることがテーマとなる。

 この6月期の決算について、「受注残」も過去最高と社長は述べた。
 当社の企業ランキングで、同社は3326社中111位の高順位。そして、7期連続で400位内(6期連続で300位内)を継続している。その堅調な業績はまだまだ揺らぎそうにない。

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取材後記は以上です、いかがでしたか?

本日の放送はオンデマンド配信にて早速アップされております。是非お聞きください。

それでは来週もお楽しみに!

(関連ウェブ)
レーザーテック IRサイト
アサザイ(2017.8.30放送分)

代表取締役社長 岡林 理 さまと