8月2日の「アサザイ 今日の1社」はアイビーシー(3920)を放送しました。 [「今日の1社」取材後記] [朝イチマーケットスクエア 「アサザイ」]
2017/08/02(水) 14:01

 8月2日の「アサザイ 今日の1社」はアイビーシー(3920・東証1部)を放送しました。

 今回は、代表取締役社長 加藤 裕之様にお越しいただき、事業内容・強み・成長戦略等について、詳しくお話を頂きました。
 
 ITインフラの根幹たるサーバやネットワーク周りの機器及びアプリケーションは、統一の規格があるわけではなく、多くの企業では複数のメーカーの製品を組み合わせて使う"マルチベンダー"によってITインフラを構成しています。

 しかし、異なる機器やアプリケーションが、きちんと連動するとは限らず、不具合があちこちで生じたり、通信速度が思うように出ないといった事態を招きがちで、多くの企業はネットワークのあり様に頭を悩ませています。

 同社は、そうした事態を先回りして防ぐために、ネットワークに繋がったあらゆる機器を鳥瞰的に見られるツール「System Answer」を作りあげました。現在では、ネットワークコンピューティング領域で100メーカ以上の製品に対応するまでに至っております。

 今回は、井上哲男より取材後記が届いております。ぜひご覧ください。

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取材後記
アイビーシー (3920) (東証1部)
ラジオNIKKEIスタジオで取材・収録。お相手は、代表取締役社長 加藤 裕之 ( かとう ひろゆき )様。

「羅針盤が指していること」

「ネットワークインフラの可視化」を合言葉に 
 2015年9月にマザーズに上場し、その後、1年2ヶ月のスピードで東証一部に市場昇格を果たした際に話題となったが、同社の創設は2002年のこと。設立以来、「ネットワークインフラの可視化」を合言葉にネットワークの性能監視という領域で事業を進めてきた。具体的には、ネットワークインフラの稼働状況や障害発生の予兆等を監視する性能監視ツールの開発、販売、サポート、そして、分析や解析、コンサルティングといった事業である。

 2002年といえば、まだ、それぞれがメインフレームに頼って作業をしていた時代。結果的にその後大きく成長することとなった(メガ)ベンチャーや情報通信事業者も、「インフラ」という言葉を意識していたとは思えなかった環境において、既に、ネットワークインフラを世の中が必要とすること、そして、その際にセキュアな体制が必須となることを認識していたということになる。

 今期で10期連続の増収を目指しているが、同社のビジネスが大きく成長・安定軌道に乗るきっかけとなったのが、2011年7月に発売した、ネットワーク性能監視ソフトウェアである「System Answer G2」。ハード+ソフトの一体型アプライアンスではなく、ソフトウェア一本による性能監視という利便性が大きく評価された。

▼アイビーシーの強みは
 同社の強みは、まずは、自社開発を行っていること。ここには、無論、2002年から培った、分析や解析、コンサルティングといったノウハウが詰め込まれている。自社開発の純国産製品であるため、細やかなユーザーサポートが可能で、継続率も非常に高く、堅固なストックビジネスを築き上げている。

 次は、一般的な「死活監視」のみならず、ネットワーク機器の性能情報を把握する「性能監視」に対応しているということ。これにより、顧客は問題を未然に防ぎ、ネットワークインフラの性能維持や改善を図ることが出来るだけでなく、コストの削減にもつながっている。

 そして、非常に大きいのが、114メーカーのマルチベンダーにテンプレート対応しており、活用までの個別の作りこみが不要であること。そのため、専門家でなくとも利用できる使い勝手のよい製品であり、保存可能な3年間分の監視データを用いて、レポートや細やかな分析をすることが可能となっている。

▼今後の成長戦略の柱
 今後の成長戦略の柱は大別して4つ。
 1つめが、シナジーを見込める他社との提携等を通じて、サービスラインナップ( 「IBCソリューション」 )を拡充するという「サービス領域の拡大」。

 2つめが、「成長分野(への)進出」であり、これは具体的には、ブロックチェーン及びIoTを含む成長分野でのビジネス検討を進めるということである。今週月曜日(7月31日)に同社は、昨年4月に設立した子会社「iBeed」に対して、昨年8月に業務提携を行ったブロックチェーン技術専門会社「コンセンサス・ベイス社」が出資を行うとともに、コンセンサス・ベイス社の志茂博氏がiBeed社の技術顧問に就任することを発表した。これは、この「成長分野」での本格的な進出を目指す決意の表明であろう。

 その他にも、「販売施策」(パートナー連携を強化し、公共系システムや大手企業への販売促進を行うこと)、「次期製品」(情報監視に対応した高付加価値製品「System Answer G3」の開発・販売を進めること)を掲げている。

 「ネットワークインフラの可視化」というスローガンを貫き、「性能監視ツールの開発、販売、サポート分野」でトップの地位を築いた同社の羅針盤は、明らかに次のビジネス領域として「成長分野」を指している。次回お越し頂いた際に、この領域での進捗をぜひお聞きしたい。
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取材後記は以上です、いかがでしたか?
本日の放送はオンデマンド配信にて早速アップされております。是非お聞きください。
それでは来週もお楽しみに!

アイビーシー IRサイト
アサザイ(2017.8.2放送分) ゲスト企業:アイビーシー


代表取締役社長 加藤 裕之さまと